ランタナの花は小さな紫陽花みたいで、1ミリ程の花がいくつもひしめき合って咲いています。丈夫な植物であっという間に背丈も高くなります。
コバノランタナは、葉が小さめで背丈が低く、花が地面一面に開花するような匍匐性の低木です。グランドカバーや高いところから垂らしてのれんのようにして楽しんだり出来ます。
目次
ランタナとコバノランタナの様子 特徴や違い
「ランタナ」と「コバノランタナ」が一緒に咲いていました。
ピンク×黄色の花がランタナで、黄色一色の花がコバナランタナです。
ランタナとコバノランタナの違い
ランタナは、熱帯アメリカが原産の植物。
クマツヅラ科のシチヘンゲ属(ランタナ属)で、初夏5月から秋10月までと非常に長く次々花を咲かせます。
一般的にランタナと呼ばれる低木のランタナ・カマラと、ほふく性のコバノランタナの2種類に大別されています。雑種や園芸種もあります。
- ランタナ(ランタナ・カマラ)は、半耐寒性常緑小低木。立性の小低木。
学名:Lantana camara
背丈:30~100 cm
別名:シチヘンゲ(七変化)、コウオウカ(紅黄花)、コモン・ランタナオレンジ。赤、黄色、オレンジ、ピンク、白など、花色が豊富で、花色が咲き進むにつれて変化するものが多い。
- コバナランタナは、常緑つる性低木。匍匐性の小低木。
学名:Lantana montevidensis
背丈:20~50 cm
別名:ランタナ・モンテヴィデンシス。ランタナに比べ葉が小さく、株が横に広がりやすい性質をもっています。ランタナよりも耐寒性に優れてるとされてます。花色は変化せず、紫や黄色を多く見かけますが、他、白、ピンクなど。
ランタナとコバナランタナの背丈の違い
我が家のランタナは放任していた所、あっという間に1メートルを超してしまいました。
街路樹の下に植えられてる黄色のコバナランタナの背丈は40センチ程、グランドカバーのように横に広がっています。
果実の違い
ランタナは花が終わると、たくさんの果実を付けます。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)。
熟すと黒くなります。( 種子は有毒物質であるランタニンを含む)。
花後すぐの果実。
コバナランタナの花後。
球形の果実は見当たりません。
ランタナの花の様子
ランタナはとても花色が豊富です。
クリーム色×ピンクのランタナ。蕾は濃いピンクです。
優しい色合いのランタナの花。
黄色やオレンジが鮮やかです。
コバナランタナの様子
石垣を彩る淡いムラサキのコバノランタナ。
黄色のコバノランタナ。
色が変わらないのがコバノランタナですが、ランタナの「ランタナ・イエロー・スプラッシュ」も鮮やかな黄色で咲き始めから開花後まで花色が変わりません。