ジュズサンゴ(数珠珊瑚)の実 夏から冬まで赤くて可愛い!

ジュズサンゴの花と実の写真
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真夏の暑い盛りにも寒い冬にも、ツヤツヤとした真っ赤な可愛い実をつける「ジュズサンゴ(数珠珊瑚)」。小さな赤い果実をゆらゆらと連ねる姿がとても印象的。

我が家では放任の地植えですが毎年実をつけるので、かなり丈夫な植物のようです。

「ルージュプランツ」の名前でも流通しています。
実が血のように真っ赤なことから、英名は「Blood berry」の名がついてます。

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)の特徴や夏~冬の様子・育て方

北アメリカ南部から南アメリカにかけて分布するヤマゴボウ科リビナ属の多年草、半つる性の低木。

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)の特徴

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)は、初夏から冬に、光沢のある濃い緑の葉の間から花穂を伸ばして、白い小花を咲かせ、その後に直径3mmほどの実を房状につけます。

開花・結実期間が長いので、花と実が同時に楽しめる観賞期間の長い植物です。

果実の色は赤の他に、オレンジや、黄色のものもあります。

名前の由来は、赤い実が数珠のようにいくつも連なっており、珊瑚玉の様に見えることからのようです。

こぼれ種でも殖えるほど丈夫で手がかからない植物です。
やや寒さに弱い性質がありますが、暖かい地域では地植えで冬越しします。

 

学名:Rivina humilis
科・属名:ヤマゴボウ科・リヴィナ属
別名:ハトベリー、リヴィナ、リビナ、ルージュプラント、ブラッドベリー
原産地:北米南部、南米
果実:赤、ピンク、黄色
草丈:30㎝~100㎝
花言葉:「ひたむきな姿勢」、「移り気」

 

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)夏と冬の様子

8月のジュズサンゴ(数珠珊瑚)の様子。
真夏の花が少ない時期に、真っ赤な実がとても鮮やかで目をひきます。

12月のはじめのジュズサンゴ(数珠珊瑚)。
寒い時期ですが、まだ花も咲いています。
葉は所々紅葉しています。

鮮やかなグリーンからオレンジ色へ。

 

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)の花・実・葉

上部の葉の付け根から花序を出し、小さな花を房状に咲かせます。

花は径3㎜程度の小さなもので、花弁のように見えるのは萼片。
萼片は4枚あり、薄紅色から白色をしています。

直径5mmほどの実が連なって生ります。
鮮やかな赤い実、ツヤツヤしていて美しい。

葉は先が尖った卵形で長さが 6~8cmほど、茎に互生します。
葉質は薄い。

冬越しして大きく育つと下部の茎は木質化するようです。

南天の実にも似ていますが、ジュズサンゴの方が艶っぽさがまさっているように思います。

 

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)の育て方

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)は、強靭で育てやすい植物とされますが、
やや寒さに弱い性質のため暖地以外では一年草としても扱われています。

耐寒温度は-5℃程度。
強い霜に何度も当たると枯れることがあるようです。
鉢植えは室内に取り込みます。

お日様が好きですが、夏場の直射日光や乾燥がやや苦手。
半日陰に植えつけ、乾きすぎないよう水やりに注意します。

肥料は、鉢植えの場合は、生育期間に2週間に1回程度液肥を与えるか、緩効性の化成肥料を2ヶ月に1回程度置肥します。
庭植えの場合は、やせ地でなければ特に必要ないようです。

冬に寒さに当たって地上部が枯れても、根が死んでいなければ春になれば芽が出ます。こぼれダネでも増える植物です。