金平糖みたいな小さなピンクの花を咲かせるヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)。
庭に小さな苗を1つ買って植えてみたら、いつの間にか随分と増えてしまいました。
とても愛らい花を咲かせるのですが、広がりすぎて正直困ってもしまいます。
丈夫でグランドカバーにも向く植物だと思いますが、繁殖力が旺盛すぎるのもちょっと考えもの。
ヒメツルソバの特徴やようすを書いていますよ。
目次
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)の特徴やようす グランドカバーには向くの?
我が家でもグランドカバーとして活躍してくれてるヒメツルソバ。
庭に彩りを与えてくれて、優しい雰囲気をかもしだしてくれます。
年中花を咲かせてるようなヒメツルソバですが、秋が一番きれいだと思います
(暖地の九州では、開花時期がとても長いです)
ヒメツルソバは、ヒマラヤ原産の植物で日本へは明治時代にロックガーデン用に導入されたとのこと。
ヒメツルソバってどんな植物?
ヒメツルソバは、ポリゴナムという名前でも知られています。
横に這うように広がっていく多年草で非常に丈夫。
茎の節の部分が地面に接すると、そこから根をおろしてどんどん広がっていきます。
科名:タデ科
学名:Polygonum capitatum (= Persicaria capitata)
別名:ポリゴナム・カピタツム
原産地:ヒマラヤ
草丈:5cm-10cm (這うように伸びる)
ヒメツルソバの花言葉は、「愛らしい」「気が利く」「思いがけない出会い」
もしかしてヒメツルソバは、グランドカバーの中でも最強?
ヒメツルソバは、生育が早くどんどん広がっていくのでグランドカバーに最適ともいわれますが・・・
我が家では、ワイヤープランツを植えてる場所にも、ヒメツルソバが占領してきてちょっと困りもの。
ワイヤープランツもかなり強靭で、グランドカバーに向く植物です。
でもでも、ヒメツルソバの方が繁殖力が圧倒的に強いようですよ。
ほっておくと、占領されてしまいそうな勢いなので定期的にヒメツルソバだけ取り除くようにしています。
(ワイヤープランツ:細いツルにたくさんの小さな葉っぱを茂らせるタデ科の常緑植物)
コンクリートの部分にもこのようにはびこっています。
あまり土がない所でも、日当たりがよければどんどん増えて行きます。
正直ここにはあまり生えて欲しくないのですが、取っても取ってもしばらくするとこの通り。
どこでも生えてくるヒメツルソバ。
花壇じゃなくても全然おかまいなし。
木の根元もしっかりグランドカバーしてくれています。
(植えた訳ではないのですが・・・)
繁殖力が半端ないヒメツルソバは、確かにグランドカバーでは最強かもしれません。
もしかしてヒメツルソバは雑草?
散歩の途中で見かけたヒメツルソバ。
川沿いのコンクリートにびっしりと茂っていました。
ピンクの小さな花、空き地や道端などで、雑草化しているところを見かけたりしませんか。
よく見てると、どこにでもヒメツルソバはいるような感じ。
ヒメツルソバの花
なんやかんや言っても、ヒメツルソバの花は可憐で小さく可愛らしいです。
ソバの花によく似た小花が球状に集まった形。
直径1cmほどのピンク色の花を咲かせます
ヒメツルソバの葉
葉は緑で先端の尖った卵形。
V字形の茶色い模様が入りちょっとオシャレです。
秋になると、オレンジや赤に紅葉してとても綺麗です。
ヒメツルソバの育て方
丈夫な性質なので、放任していてもしっかり育ってくれます。
日陰でも育ちますが、日当たりのよい乾燥気味の場所で綺麗に咲くようですよ。
寒さに関してはやや弱く、土が凍結するような寒い地方では枯れてしまうことも多いそう。
南関東以西の暖地では屋外で冬を越しますが、寒さで葉が変色したり、落葉したりする場合もあるようです。
株分け、さし木でふやすことができます。
増えて困った場合
我が家では、こぼれ種であちこちに増えていきました。
他の植物の植木鉢に勝手に植わっていたりも・・・・
地植えで繁殖すると(場所が気に入った場合?)、どんどん広がっていったりもします。
でもつる性なので、茎を引っ張ると簡単に抜けていくので間引けます。
コンクリートの場合も、簡単に引き剥がすことが出来ますが、根っこまではなかなか抜けなかったりします。