津和野・萩への旅の感想~優しい趣きがある場所でした。

津和野の殿町通りの写真
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前から行ってみたかった萩、津和野観光へ行って来ました。

山陰の小京都とも言われる「津和野」
萩焼や歴史スポットとして有名な「萩」
どちらも趣きがあり、しっとりとした余韻が残る素敵な場所でした。

感想や見どころを書いています。

津和野・萩への旅 観光名所やみどころ

津和野町』は、島根県
島根県西部の山間の小さな盆地に広がる城下町で、美しい自然に包まれた隠れ里のような町です。

』は、山口県
山口県北部の日本海に面した城下町で、松陰神社・松下村塾など幕末から明治維新にかけて活躍した長州藩の志士たちの史跡があります。萩焼窯元があります。

距離にして、約50㎞、車で1時間ちょっとです。
バスだと防長交通で97分です。(津和野駅~ 萩バスセンター )

津和野の入り口「道の駅 津和野温泉なごみの里」

津和野温泉なごみの里への道路看板の写真

最初に、13号線沿い(つわぶき街道)津和野の町の入り口にある道の駅、「津和野温泉なごみの里」に行ってみました。
ここは、天然ラドン温泉、レストラン、野菜市場、お土産販売、体験工房などがある道の駅です。

観光情報があるかな? 道の駅へ行くと、パンフレットが置いてあったり、その土地の名産品とか珍しい野菜もあったりと面白いですよね。

道の駅 津和野温泉なごみの里の写真

とっても賑やかだと思ったら、「石見神楽公演」が開催されていましたよ。

毎月 第1・第3 日曜日に、石見神楽の定期公演を行っているそうです
「神楽」とは、日本の神事において神に奉納するために舞われていたもので最古の芸能だそうです。古事記や日本書神話を原典とする演目で、太鼓の音や迫力がある舞で神話の世界へいざなわれそう

珍しいまめ茶がありましたよ。
公演が開催されていたので、ちょっと人が多かった・・・

【道の駅 津和野温泉なごみの里】
住所:島根県鹿足郡津和野町鷲原イ256
TEL:.0856-72-4122
営業時間:9:00~21:00(木曜 9:00~18:00)
http://nagomi-nosato.com//

太皷谷稲成神社

太皷谷稲成神社の写真遠目にも真っ赤な鳥居が目を引く「太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)」へ行ってみました。
城山の麓から中腹にかけて約1000本もの鳥居があるそう。鳥居のトンネルですね。

日本五大稲荷のひとつで、商売繁盛、開運厄除の神様だそうです。

高台にあるので、津和野の町が一望できます。

高台からの津和野の街並みの写真

美しい津和野の街並みにしばしうっとり・・・
絵本の世界に迷い込んだみたいな風景ですよね。
川沿いが集落になっています。

【太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)】
住所:島根県鹿足郡津和野町後田409
℡:0856-72-0219 FAX 0856-72-3105
http://taikodani.jp/

殿町通り

殿町通りの写真

町の中心部に位置する「殿町通り」、津和野の素敵な街並みが楽しめる代表的なスポットとなっています。
とっても雰囲気がある場所でした。

武家屋敷のなまこ塀がならぶ、石畳の通りになっています。かつては津和野藩の家老屋敷が建ち並んでいた場所だそうです。

タイムスリップしたような感覚でゆっくり散策してみましたよ。

【殿町通り】は、津和野駅から徒歩約10分程の場所です。
お土産屋さんやお食事処がいろいろあります。
石州瓦の古い建物の写真

ここの通りは、なんとも心がくすぐられる昔の町並みです。

建物も何とも言えない~
赤褐色の独特の色合いの瓦、石州瓦(せきしゅうがわら)も、なかなか他の地域では見られない珍しいものですね。

掘割と鯉の写真

通りに沿って流れる掘割には、なまこ塀と泳ぐ鯉

ここの鯉はとても綺麗~ですよ。ちょっとびくりしました。
色とりどりで、とても大きくて、泳ぐのが速い!!(⇐ほめ過ぎではないよ~)

餌をあげてる人達もいましたよ。

海老舎の入り口の写真

古い商家を改築した趣きあるお店、海老舎(えびや)さん
誘われるようにフラフラっと入ってしまいました。

ここには、オリジナリティ溢れた生活雑貨やクラフト作品が置いてありますよ。

あまりにも可愛すぎ~どんぐりの笠を使って作られた小さなストラップを買いました。

津和野川(錦川)沿い散策

津和野川と赤い鉄橋の写真

山間に穏やかに流れている津和野川

赤く見えるのは、山口線の鉄橋です。
SL「やまぐち」蒸気機関車が走る鉄道です。 新山口~津和野、2時間の旅だそうです。(3月~11月の指定日)

