シーシェルは、花びらが丸い筒のようになっている珍しいコスモス。
花径は約7cmほどの中輪で、変わり咲き品種です。
コスモスの花びらは、先が3つほどに裂けてる平のものがほとんどですが、シーシェルは花びらが筒状に丸まっていて、ふっくら個性的な花形です。
丸くなる花びらのシーシェル 特徴や様子
「シーシェル」は、花弁が筒状になったストロー咲き。
秋の風物詩となっているコスモスは、キク科コスモス属の総称。秋桜(アキザクラ)とも呼ばれます。
メキシコ原産の一年草です。
シーシェルの特徴
コスモスには、日の長さに影響されずに開花する早生品種と、昼間の時間が短くなり始めると開花する晩生品種がありますが、シーシェルは、コスモスの早生品種(夏咲き種)です。
開花時期は、7~10月頃。
花弁が筒状に丸まって、貝殻のようになっているのが特徴で、花色は白、ピンク、濃ピンク、赤などがあります。
切花や花壇に適する品種とされています。
学名:Cosmos bipinnatus ‘Seashell’
科・属名:キク科・コスモス属
花径:7センチ
背丈:100~120センチ
原産地:メキシコ
種まきの時期:4月~7月
開花時期:7~10月
花言葉:「調和」「愛情」など。
シーシェルの花の様子
花びらが立体的で、可愛らしくて華やかな印象のコスモスです。
中央の筒状花は黄色。
八重咲のシーシェルでしょうか。
花びらの枚数が多いようです。
角度を変えると、コスモスではないようにも見えてしまいます。
こちらがよく見かけるコスモスの花。
コスモスは18世紀末に原産地のメキシコからスペインに渡り、日本には幕末に渡来しました。
もともとのコスモスは一重咲きで、花色は白、ピンク、紅の3色だったそうです。
シーシェルの葉は、よく見かけるコスモスと変わらず羽状の繊細な形です。
コスモス畑で見たシーシェルは、くるっとした花びらが可愛らしくてひときわ目をひく存在でした。
コスモスの早生品種(夏咲き種)とされますが、他のコスモスたちと一緒に咲いていました。
コスモス(シーシェル)の育て方
コスモスは、日当たりと風通しがよい場所であれば、あまり土質を選ばずに育つので、初心者でも比較的育てやすい植物。
種からも苗からも始められ、鉢でも地植えでも育てることができます。
種が比較的大きく発芽しやすいため、直まきでも育ちます。
コスモスには、日の長さに影響されずに開花する早生品種と、昼間の時間が短くなり始めると開花する晩生品種があります。
シーシェルは、コスモスの早生品種(夏咲き種)で、種まき期間は、は4~7月下旬。
- 栽培には、日当たりと風通しのよい場所が適しています。
メキシコの高原地帯が原産の花なので、乾燥には強いけど過剰な湿気は苦手です。 - 水やりは、鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れるくらいたっぷりと与えます。
地植えでは雨水がかかる場所では、ほとんど水やりの必要はありません。 - やせた土地でもよく育つ花なので、少ない肥料でもよく育ちます。むしろ肥料を施しすぎると、丈ばかり伸びて茎が柔らかくなり倒れやすくなります。
最近は、いろんな種類があるコスモス。
八重咲き、黄色い花、花弁の縁が色づいたものなど色や咲き方も多様ですね。