オリヅルラン(折鶴蘭)の花ってどんな花?

オリズルランの花が咲いている様子
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オリヅルラン(折鶴蘭)は、スラッと伸びる葉と、白い斑が美しい観葉植物です。

株が育ってくると、ランナー(匍匐枝)を伸ばして、その先に可愛い白色の小さな6弁花を咲かせます。

オリヅルラン(折鶴蘭) 特徴・花や果実の様子

キジカクシ科オリヅルラン属の常緑多年草。

オリヅルラン(折鶴蘭)の特徴

南アフリカやインドを中心とした熱帯に自生する多年草。
ラン(蘭)という名がついていますが、ラン科の植物ではなくキジカクシ科、オリヅルラン属の植物です。

根際から生える葉は、長さ20~40cmの線形で、先は尖り放射状に茂ります。
ランナーと呼ばれる横に伸びた茎先に、折り鶴のような小さな苗(子株)をつけることが特徴的です。

花期は春~秋。
ランナー(匍匐茎)の節から白い一日花を咲かせます。

名前の由来は、子株の形が折り鶴に似ていることから。

英名では、草の生え方などが蜘蛛に似ていることから「Spider plant(スパイダープラント)」と呼ばれています。

頑強な性質で、初心者の方にも育てやすい植物です。
子株には根も一緒に生えるので、切ってそのまま土に埋めるだけで簡単に増やす事が出来ます。

学名: Chlorophytum comosum
科・属名 :キジカクシ科・オリヅルラン属(クロロフィツム属)
※元ユリ科
別名:チョウラン(蝶蘭)、クロロフィタム
原産地: 南アフリカ、インド
開花期 :春〜秋
花の色 :白
花言葉:「守り抜く愛」「集う祝福」「祝賀」「子孫繁栄」

オリズルラン(折鶴蘭)の花の様子

初夏に咲いたオリズルランの花。

我が家ではオリヅルランを地植えや鉢植えで育てていますが、6月〜10月までの長い間花がみられました。
シジミチョウが、蜜を集めによく遊びにきていました。

オリヅルランはランナーを長く伸ばして、先の方に可愛らしい花を数個つけます。

ランナーの先端部分。
蕾と小さな子株をつけてる様子。

もうすぐ咲きそうな花、蕾。

花弁は平開し、朝開いて夜に萎む一日花。
花径2㎝前後の小さな6弁花。
純白の花弁に黄色い葯が目立ちます。

雄しべは6本で、花糸は長さ1cmほど、葯は黄色。
雌しべは1本で、長い花柱をもちます。

10月に見かけたオリズルランの花。
まだ蕾もありますが、子株が大きくなり、花後の果実もみられます。

 

オリヅルラン(折鶴蘭)の果実の様子

オリズルランの花後の果実。

果実は3つの稜があるさく果。
種は直径2~3mmほどの薄い黒っぽい種。

秋口になると子株が大きくなり、
ランナーには、たくさんの子株がつきます。

折り鶴のような小さな苗。

子株には根も一緒に生えています。
地面につくと、そのまま根を伸ばし、あらたな株として成長していきます。

また子株を切って、そのまま土に埋めるだけで簡単に増やす事が出来ます。

 

子株で育てたオリヅルラン(折鶴蘭)

昨年、子株を植木鉢に埋めておいたもの。

オリヅルランは、子株で簡単にどんどん増やせます。
とても丈夫な植物で、放任しておいてもよく育ちます。

 

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