ピンクのツートンカラーが野原でも目をひく愛らしセロシアの花は、まるでネコの尻尾のようで風にゆらゆら揺れていたり・・・
ちょっとロウソクの炎みたいにも見えたりします。
セロシアの別名は「ノゲイトウ(野鶏頭)」で、ケイトウの古い品種だそうです。
目次
セロシア、ノゲイトウ(野鶏頭)の特徴や様子、育て方
セロニア(ノゲイトウ)は、インド原産でヒユ科の一年草です。
関東地方以西の暖地で野生化しています。
セルシア(ノゲイトウ)の特徴
セロニア(ノゲイトウ)は、夏から初秋に、槍のようにとがったピンク色の花をたくさん咲かせます。花序は水分が少なくかさかさしています。
ナチュラルガーデンでも用いられ、ドライフラワーなどにも使用されます。
見た目は随分違いますが、ニワトリの赤いトサカのような花を咲かせるケイトウ(鶏頭)の仲間です。
ケイトウの古い品種で野生化していますが、最近は人気があり、園芸種もいくつかあります。
名前の由来は、Celosia(セロシア)は、ギリシャ語の 「keleos(燃やした)」が語源で、燃えるような赤い様子から。
※「セロシア」は、主に種苗メーカーで改良されたノゲイトウ、ヤリゲイトウ、トサカケイトウなどを総称してセロシアと呼ぶこともあります。
科・属名:ヒユ科・ケイトウ属(セロシア属)
開花時期:7月から10月
原産地:熱帯アジアとか熱帯アメリカ等々諸説あり。
背丈:草丈30-100cm
花言葉:「おしゃれ」「風変わり」「おもむくままに」など。
セルシア(ノゲイトウ)の花の様子
花序は細い円錐形で、多数分枝し、沢山の花を咲かせます。
花穂は長さ4-8cm。
花序は先が濃いピンク。
雄しべ5個、雌しべ1個。
果実は幅約3mmの胞果。
熟すと横に裂開します。種子は1.5mmほど。
黒くて小さな種ができます。
小さな蕾が出てきてる様子。
セルシア(ノゲイトウ)の葉の様子
葉は披針形~卵状披針形で、互い違いに生える(互生)
長さ4-8cm。
セルシア(ノゲイトウ)の育て方
秋になると穂先にはたくさんの種ができます。
紙袋などに入れて冷蔵庫で保存すると良いようです。
4月の中旬から6月の中頃に種まきをします。
双葉のうちにある程度間引き、本葉2〜3枚のころポットあげします。
- 栽培環境
水はけのよい日なたを好みます。
日当たりが悪いと生育が悪くなります。 - 用土
特に選びません。(鉢植えでは市販の培養土など) - 水やり
地植えは、特に水やりは必要ありません。
鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。 - 肥料
5月~9月に、緩効性化成肥料を与えます。 - 増やし方
種まき。 - 病虫害
ブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ類、オオタバコガ。