サンスベリアの株分け~花が咲くまでの様子

サンスベリアの花が咲いた写真
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サンスベリア(トラノオ)の株分けをして2年半後、
はじめて花を見る事が出来ました。

サンスベリアの花は、優しい香りがする清楚な白い花。
花が咲くのは珍しいとされてるので、ラッキーだったと思います。

株分けは1株→5株。
なんと2年半後の冬に、1株だけ花を咲かせました。

サンスベリアの株分けの様子・株分けの仕方

2019年6月のサンスベリアの様子

2019年6月のサンスベリア。(株分け前の様子)

この株は、よく見られる品種の「サンスベリア・トリファスキアタ・ローレンティ」。別名:フクリンチトセラン(覆輪千歳蘭)」。
葉っぱのふちが黄色く、横向きの縞模が特徴的。

 

サンスベリアの特徴

サンスベリアは、キジカクシ科サンスベリア属に分類される、原産は熱帯・亜熱帯地方観葉植物。

地中に短い地下茎から、厚みのある葉を上に向かって伸ばします。
肉厚の葉に水を貯えることから、多肉植物の仲間とされることもあるようです。

空気清浄効果が高いと言われる植物で、ホルムアルデヒドやアンモニアといった有害物質を葉っぱが吸着する力を持ってるそうです。
安眠効果も期待できるので「ベッドルームプラント」などと呼ばれています。

葉に水分を蓄えることが出来るため、乾燥に強く、逆に蒸れに弱い。
生長がはやい植物なので、定期的な植え替えも必要。

 

学名:Sansevieria
科・属名:キジカクシ科・チトセラン属(サンセベリア属)
別名:トラノオ(虎の尾)・チトセラン(千歳蘭)・サンセベリア
原産地:アフリカや南アジア等熱帯の乾燥地帯

 

サンスベリアの株分けをしてみました!

根がたくさんまわっているサンスベリアの様子の写真

園芸店で買った来たサンスベリアは、しばらく放置したままでした。
鉢から取り出してみると、根がたくさんまわっていて、いっぱいいっぱい。

サンスベリアは生長の早く地下茎を伸ばして増えるため、そのままにしておくと鉢がパンパンになるようです。
蒸れにも弱いので、通気性を確保する為に定期的に植え替えが必要のこと。

植え替えの適期は 5月中旬から8月下旬。

鉢からとりだして、株を地に置いた状態のサンスベリアの様子の写真 4つに株分けしたサンスベリアの様子

とりあえず4株に分けてみました。
すぐには植えないで、日陰で1日くらい乾燥させるのがよいそうです。

購入したサンスベリアの土の写真気になる土ですが、
土はサンスベリア用の土を利用しました。
(正確にはサンスベリア・アロエ・金のなる木の土)
鉢底には、鉢底石をしっかり入れています。

サンスベリア(トラノオ)は多湿な環境が苦手なので、出来るだけ水はけをよい土がよいとのこと。

自分で配合する場合は、
赤玉土小粒5:軽石(もしくは日向石)4:ピートモス1。
観葉植物用の土に鹿沼土を混ぜたものなど。

 

植え替え後の様子

4株に植え替えたサンスベリアの写真

植え替えた後は1週間~2週間ほど水をやらずに明るい日陰で管理します。

なんだかすっきり。

 

サンスベリアの株分けは思った以上に簡単、もっと早くやればよかったかな。
株分け後も元気で大きく育っています。

株分けから2年半後、育った5株のサンスベリアの写真

株分けから2年半後の様子

最初は4株株分けをしましたが、はみ出しそうな株があったので5株へ。
夏は外で育ててますが、冬場は家の中で育てています。

サンスベリアは、春~夏にぐんと成長するようです。

 

サンスベリアの株分け方法

  1. サンスベリアを鉢から出す。
  2. 根をほぐしながら古い土を落とす。
  3. ハサミやナイフなどで地下茎を切り分ける。
  4. 1日程日陰で乾燥させる。
  5. 鉢に植え込む。
  6. 明るい日陰に置いてあげる。
  7. 1週間~2週間後に水を与える。

 

サンスベリアの花の様子

花が咲いたサンスベリアの株の写真

サンスベリアの開花時期は、8~10月と書かれてるものが多いですが、我が家では1月に花を咲かせました。
株分けして2年半後の冬です。

お正月頃に小さな蕾がたくさんつき、1月いっぱい花が楽しめました。

株も一番大きなものではなく、大きさから言えば5株中の3番目のもので、そんなに大きくものではない。

花茎をのばし花を咲かせた様子 サンスベリアの写真

サンスベリアの花は、葉と葉の間から花茎を長く伸ばし花を咲かせます。

薄緑の小さな蕾が少しふっくらとした細長い白い蕾となり、しばらくすると白い花が開花します。

サンスベリアの花の写真 サンスベリアの花と蕾の写真

3cm程の小さく清楚な花。

6枚の花びらはゆるやかにカーブしていて、雄しべと雌しべが目立ちます。
小さめな花で派手さはないけど、どこか神秘的で見入ってしまう美しさがあります。

サンスベリアの花、サンスベリアの蜜のアップ写真

蕾や花の根元には雨だれのような水滴がつきます。
これはサンスベリアの蜜で、キラキラと丸い雫のような感じです。
触ると少し粘り気がある蜜で、サンスベリアは受粉のために蜜を持ってるそうです。

ちょっと舐めてみると上品な甘さがありました。

 

サンスベリアの花言葉には「永久」「不滅」。
サンスベリアは、「チトセラン(千歳蘭)」との名前もあり、「千歳」という言葉は、長い年月を表していることから。

サンスベリアの花後の様子の写真

サンスベリアの花後の様子。

 

サンスベリアの育て方

花が咲いたサンスベリアの写真

サンスベリアは、育てやすく初心者の方でも楽しむことができる植物。
生命力が強いので放置気味でも大丈夫。
ただ水のあげすぎには注意が必要。(おもにに冬場)
冬眠状態に入り成長を止める性質を持っています。

珍しいとも言われるサンスベリアの花ですが、なぜ花が咲いたのか、花の咲かせ方などはよくわかりません。
5株中の1つだけ咲いたところを見ると、偶然だったのかもしれませんね。

 

育て方

  • 置き場所
    置き場は室内室外関係なく、日当たりがよく、風通しの良い場所。
    春~秋にかけて屋外で管理することができます。冬は室内へ。
    直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまう場合がある。
  • 水やり
    春から秋は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをする。
    気温が低くなると生長が鈍くなってくるので、水やりを月に1度に減らします。
  • 肥料
    春から秋の生育期に、緩効性の置き肥、または2000~3000倍に希釈した液肥を10日に1回ほど。
  • 植え替えの時期
    5月中旬から8月に、1~2回り大きな鉢に植え替えます。
  • 増やし方
    「株分け」「葉ざし」。
    適期は 5月中旬から8月下旬です。

 



 

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