全国有数のつばき苗木生産地である久留米市では、見頃になると「久留米つばきフェア」が開催されます。
耳納北麓の草野町にある「世界のつばき館」、「久留米つばき園」へ行ってみました。
どんな椿を見れるのかワクワクでした。
椿はいろんな種類があって、知れば知るほど奥が深い花のような・・・
世界のつばき館では黄色の椿など、とても珍しい椿の花も見ることができました。
久留米の椿まつり
「久留米つばきフェア」は、椿が多く咲く3月の時期に毎年行われているようです。
【開催場所】
久留米市世界のつばき館・久留米つばき園・吉木ポケットパークなど草野町一帯と石橋文化センター。
フェア期間中の土日は、シャトルバス、巡回バスが運行されます。
「久留米市世界のつばき館」と「久留米つばき園」はすぐ近く、
春風にのって歩いて行けますよ~
久留米市世界のつばき館へのアクセス
お問い合わせ:0942-47-1821
開館時間:9:00~17:00
定休日:第3木曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
(椿の時期には休館日なしなどの変更がありますのでHPで確認してください。)
HP:https://www.kurume-tsubakikan.jp/
🚗:九州自動車道「久留米IC」より、日田方面へ約20分
🚃:JR久大本線「筑後草野駅」下車、徒歩約18分
久留米市世界のつばき館
『久留米市世界のつばき館』は、
つばきの起源である原種つばきをはじめ、世界のつばきを収集・展示する施設。
いろんな種類のつばきを見たい人にはとてもお勧めな場所です。
館内には、つばき庭園と海外の椿も見れるガラスハウスや情報交流施設がありますよ。
(入園は無料)
椿の見頃は、種類や天候にもよるそうですが、3月下旬から4月初旬まで期待できるそうです。
つばき庭園に咲く椿の花
庭園には、綺麗な椿がたくさん植えられています。
とてもステキで見入ってしまいます。
「c・ルッチエンシース」 香り椿
顔を近づけると、ふんわり柔らかい甘い香りがします。
つばき庭園には、約50種類ほどの椿が植栽されているそうです。
とても綺麗に整備されている庭園です。
ゆっくり散策できました。
つばきの展示室(ガラスハウス)
「ホンコンツバキ」
分布:香港・香港島
筒咲きで可愛らしいです。葉の形も珍しいです。
「ゴシツキンカチャ」
分布:ベトナム北部・クァンニン省
花も葉の形も珍しいですね。
国境を越えて中国側にも近似種が分布しているそうです。
「ピクエチアーナ」
分布:ベトナム中部・ラドン省
ベトナムの中部で再発見された紅花つばき
黄色の一重の可愛らしい椿
「キンカチャ節無名新種」
分布:中国
つばきの展示室はガラス張りになっています。
日本ゾーン・台湾ゾーン・ベトナムゾーン・中国東南部ゾーン・中国西南部ゾーンに分かれています。
貴重な原種つばきが100種以上も展示されているとのこと。
世界でも類を見ないほど多くの品種を鑑賞できる施設になっています。
ちなみに椿は、ベトナムや中国南部などの亜熱帯地域が発生起源で、分布の北限は日本だそうです。
見たことのない椿がたくさん咲いていました。
情報交流施設
情報交流施設では、つばきの歴史に関する資料や開花や散策ルート等の情報が提供されています。
つばきに関する展示物も置いてありますよ。
絵葉書がとても素敵だったので、思わず数枚買ってしまいました。
つばきの小径
「世界のつばき館」から「久留米つばき園」まで歩いて行けます。(ゆっくり歩いて10分位でした。)
小道には、たくさんの椿が植えられています。
小学校の卒業記念に植えられたつばきも多くあります。
記念樹の足元にある小さな看板には、将来の夢が書かれていました。
おだやかなひと時です~
椿だけでなく水仙があったり、こぶしの花が見えたり・・・春うらら~って感じです。
久留米つばき園
『久留米つばき園』は、
約3ヘクタールの広い敷地に約500品種・2,000本のツバキ類、約200品種あるそうです。
500本のツツジなども植栽されていて、四季を通じて楽しめる花とみどりの公園になっています。
自然がいっぱいな広ーい公園です。
大きな木もあって森林浴も出来そうな感じ。
これでもかーって感じに咲き誇るたくさんの椿。
色がとっても可愛らしい。
桜とのコラボも楽しめました。
つばきの販売
久留米市世界のつばき館では、つばきの苗木の販売もありました。
いろんな種類がありました。
私は、記念に「こがねゆり」という品種を買ってみましたよ。
上手に育てられると良いなーと思います。
たくさんの種類の椿が一度に見れて、感謝いっぱい。
貴重な体験でした。
椿が好きな人には、とてもおススメな場所だと思います。
九州の椿の見どころもまとめています。
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ホント素敵でした(^o^)