白と桃色の花が一緒に咲いている、可愛いサクラを見かけました。
よく見てみると、咲き始めが白で、時間の経過とともに徐々に赤く色づいてゆくようです。
ちょっと珍しい?
また、八重桜で花びらがとても多いのオオムラザクラ(大村桜)も、紅白一緒に咲かせてる姿を見かけたりします。
白とピンクの花が一緒に咲いてる桜
長崎県の稲佐山の展望所で見かけた、白とピンクの花が咲いているサクラ。
ソメイヨシノよりやや大きめのサクラです。
白とピンクの花が咲いているサクラは何の品種?
一枝から白とピンクの花。
「紅白桜」というものや、「咲き分け桜」などというものなのでしょうか。
「二色咲きの桜」?
色々調べてみても、はっきりはわかりませんでしたが、
二色入り交じって咲くサクラ、
花弁の色が変化していく、酔色のサクラのようでもあります。
オオシマザクラの仲間のよう。
似たようなサクラを検索した人からの回答の記事をみつけました。
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一見したところ赤と白の花弁が混ざっているように見えますが、よく見てみるといずれの花弁も先端部は白色で違いはありません。実はオオシマザクラなどの一部のサクラでは、花が咲いているうちに花弁の基部から赤くなる現象が見られます。このサクラもそうしたもので、源平咲きではなく、咲き始めは白かった花弁が、散り際に赤くなっているものです。
こうした現象は‘染井吉野’でもよく見られ、特に低温が続いて長く花が咲いていると、色づくことが多いようです。 引用:日本植物生理学会
また、「御幸桜(ミユキザクラ)」という枝垂桜(シダレザクラ)は、咲きはじめは白に近い淡紅色で、開花が進むにつれて紅色へと変化していくのが特徴のようです。
よく見かける桜のソメイヨシノは、開花後に花の中心部の色が徐々に変わっていきます。
咲き始めた頃は中心が緑色っぽいのですが、散り始める頃になると赤色に変わってきます。
花の中心部が赤くなっていたら、桜が散り始めるサインのようです。
白とピンクの花が咲いているサクラの様子
白やピンクの花が一緒に咲いるサクラ。
ソメイヨシノが満開のころに咲いていました。
花径は3~4センチ。
白花は、花の中心が緑色っぽい。
赤花は、花の中心部は赤くなっています。
ソメイヨシノなどは、散り始める頃になると、中心部が赤色になるので、この花も散り際のような。
また、オオシマザクラは、多くの園芸品種を生み出したサクラで、
ソメイヨシノは、片親とも言われます。葉と共に開くのが特徴。
葉の様子。
オオムラザクラ(大村桜)も白とピンクの花が咲いてる
国指定天然記念物「大村神社のオオムラザクラ」。
開花は、4月上旬 ~ 4月中旬。
ソメイヨシノよりも遅い開花。
サトザクラの仲間の1つ。
花弁の数がとても多いサクラで、花が2段咲きで、外花と内花が1本のめしべで串ざしをしたようになっているのが特徴。
花径3センチ~5センチの大輪。
ぽってりとした花で存在感があります。
花弁数は50枚~200枚くらいと言われます。
白い花とピンクの花が一緒に咲いています。
蕾は濃いピンク。
白花も八重ですが、ピンクに比べて花びらが少ない。
とってもユニーク、独特な花姿。
オオムラザクラの様子は、こちらにも書いています。
ソメイヨシノ(染井吉野)
桜の代名詞として知られる「ソメイヨシノ(染井吉野)」。
色は、淡いピンク。
花弁は、5枚一重咲き。
江戸末期から明治にかけて、染井村(現在の豊島区駒込)の植木職人が、エドヒガン(江戸彼岸桜)とオオシマザクラ(大島桜)を交配させて作ったと言われています。