ピンクや白のイメージが強いイメージのコスモスですが、柔らかい黄色の「イエローガーデン」という品種のコスモスや、ビビットな黄色が目立つ野趣ある「キバナコスモス」も素敵なコスモス。
「オオキンケイギク」は、コスモスではありませんが、キバナコスモスによく似た花を咲かせます。「ハルシャギク」は、黄色と茶色のツートンカラーの花を咲かせます。
優しい黄色のコスモス イエローガーデン
クリーム色のコスモスで、中心部分がやや白くとても優しい色合いです。
イエローガーデンは、初めて作られた黄花種で、改良品種に「イエローキャンパス」があります。
黄色いコスモスは、玉川大学農学部の育種学研究室が30年以上の歳月をかけて世界で初めて開発したもので、「イエローガーデン」という名称で1987年(昭和62年)に品種登録されています。 引用:黄色いコスモスを世界で初めて開発
白やピンクのコスモスと混じって咲く黄色いコスモス。
パステルカラーが一層引き立って、愛らしい雰囲気が満載なコスモス畑でした。
黄のコスモスの花言葉は「野生の美しさ 」。
コスモスの在来種は白、ピンク、紅の3色で一重だそうですが、今は品種改良により多くの新品種が作られているようです。
科・属名:キク科・コスモス属
別名:オオハルシャギク(大春車菊)
和名:アキザクラ(秋桜)
原産地:メキシコの高原地帯
コスモス全般の花言葉:「調和」「乙女の純真」
黄のコスモスの花言葉:「野生の美しさ 」
ビビットな黄色のキバナコスモス
濃い黄色の花を咲かせる「キバナコスモス(黄花コスモス)」。
メキシコ原産のキク科コスモス属の多年草または一年草。
鮮やかな黄色の花をはじめ、赤やオレンジの花を咲かせるコスモスの仲間です。
草丈は低めで花も早い時期から咲き始めます。開花時期:6月~11月にかけて。
葉は、コスモスよりも深い切れ込があり、幅のきいた葉っぱです。
暑い夏にも元気に咲いてる姿をよく見かけます。
キバナコスモスも品種改良により、花の色や草丈などさまざまな種類があります。
もともとは、黄色とオレンジですが、1966年以降品種改良によって赤色のキバナコスモスも流通するようになりました。
科・属名:キク科・コスモス属
別名:キバナアキザクラ(黄花秋桜)・イエローコスモス
原産地:メキシコ
花言葉:「野生美」「幼い恋心」
黄色いコスモスに似た特定外来生物 オオキンケイギク
5月~8月頃にかけて、鮮やかな黄色の花をつける「オオキンケイギク(大金鶏菊)」。北アメリカ原産。キク科の多年草。
見た目は野生的な黄色いコスモスのようで、道端や河原、土手などでもよく見かけます
高さは30~70cm程度で、花色は黄色の他オレンジがあります。
オオキンケイギクは、鑑賞目的で導入されましたが、繁殖力が非常に強く外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。
花はキバナコスモスによく似ていますが、葉は形が全く違います。
キバナコスモスの葉は、幅が広くてがギザギザの切れ込みがありますが、オオキンケイギクは長くて細い形をしています。
オオキンケイギクは、花びらの付け根が赤茶色をしたものや八重咲きになっている種類もあります。
Coreopsis lanceolata
科・属名:キク科・ハルシャギク属
原産地:北アメリカ
花言葉:「いつも明るく」「きらびやか」「上機嫌」「陽気」
ツートンカラーのハルシャギク
ハルシャギク(波斯菊)は、北アメリカ原産でキク科ハルシャギク属の一年草。コスモスに似た花を咲かせます。
黄色に褐色の大きな蛇の目が特徴で、別名はジャノメソウ(蛇目草)。
空き地や道端などに生える雑草で、全国的に広く逸出、野生化しています。群生しているのをよく見かけます。
高さ60から120cmで、3〜4cmの花を咲かせます。
開花時期は、コスモスよりも早く6月~7月。
中心部が褐色の黄色い花できれいです。
葉は、細長い羽状葉が特徴的です。
ハルシャ(波斯)はペルシャのことですが、この植物の原産地は北アメリカです。「春車菊」と表記されることもあるようです。
Coreopsis tinctoria
科・属名:キク科・ハルシャギク属
別名:ジャノメソウ(蛇目草)、クジャクソウ(孔雀草)
原産地:北アメリカ
花言葉:「いつも陽気」「一目惚れ」