オオジシバリとブタナ タンポポに似た黄色い花

オオジシバリとブタナの写真
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春に野原や空き地、道端などで、黄色い花を咲かせる植物はいろいろありますが、「オオジシバリ」と「ブタナ」もそのひとつ。

どちらもタンポポにも似ている、黄色い花を咲かせています。

オオジシバリとブタナの特徴・違い・様子

オオジシバリとブタナの比較写真

河原の空き地で一緒に咲いていた、「オオジシバリ」・「ブタナ」。
どちらもタンポポと同じキク科の野草。

 

オオジシバリとブタナの特徴

「オオジシバリ」は、日本原産の植物。
「ブタナ」はヨーロッパ原産の帰化植物で、昭和初期に初めて札幌で見つかり、その後、全国的に広がったようです。どちらも繁殖力が強い植物で、群生している様子もみかけます。

 

  • オオジシバリ(大地縛り)
    学名:Ixeris japonica
    キク科・ ニガナ属の多年草
    別名:ツルニガナ(蔓苦菜)
    原産国:日本
    草丈:10cm~30cm
    開花期:4月~6月
    花言葉:いつもと変わらぬ心、人知れぬ努力、清楚、高貴

名前の由来は、細い茎が地面を這い、茎から根を下ろして増えるので「地面を縛る」ように見えるため。

 

  • ブタナ(豚菜)
    学名:Hypochaeris radicata
    キク科・エゾコウゾリナ属の多年草
    別名:タンポポモドキ(蒲公英擬き)、フタマタタンポポ
    原産国:ヨーロッパ
    草丈:20cm~60cm
    開花時期:5月~9月
    花言葉:「最後の恋」

名前の由来は、フランスの俗名 「Salada de pore (豚のサラダ)」 の直訳から。

 

 

オオジシバリとブタナの違い・見分け方

花はよく似ていますが、をみると違いがよくわかります。

  • オオジシバリ:細長いへら形で薄い葉。
    一部の葉は羽状に切れ込みがみられます。
  • ブタナ: 不揃いの波形のぎざぎざ(鋸歯)がある葉。
    ロゼット状に広がりタンポポにも似ています。

 

また、オオジシバリのは細くしなやかです。
ブタナのはかなり固い。

オオジシバリは、全体的に柔らかな印象があります。

 

オオジシバリの様子

日当たりのよいやや湿り気のある場所に生える多年草。
花茎は途中で分岐し、2~3個の頭花をつけます。

地表付近に茎をはわせ、節から根を出して広がります。
葉は地面から立ち上がって地表面を覆います。

茎はやや赤味を帯びます。

頭花は全て舌状花。
直径2.5~3㎝ほど。

花弁の先は5歯がある。

雄しべは黒褐色の筒状。(5本の葯が合体して筒になる集約雄しべ)
その中から(雌しべの)柱頭が出る。柱頭の先は2裂。

果実はそう果で長さ4~6mm。
タンポポのように白い冠毛があって、風で飛ばされます。

葉は長さ6~20㎝。幅1.5~3㎝ほど。
倒披針~へら形。

 

ブタナの様子

草地や路傍にふつうに見られる多年草。
一見、ひょろ長いタンポポのようです。

葉もタンポポのように、地表面に葉を円形に展開しています。

長い花茎を伸ばし、花茎の先を1~3に分枝し、先端に黄色いタンポポに似た花をつけます。

ブタナは茎が枝分かれさせ、複数の花序をつけますが、タンポポは1つの花茎に1つの花。

花茎に葉はみあたらない。

頭花は全て舌状花。
直径3~4㎝ほど。

花弁の先は5歯がある。

雄しべは5個の集葯雄しべ。
その中から(雌しべの)柱頭が出る。柱頭の先は2裂。

果実はそう果で長さ6~10㎜。
タンポポのように白い冠毛があって、風で飛ばされます。

葉はロゼット状につく根生葉。
長さ5~35㎝、幅0.5~3㎝ほど。

不揃いの波形のぎざぎざ(鋸歯)があり、タンポポに似ていますが、両面とも粗い毛が密生しています。

 

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