佐賀県の鹿島市にある祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)に、紫陽花のお花見へ行ってみました。
外苑と日本庭園の紫陽花は、見ごろを迎えてとてもきれい。
本殿に向かう参道の階段にはたくさんの風鈴が連なり、カランコロンと優しい音色を奏でていましたよ。
祐徳稲荷神社の紫陽花と風鈴
祐徳稲荷神社は、伏見稲荷大社、笠間稲荷神社とともに、日本三大稲荷のひとつに数えられている神社。
豪華で鮮やかな外観から「鎮西日光」とも呼ばれてます。
祐徳稲荷神社の詳細
貞享4年(1687年)に創建された稲荷神社です。
旧鹿島藩主鍋島直朝の夫人、万子(花山院(かざんいん)=京都=の娘・のち祐徳院)が、鍋島家に嫁ぐ際、同花山院邸内に祀られていた稲荷神社の分霊を奉祀してます。
鮮やかな朱色が特徴的な懸造り(かけづくり)の建築様式で、石壁山を背後にして117段の階段を上がった舞台作りの上に本殿があります。
本殿の先には奥の院へ向かって朱色の鳥居が続き、奥の院からは有明海まで一望できる絶景が広がっています。
また境内には日本庭園が備えられ、四季折々の花が楽しめます。
【アクセス】
住所:佐賀県鹿島市古枝乙1855
車:長崎自動車道 武雄ICまたは嬉野ICより30~40分。
電車:福岡市内よりJR長崎本線 博多駅~肥前鹿島駅(約60分)、バスorタクシーで約10分。
佐賀市内よりJR長崎本線 佐賀駅~肥前鹿島駅(約20分)、バスorタクシーで約10分。
駐車場普通車(台数・料金)
無料。約3000台。
公式サイト:https://www.yutokusan.jp/
祐徳稲荷神社の紫陽花のお花見へ
楼門から境内に入ると、「紫陽花が咲いています。日本庭園」との立て看板がありました。
HPには、外苑のいたるところで紫陽花が咲き乱れます。と書いてありました。
まずは本殿から奥の院まで行ってみることに。
祐徳稲荷神社の本殿は山の斜面にあり、
117段の階段を上がった舞台造りの上に建てられています。
「上り参道」の階段には、たくさんの風鈴が・・。
いくつものガラスの風鈴が奏でる、なんとも言えない繊細で優しい音色に涼を感じます。
絵馬のように短冊に願い事を書いて奉納する風鈴で、しあわせ風鈴と呼ばれてるそうです。
風鈴の絵柄は、狐や金魚などが描かれており、巫女(みこ)さんがデザインしたものだそうです。
カラフルな短冊には、人それぞれの願い事。
しあわせ風鈴の頒布は6月から秋口まで。
階段を登りきると本殿へ到着。
朱塗りの建築に金色の豪華な装飾。
本殿脇には、紫陽の花園がありました。
見下ろす紫陽花もいいものです。
斜面に色とりどりの紫陽花が植えられています。
本殿から「奥の院」へ向かいます。
奥の院は「約300m」との表記。
足場の悪い急な石段が続いています。
たくさんの赤鳥居と小社が立ち並ぶ山道を20分ほど登ります。
上りきると小さな広場があり、麓の街並み、佐賀平野、有明海が見渡せます。
奥の院からの景色。
奥の院に咲く紫陽花の様子。
下り道で見かけた紫陽花。
日本庭園の紫陽花の様子
「祐徳稲荷神社・日本庭園」は、四季折々の花を楽しめる小川や橋を配した本格的な庭園。
あじさいの見頃:5月下旬から6月中旬。
営業時間:9時から16時30分
入園料:200円
定休日:年中無休
園内に入ると、手入れが行き届いた庭園に、色とりどりの紫陽花が美しく咲き誇っていました。
絵になる景色がいっぱい。
静かで落ち着きます。
水辺に置かれた紫陽花はとっても元気。
池に映る紫陽花もきれいです。
幻想的な風景が拡がっていました。
菖蒲も所々に咲き、爽やかな彩りを加えてくれていました。