佐賀県のみやき町にある「千栗土居公園」へハスの花を見に行ってきました。
蓮池には、大きな食用の蓮の花、そして二千年蓮・舞妃蓮(マイヒレン)が、美しい花を咲かせていました。
池の周囲をゆっくり散策しながら、お花見をしてきましたよ。
ハスの花は、神秘的でとても美しいです。
千栗土居公園の蓮(ハス)の花
「千栗土居公園(ちりくどいこうえん)」は、3000坪の敷地内に約9700平米の蓮池があります。
池には、3種類の蓮(ハス)が栽培されています。
- 食用の蓮根ハス (池の三分の二の広さ)
例年の見頃:7月下旬~8が中旬 - 二千年ハス (南側のハス池)
例年の見頃:6月下旬から7月下旬 - 舞妃蓮 (南側のハス池)
例年の見頃:6月下旬から7月下旬
アクセス
住所:みやき町大字白壁1074-22
車:県道22号線千栗交差点を南へ車で2分。長崎自動車道東脊振ICより約20分。鳥栖ICから約20分。
(千栗交差点より南へ400m右手、B&G海洋センター前)
蓮根ハス
駐車場に車を停めて、池の周りをぐるりと一周することに・・・
最初に目にするのは、「大形の食用の蓮根ハス」
食用のハスは、とても大きくて迫力があって見応えがあります。
蓮根(レンコン)は、お店などでもよく見かけるけど、花や葉をまじかで見る機会はなかなかないもの。
ちょっと釘付けになってしまいました。
こんなにきれいな花を咲かせています。
膨らんだ蕾
蓮の花は早朝に開き、午後になると閉じていき、翌朝また開きます。
これを3~4日繰り返して、散っていきます。
蕾になったばかりかな
きれいですね。
葉もとても大きくて、傘に出来そうなくらいな感じ・・・
触ってみると、なんとも気持ちがよかったです。
エネルギーが伝わってくるような、生命力を感じられました。
高台から見たハス園の様子です。
食用の蓮根のハスは、毎年7月下旬から8月中旬まで咲き誇るそうです。
これから見頃が続きそうですね。
二千年ハス
蓮池の南側にある約200平米の池には、「二千年ハス」が咲いています。
食用のハスに比べると背丈が低いハスです。
二千年ハスは、世界最古のハスだそう。
昭和26年4月千葉県検見川町の泥炭層から丸木船と共に出土した奇跡の花、
二千年の時を超え開花されたと言われています。
植物学者の大賀一郎博士(1883~ 1965年)が発芽、開花に成功したことから「大賀ハス」とも呼ばれています。
濃いピンク色のグラデーションの花を咲かせています。
優しく柔らかい雰囲気があります。
みやき町の二千年ハスは、多久市の聖光時から種を譲り受けたものだそうです。生育には大変苦労があり、5年目になってやっと開花したそうです。
花の中を覗いてみました。
ハスは、花の中もちょっと不思議・・・
舞妃蓮(まいひれん)
「舞妃蓮」は、「二千年ハス(大賀ハス)」とアメリカの黄花ハス「王子ハス」の交配種。
小ぶりで可憐な花を咲かせています。
クリーム色の花弁に薄いピンク色が差すのが特徴。
「舞妃蓮」というきれいな名前は、
花の開閉が、あたかも女性の舞い姿のようであることから名付けられたそうですよ。
みやき町では。開花するまで実に六年の歳月がかかったそうです。
舞妃蓮の花托(かたく)
この中にハスの実(種)が入っています。
ガマの穂
池の端に植わっているガマの穂を見つけました。
見ると「チョコボー」を思い出してしまうんですが、
「フランクフルト」にしか見えないという人もいたり・・・
ガマは池や沼などの水辺に生える抽水植物です。
茶色くフワフワとした部分は、なんと花なんだそうですよ~
これからもう少し大きくなって、濃い茶色へと色づきそうですね。
市村清ストーリー
池の周辺には、市村清氏にまつわるエピソードと 心に残る名言や格言を紹介している7つの看板が設置されています。
みやき町出身でリコー三愛グループ創業者である実業家の「市村清」氏。
千栗土居公園の側で生まれ育ったそうです。
座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
千栗土居公園のハス池の感想
「食用のハス」・「二千年ハス」・「舞妃蓮」どの花もそれぞれに個性があって、とてもきれいでした。
食用のハスの大きさには、正直びっくりでした。
不思議な形の大きな葉っぱをみてると、なんだか童心に戻ってしまいそうでしたよ。
心なごむひと時が過ごせる、とても気持ちの良い公園でした。