丸山町にある梅園身代り天満宮へ、梅のお花見に出かけしてみました。
静かな佇まいの中、白や赤の可愛らしい梅が咲いていましたよ。
まだまだ寒い日が続きますが、もう春はすぐそこですね。
梅園身代り天満宮は、小説『長崎ぶらぶら節』の舞台にもなった場所。
丸山(まるやま)は、日本三大遊郭(三場所)の一つとして知られている長崎の花街です。
天満宮には、丸山遊女や芸者衆が多く参詣していたそうです。
坂の街長崎と歴史を感じさせる、風情溢れるひと時が味わえました。
目次
梅園身代り天満宮へ 梅のお花見へ行ってみました🌸
「梅園身代り天満宮(ウメゾノミガワリテンマングウ)」は、元禄13年(1700)創建の丸山町の氏神様だそうです。
元禄6年(1693)、安田治右衛門が二重門にて梅野五郎左衛門に襲われ、自邸に担ぎ込まれましたが不思議なことにどこにも傷が無く、身代わりに庭の天神様が血を流され倒れていということ。
その後、この天神様を身代わり天神と呼ぶようになったそうです。
梅園身代り天満宮へのアクセス
梅園身代り天満宮は、坂の上にあって少しわかりにくい場所にあります。
私も道を聞きながら行きました。
『長崎検番』の角を曲がり、細い坂道と石段を真っ直ぐ上がっていくと行きやすいと思います。
長崎検番は、花柳界の芸者達が日常の稽古を行うとともに、芸者の手配および統括を行う場所だそう。
全盛期は二百数十人の芸妓、舞妓がいたそうです。
今でも十数名の芸子さんが所属し、今なお花街の伝統を守ってるそうですよ。
風情がある立派な建物なのでわかりやすいと思います。
長崎らしい坂道が続きます。
天満宮の鳥居が見えて来ました。
梅園身代り天満宮
到着すると・・
身代わり天満宮のありました。
お宮は梅の木にとり囲まれている感じです。
『梅園天満宮本殿』
左右に狛犬がいましたよ。
「歯痛狛犬」は、口に水飴を含ませると、たちまち痛みを取ってくださるご利益があるそうなんです。
「撫で牛」や「ボケ封じの撫で牛」などもあります。
『七刀稲荷社』
ここの傍らからは、長崎の街並みが見渡せました。
長崎ぶらぶら節の記念碑
なかにし礼氏の書を刻んだ記念碑が建立されています。
『長崎ぶらぶら節』の主人公である丸山芸者・愛八がよく参拝していたゆかりの神社だそうです。
隣には、梅の木があります。
梅園身代り天満宮の梅の様子
白梅のしだれでしょうか。
枝いっぱいに花を咲かせて見事でした。
古木もたくさんあります。
ちょっと時期が遅かったかな・・・
もう少し早くくれば良かったかなぁ・・・
古木から次々枝を伸ばして咲いてる梅の花、
なんだかたくましさを感じさせますね。
小ぶりな花をたくさん咲かせている。
紅梅もありました。
とても鮮やかです。
梅園では、数種の可愛らしい梅を堪能できました。
なんだかほんわかした感じ・・を味わえました。
梅ではないけど・・・
ローズマリーの花が咲いていましたよ。
梅園身代り天満宮の感想
梅園身代り天満宮は、派手さはないけどしっとりとした風情のある場所でした。
可愛い梅に出会えます。
訪れる人も少なくゆっくり鑑賞出来ましたよ。
周辺は、小さな道と坂が多くて迷子になりそう。
それがまた良くて、ちょっと不思議なショートトリップが出来そうな場所でした。
周辺には、見どころも色々あるので散策してると楽しいです。
時間を忘れそうになりました。
長崎ネコにも出会えました 🐱
思案橋バス停から徒歩8分。
路面電車/長崎駅前電停から崇福寺行きに乗車し、「思案橋」電停まで約10分
長崎バス/長崎駅前東口バス停から早坂・風頭方面行き、または長崎駅前南口バス停から田上・茂木方面行きに乗車し、思案橋バス停まで約15分。