シャクナゲモドキ ロドレイアってどんな花? 特徴や育て方

美しいロドレイアの花のアップ写真
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鹿児島へ行った時に、はじめて見かけたロドレイア。

花の少ない寒い時期に、南国風の美しく咲かせていて、思わず足を止めて見とれてしまいました。
エキゾチックで少し下向きに咲く花が魅惑的。

日本では、花の付き方や葉・樹姿がシャクナゲに似ているのでシャクナゲモドキとも呼ばれているそうです。

東南アジアから中国南部の原産と言われ、中国名は紅花荷。

ロドレイア(シャクナゲモドキ)の特徴やようす

ロドレイアの木、花がたくさん咲いてる様子の写真

マンサク科の常緑高木。
冬に赤い花をつけてるので、一見つばきの様な感じもしました。

ロドレイア(シャクナゲモドキ)の特徴や種類

ロドレイアは、すらっとした樹姿で、花の少ない時期にちょっと珍しい形の花を咲かせます。近くで見るとびっくりするほど綺麗です。

シンボルツリー・生垣などで使われているようですよ。

学名:Rhodoleia championil / Rhodoleia henryi cv. Red Funnel
分類:マンサク科ロドレイア属
英名:Hong Kong rose
分布:東南アジアから中国南部
開花時期:2~4月

数種類のロドレイアあるようですが、日本に導入されている種類は、ヘンリーとチャンピオニーいう2つの種だそうです。

一般に栽培されているのは、ヘンリーという種類。
ヘンリーのほうが、葉も花も樹高も大きめ。

 

  • ヘンリー(R. henryi)
    中国の雲南省に自生していて、耐寒性が強く関東以西の暖地では庭植え可能。
  • チャンピオニー(R. championii)
    マレー半島やスマトラ島に自生しているため、耐寒性が弱く、庭植えは困難。

 

花言葉は、探してもわかりませんでしたが、幸福の再来を願う花の意味があるような・・
また香港では、旧正月の飾りに欠かせない花ともされています。

 

ロドレイア(シャクナゲモドキ)の花木のようす

美しいロドレイアの花と葉のアップ写真

直径5㎝ほどの花が、枝先に房状に集って下向きに咲きます。
真っ赤というより優雅なローズピンク。

葉は、長楕円形~長卵形。
光沢がある皮質、椿の葉のようなぽってり感があります。

 

開花したロドレイアの花のアップ写真

一個の花は、複数の花が集まって、一つのまとまった「花冠」を形成しています。

 

ロドレイアの花と蕾の写真

つぼみと咲き始め。

 

ロドレイア、たくさんの蕾を付けてる様子の写真

つぼみのようす。

 

ロドレイアの木の様子と名札の写真

こちらは、鹿児島市の平川動物公園に植えられていたロドレイア。
幹も太く大きな木になっていました。

 

ロドレイアが美しく咲いてる様子の写真

光の加減でしょうか。葉の色が若緑に見えます。

 

大きなロドレイアの木に咲く花の様子の写真

花がたくさんついていて、とても爽やかな印象でした。

 

ロドレイア(シャクナゲモドキ)の育て方

ロドレイアは、基本的には育てやすい頑健な樹木のようです。

温暖な場所を好み、寒さと乾燥に弱い傾向があります。
(雪が積もるような地域では、越冬する事が難しい。)

日当たりを好みますが、西日の良く当たる場所では衰弱する事もあるそうです。

樹高は5メートルとされますが、生育が遅いので適度な高さへの管理は可能。
また、放任しても樹形が乱れにくい樹木。

水やりジョウロのイラスト
  • 植え付け・移植時期
    3月から5月頃が適期。
    日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
  • 水やり
    地植えの場合は、ひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせる。
    鉢植えの場合は、春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味にします。
  • 剪定時期
    開花後5月から6月頃行います。
    それ以降に剪定すると、翌年の花芽が付き難くなったり場合によっては花芽を落としてしまう可能性がある。
  • 肥料
    元肥を十分に施せば、そのあとは特に必要なし。
    葉が黄色くなっている場合や葉付きが悪い場合は、株の周りに少量施す。
  • 増やし方
    実生、挿木。
    挿木は6~7月ごろが適期で、発根しやすい。
  • 病害虫
    特に目立った病害虫はない。

 

成長速度がとても遅い樹木のため、ロドレイアの花を見られるようになるには少し年月が必要だそうですよ。


 

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2019-09-04