ランタナの色は豊富で変化も面白い 花や実の様子

ランタナの花の写真
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初夏になると、九州ではあちこちで見かけるランタナの花。

ランタナの花は、小さな花が半球状に集まっていてアジサイをコンパクトにしたような形。カラフルで花色が豊富なのも特徴です。

同じ茎から違う色の花を咲かせていたり、咲いてからも徐々に色が変化していたりの不思議な花。

和名は、シチヘンゲ(七変化)です。

ランタナの特徴・花色・葉・実の様子や育て方

ランタナは、「ランタナ・カマラ(Lantana camara)」と、やや花と葉が小さいほふく性の「コバノランタナ(L.montevidensis)」が主な原種で、さまざまな園芸品種がつくり出されています。

鉢向きのコンパクトなもの~低木状まで。

 

ランタナの特徴

ランタナは、花茎先に小花を多数集合させて球状に咲かせます。
初夏から晩秋までと開花期間が長い丈夫な植物です。

暖地では冬越しも容易で、九州では、庭や道路わきにも地植えのランタナをよく見かけます。

色の変化は、開花後に大きく変化するものや、ほとんど変化しなかったりするものなどの個体差があります。

また、葉に触れると爽やかな清涼感ある香りがします。

名前は、「曲げる」という意味を持つ「lentare( レンタレ) 」というラテン語からきていると言われていますが、諸説があるようです。

 

学名:Lantana
科・属名:クマツヅラ科 / シチヘンゲ属(ランタナ属)
別名:シチヘンゲ(七変化)
花色:赤、ピンク、オレンジ、黄色、白など
原産国:熱帯・亜熱帯アメリカ
開花時期:5~11月
花言葉:「厳格」「合意」「協力」「確かな計画」

 

ランタナの色の変化

初夏から晩秋まで、次から次へと花を咲かせる我が家のランタナ。
遠目には、白と黄色を行ったり来たりしてるように見えます。

家のランタナは、小さな苗を買って地植えにしたところ、2年目は1メートルを超してしまいました。思い切って剪定してもすぐ大きくなって、初夏にはたくさんの花を咲かせます。

最初は、薄い黄色の一色だったのですが、今では3分の一程白の花。
「薄い黄色の花」と「白い花」の花を咲かせています。

 

なぜ色が変わるの?

ランタナには、いろいろな色があり、それがどう変わるかも種々あるようです。

色素が変化する仕組みは、残念ながらはっきりとした理由は解明されてないようです。

遺伝子の発現が変わるのか、あるいは、受粉という現象がきっかけで変化が起きるのかは、まだよく分かっていないようです。

 

いろんな色があるランタナの花

ミックスのランタナ?(ピンク・クリーム色・黄色・オレンジ)いろんな色の花を咲かせています。

黄色のランタナ。

ピンクのランタナ? 一本の木からピンク×黄色も咲いています。

オレンジのランタナ。蕾は濃いピンク。

ピンク×黄色のランタナ 蕾はピンク。

黄色×濃いピンクのランタナ。

オレンジ×黄色のランタナ。 蕾はこちらも濃いピンクですね。

薄紫のランタナ。コバノランタナ(小葉のランタナ)

白いランタナ。コバノランタナ(小葉のランタナ)

コバノランタナ(Lantana montevidensis)」は、小型で匍匐性のツタ性ランタナです。
色は、紫、白や黄色などの単色。

葉も花もランタナに比べて少し小さく、地面をはうように枝を広げるのでグランドカバーなどにも用いられます。ランタナよりも耐寒性が強い品種。

 

 

ランタナの蕾・実・葉の様子

ランタナのは、珍しい形で小さいリボンのようです。
花は、周囲の花から順に咲きます。

雄しべ、雌しべとも花筒の中にあって外からは見えません。

 

花が終わると、小さなぶどうのよう実をつけます。

葉は対生し、長さ8~12㎝の卵形。
濃緑色、表面がざらついて縁には鋸歯があります。

「ヴァリエガタ」とも呼ばれる種類の、爽やかな斑入りの葉も見かけます。

果実は、球形の液果の集合果。
緑色から黒色に熟します。

種子に有毒物質であるランタニンを含んでるので、注意が必要です。
(人や動物が食べたりすると、激しい腹痛と嘔吐や下痢などを伴う症状が現れることがある)

 

ランタナは、植えてはいけない花とも言われる理由

ランタナは可愛い花を咲かせますが、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されています。

特に熱帯~亜熱帯気候の土地では、やっかいな雑草として問題になっているようです。
よほどきちんと管理してないと、そこかしこにこぼれ種で増えてしまうことから、
そうした気候の土地では「植えては、いけない花」とされてるようです。

日本のような温帯気候の土地だと、熱帯地方ほど深刻な侵略種では無いためか普通に園芸植物として庭に植えられています。

庭で普通に植えてる分には、こぼれ種でどんどん増えるということはないようです。

 

ランタナの育て方

生命力が強く、生育旺盛なランタナですが、冬の寒さや霜に弱く枯れてしまう事があるので一年草扱いされる場合もあります。(暖地では、特になにもしなくてもしっかり冬越しします。)

また、ランタナは成長すると四方八方に暴れて広がります。
そんな時は、思い切って剪定すると形が整います。

 

  • 場所
    暑さにとても強い性質。日なた~半日陰で生育可能ですが、よく日光に当てた方が花付きが良くなります。寒さには少し弱いので、冬は寒風や霜を避けます。

  • 水はけがよければ、土質は特に選ばずに育ちます。
  • 水やり
    地植えの場合、一端根付いてしまうと、取り立てて水をやらなくても育ちます。
    鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
    冬は寒さで生長しないので乾かし気味でも大丈夫。
  • 肥料
    開花時期が長いので、開花期間中は液体肥料を、週に1回ほど。
    開花時期以外の生育期は、置き肥を施す。
  • 増やし方
    さし木で増やせます。(適期は真夏をのぞく5月~9月)
  • 剪定
    地植えの場合は、大きくなり株も乱れます。全体の枝を短く切り戻します。
    思い切って剪定しても、新たな芽を出し花を咲かせます
  • 病虫害
    特になし。

 

※ 庭で育てていますが、ほぼ放置で茂っています。
毎年、可愛い花を咲かせます。
花の少ない時期にも花を咲かせてくれるので、嬉しいです。



 

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