「リモンチェッロ」は、花色が移りゆく様子を楽しめる素敵なバラ。
蕾の時は鮮黄色で、咲き進むにつれ淡くなり優しいレモンイエローへ。
開ききると白い花となります。
リモンチェッロ (Limoncello)という花名は、イタリア名産のレモンのお酒の名前に由来しているそうです。
リモンチェッロの特徴や様子
優しくさわやかな雰囲気をまとう「リモン・チェッロ」。
撮影場所:ハウステンボスのバラ園。
リモンチェッロの特徴
リモンチェッロは、シュラブ樹形(半つる)のバラで、多花性、四季咲き品種。
2008年にフランスで作出されました。
交配:(The Fairy × Seedling) x (Golden Holstein × Dorola)
花径5~7cmの丸弁一重咲きです。
花色は鮮黄色から、咲き進むと淡くなります。
リモンチェッロは、「修景バラ」に分類されるバラです。
修景バラとは、都市計画に沿った公共の場に植栽するのに適したバラのことで、
公園や道路際などにも栽培される品種群。
丈夫で手入れが楽、花付きがよいのが特徴です。
作出年:2008年
交配:(The Fairy × Seedling) x (Golden Holstein × Dorola)
系統:シュラブ/Shrub
作出国:フランス
作出者:Meilland International
樹形:シュラブ(半横張タイプ)
樹高:90~150㎝
花色:黄色/yellow
花型:ナチュラル系・丸弁半八重咲き
花径:小中輪
香り:微香(スパイスにティ)
開花:四季咲き
耐寒性:普通
耐暑性:強い
耐病性:普通〜高い
リモンチェッロの様子
5月の様子。
株全体を覆うように咲いています。
樹形はこんもり茂ります。
ツートンの花を見せてくれるリモンチェッロ。
蕾と咲き始めの花はきれいな黄色。
開ききった花は白色。
大きく開いたレモンイエローの花も可愛らしいです。
雄しべのオレンジがアクセント。
ゆるく捻られたような花弁が、柔らかい雰囲気を醸し出しています。
散る間際でしょうか。
色の移り変わりを楽しませてくれるバラ。
爽やかで色合いがとても綺麗です。
葉は照り葉で小葉です。
枝は細く緻密です。
枝全体にたくさんの花が付きます。