スウェーデンアイビーの特徴・様子・育て方

スウェーデンアイビーの花
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スウェーデンアイビーは、南アフリカ原産のプレクトランサスの仲間で、光沢がある丸い多肉質の葉をつけながらツルをのばす、育てやすい観葉植物です。

秋口になると、シソ科の花らしい唇形花の花をたくさん咲かせ、可愛らしいです。

スウェーデンアイビーの特徴・様子・育て方

真夏のスウェーデンアイビーの様子

真夏のスウェーデンアイビー(プレクトランサス・ウェルティキラツス)の様子。

スウェーデンアイビーの特徴

南アフリカ原産のシソ科・プレクトランサス属(ヤマハッカ属)の匍匐性常緑多年草 。

草丈は10~20cm程。
茎は立ち上がらずに横に這います。

葉は多肉質で円形〜楕円形、光沢のある黄緑色で、縁には鋸歯があります。
葉脈や葉柄がしばしば紫色を帯びます。
葉の付き方は対生、まれに3輪生。

花期は10〜11月頃。
茎先に穂状の花序を作り、唇形花を咲かせます。
花色は白~淡い藤色で、紫色の斑点が入ります。
花後の果実は分果。

 

スウェーデンアイビーの種類には、黄緑の葉を茂らす「プレクトランサス・ウェルティキラツス」の他にも、斑入り品種、黄金葉を中心とした、葉色のグラデーションが美しい「プレクトランサス・ディスカラー、ゴールデン」があります。

爽やかな白斑が入った「プレクトランサス・ミントリーフ」も別名でスウェーデンアイビーと呼ばれています。

 

学名:Plectranthus verticillatus = P. nummularius
科・属名:シソ科・プレクトランサス属(ヤマハッカ属)
原産地:南アフリカ
花言葉:「永遠の愛」「不滅」「結婚」「友情」

 

スウェーデンアイビーの様子

スウェーデンアイビー

多肉質のギザギザとした丸い葉をが特徴。
赤紫色のツル(茎)をのばし生長し、こんもりと広がります。

スウェーデンアイビーのツル(茎)の様子

ツル(茎)の様子。

夏は緑いっぱいの葉をつける スウェーデンアイビー

夏は緑いっぱいの葉ですが、花をつける秋口になると、赤味を帯びてきます。

秋のスウェーデンアイビー(プレクトランサス・ウェルティキラツス)の様子

秋のスウェーデンアイビー(プレクトランサス・ウェルティキラツス)の様子。

お化粧したように、葉脈が赤紫となり目立ちます。
葉全体も赤みがかっています。

スウェーデンアイビー(プレクトランサス・ウェルティキラツス)の花

秋に咲く、スウェーデンアイビー(プレクトランサス・ウェルティキラツス)の花。茎先にたくさんの花を咲かせます。
薄い藤色の花弁に、紫色の斑点が入り上品な印象です。

形は面白く、シソ科特有の唇形花冠。
花弁は5枚ですが、花びらが一体化して1つの筒になり、筒の先が大きく上下に割れています。

雄しべ4本。
雌しべ1本。

 

茎を折って、花瓶に挿したスウェーデンアイビー

スウェーデンアイビーは、繁殖しやすく、茎をポキットと折り、水に挿しておくと、根が出てきます。

水に挿しておいたスウェーデンアイビーの根

水に挿しておいたスウェーデンアイビーの根。

スウェーデンアイビーの水耕栽培の様子

スウェーデンアイビーの水耕栽培の様子。

 

スウェーデンアイビーの育て方

スウェーデンアイビーは常緑で、一年中、柔らかな緑色の葉を楽しむ事が出来る観葉植物。
丈夫で管理も楽な植物です。

耐寒性がないとされますが、冬に日当たりがよい室内に取り込めば、冬越しして多年草として育てられます。
暖地の我が家では、通年屋外でも難なく元気に育っています。

ほふく性で、茎が横に這うように伸びるので、ワイヤーバスケットやスタンド鉢にも向いています。

 

  • 栽培環境
    日当たりがよく、風通しがよい場所。
    水はけがよい肥沃な土壌を好みます。
  • 水やり
    鉢植えの場合は春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
    地植えの場合は降雨にまかせます。
  • 肥料
    元肥として緩効性化成肥料を施すほか、春~秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
  • 増やし方
    株分け、挿し木。

 

スウェーデンアイビーは、生育旺盛です。
茎が伸びて姿が乱れてきたら、好きなところで切り戻しをします。
切った茎は、そのまま用土に挿しておくだけでもつきますよ。

香りが魅力的な「アロマティカス」も、シソ科プレクトランサス属で同じ仲間です。

挿し木で育ったアロマティカスの写真

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2019-06-18