津和野川の風景写真

山々と津和野川の風景、美しいですね。
のんびりお散歩してみました。

※「津和野」は、山に囲まれ川のせせらぎが聞こえる自然に囲まれたしとやかな町でした。
和紙の紙すき体験もおこなっていましたよ。こしあんを巻いた源氏巻という和菓子も有名です。

この後、萩へと向かいます。

萩城跡指月公園

萩城跡指月公園の入り口の写真

萩城跡指月公園へ行ってみました。

萩城は、慶長9年(1604)に毛利輝元が指月山麓に築城したことから、別名「指月城(しづきじょう)」とも呼ばれています。
「関ケ原の戦い」 で敗れた毛利氏が、広島城に代わる新たな居城として築いた城です。

今は、お城はなくて、城跡だけです。
お堀や石垣でつくられた天守台が残っています。

園内には、「万歳橋」と「志都岐山神社(しづきやまじんじゃ)」がありました。初代から12代まで萩藩歴代藩主が祀られているそうです。

公園内には、大きな松の木がたくさんあります。

【萩城跡指月公園】
住所:萩市堀内1-1
営業時間:【4~10月】8:00~18:30、【11~2月】8:30~16:30、【3月】8:30~18:00
料金:大人210円、小・中学生100円(旧厚狭毛利家萩屋敷長屋と共通券)

萩焼資料館

萩焼資料館の外観の写真

萩城址のすぐ近くにある風情がある建物、「萩焼資料館」へよってみました。
ここは、「萩焼の資料館&お店」になっています。

2階が資料館になっていますよ。萩焼の歴史に触れられる古萩が展示してあります。

1階部分は無料で入館できます。
リーズナブルなものから、有名な作家さんの作品が販売されています。
とても素敵な萩焼の器が置いてあります。

思い出に、小さな花瓶を1つ買いました。
萩焼の素朴で優しい色合いが嬉しいなぁ~

【萩焼資料館】
住所:萩市堀内502-6
℡:0838-25-8981
営業時間:9:00~17:00
料金:大人・大学生 500円、高・中・小生 300円

旧厚狭毛利家萩屋敷長屋

旧厚狭毛利家萩屋敷長屋の外観の写真

萩城跡指月公園との共通券になっていたので、寄ってみました。

毛利家一門のひとつである厚狭毛利(あさもうり)家の武家屋敷です。
萩にある武家屋敷のなかでも最大の規模の武家屋敷だそうです。

とても静かなたたずまい・・・

松陰神社

松陰神社の鳥居の写真

松陰神社」は、吉田松陰を祭神とする神社
明治40年(1907)に創建されています。

松下村塾」があった場所が、そのまま神社になっています。

境内には他に、吉田松陰の生涯をはじめ関わる書簡や本などを展示した「吉田松陰宝物館 至誠館」があります。
無料ゾーンと有料展示室がありますよ。(入館料/大人500円、中高生250円、小学生100円)
ミュージアムショップには、オリジナルのグッズが販売されています。

吉田松陰 歴史館」は、吉田松陰の生涯を70体以上の等身大のろう人形で再現した展示施設です。(入館料 大人500円 中高生250円 小学生100円)

※松陰神社は、人がとても多かったです。
駐車場へ車を停めるのも一苦労しましたよ。
やはり人気がある場所なのですね。

松下村塾

 

松下村塾の外観写真

松陰神社の中にある「松下村塾(しょうかそんじゅく)」
平屋建ての50㎡ほどの小さな家でした。

松下村塾は、吉田松陰が開いた私塾で、日本初の総理大臣 伊藤博文、奇兵隊の高杉晋作をはじめ歴史に名を残す偉人をたくさん輩出したことでも知られています。

松陰は身分や階級にとらわれず塾生として受け入れ「学びたい」という意志があればだれでも学べる場だったそうです。
人柄を伺えるようなお話しですね。

【松陰神社】
住所:萩市椿東1537
℡:0838-22-4643
http://shoin-jinja.jp/

「津和野~萩」観光の感想

津和野も萩も見所がたくさんあるので、一日で周るとなるとちょっと忙しいかもしれませんね。

津和野は山で、萩は海に近い。そしてどちらも城下町で情緒があります。
歴史に思いをはせさせるしっとりとしたスポットでした。

豊かな自然と、歴史を感じる風情をたくさん見る事が出来て、とても良かったですよ!
出来ればもう少しゆっくり萩焼の器を見たかったかな~