ながさき紫陽花まつりが開催されています。
なかでも昨年見た興福寺の紫陽花がとても素敵だったので、今年も行ってきました。
興福寺には、素朴で可憐なヤマアジサイがたくさんあります。
お寺の雰囲気に良く似合っていて、しっとりとした癒しの空間が広がっています。
興福寺の紫陽花を愛でに
寺町通りにある興福寺は、元和6年(1620)に渡来した中国僧真円によって開基された最初の唐寺。
境内には国重要文化財の大雄宝殿や県指定有形文化財の三江会所の門、日本三聖堂の一つといわれた長崎聖堂の大成殿と杏檀門(大学門)などがあります。
この時期、お寺には紫陽花がたくさんです。
ヤマアジサイを中心にたっぷり紫陽花鑑賞ができますよ。
アクセス
住所:長崎県長崎市寺町64番地
お問い合わせ:095-822-1076
料金:大人300円 中・高生200円 小学生100円
※ 紫陽花パスポート:500円 (6月30日まで何回でも入山可能)
営業時間:7:00~17:00
アクセス:JR長崎駅前から路面電車蛍茶屋行きに乗車、「市民会館」電停下車、徒歩5分
大雄宝殿(本堂)
中国南方建築の代表作とされ、国重要文化財となっている「大雄宝殿(だいゆうほうでん)」
柱や梁には彫刻が施されていて見応えがある建物。
各所に紫陽花が置かれていて、初夏の佇まいとなっています。
大きなソテツが、異国情緒な雰囲気をかもしだしていて目を引きます。
媽姐堂
媽姐堂(まそどう)
媽姐(まそ)とは、航海の守護神だそうです。
朱い建物に、優しい水色のヤマアジサイがとてもお似合いです。
中島聖堂遺構大学門
日本三聖堂のひとつである「中島聖堂遺構大学門」
三江会所門
江南・浙江・江西三省出身者が明治初期に設立した集会所であった三江会所(さんこうかいしょ)。
今は、現在は門だけが遺存しています。
三江会所後は、庭園になっていて紫陽花が爽やかに咲いています。
小庭園を眺めながらお抹茶をいただくことができます。
お抹茶(紫陽花の主菓子付) 900円
まだツツジも咲いていました。
興福寺の紫陽花
興福寺には、手まりのアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイが咲いています。
なかでもヤマアジサイは、種類も数も多く見応えがあります。
ヤマアジサイは、枝も細く小ぶりなアジサイで優しい雰囲気が漂う紫陽花です。
谷川の水辺近くに多く自生しているため別名「サワアジサイ」とも呼ばれます。
風にそよそよ揺れる様子は、なんとも言えない情緒たっぷり。
お寺には、珍しい種類もあるので見入ってしまいます。
紅(くれない)・紅額(べにがく)
咲き始めは、白なのに、縁が薄桃色になり、そして全体が濃い桃色になり紅へそして最後は真紅になります。
言わずと知れた人気があるヤマアジサイ。
乙女の舞
細長いガク片で星型の八重咲きの可憐なヤマアジサイ。
紅剣
白い弁の淵から赤紫色に染まっていくシンプルな装いのヤマアジサイ。
白富士
純白の八重咲き、まっしろなヤマアジサイ。
藍姫
小さな青の花がとても可愛らしい小ぶりなヤマアジサイ。
柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)の大きな木もありました。
柏葉紫陽花は、北アメリカ東部原産のアジサイで、ヤマアジサイとは違って大きく華やかな花姿で存在感があります。
色合いも白から赤へそして赤胴色へ変化も楽しめるアジサイ。
他にも色んな種類の紫陽花の花が咲いていました!
ヤマアジサイの販売
境内には、アジサイの販売もあります。
ヤマアジサイの「紅(くれない)」を買ってみました。
一番小さいものは、300円から販売されています。
来年は、花をつけるとのことでした。
とても楽しみです!!