初夏を彩るユリの花、
上品で美しく、何ともいえない風格さえありますよね。
それにとっても良い香り。
一昨年に、10個ほど頂いたユリの球根を地植えにしていました。
昨年は1つも咲かなかったユリですが、今年になって大きなユリの花が2株ほど咲いてくれましたよ。
かなりの感激です。
でもどうして?
まだ咲かないユリもあるよ~
ユリが咲かない理由ってなんでしょうか。
咲かないユリの理由~咲かせるユリの育て方
おととし貰ったユリの球根、地植えで育てていましたが・・・
芽を出して伸びてくれたのですが、花は咲く事なく・・・・
「来年は咲いてくれるかも」、淡い期待をもってそのままにしていました。
今年も同じ時期に芽をだしてくれたユリは、
つぼみをつけてくれたと思ったら、あっという間に大きな花を咲かせてくれました。
こちらは大きな蕾、オリエンタル・ハイブリットみたいですね。
しばらくすると、
とても大きな花が咲いて、庭中がとっても良い香りに包まれました。
幸せなひと時・・・
ユリが咲かない理由
ユリが咲かない理由は、球根の状態や植え付け時期、土や環境などのいろいろな原因があるようです。
そのなかで一番多い理由は、「球根が小さすぎて栄養不足で花芽がつかない」ことのようです。
『花が咲かない主な理由』
- 植え付けの時期を間違うとうまく成長できない。
ユリの植え付け・植え替え適期は10月~11月中旬
- 植え付ける深さが足りない。
ユリは土の中の茎から根が発生するので深植えが必要
(ユリには下根と上根があります。)
目安として、鉢植えの場合の覆土は球根2~3つ分の深さ、
庭植えの場合の覆土は球根4~5つ分の深さに植えます。
- 花を咲かせるためには、冬の寒さに当てる必要がある。
ユリの花芽は、10℃以下で1ヶ月半ほど低温に当たると、
その後、生長した後に花芽が作られる性質があります。
鉢植えの場合も、外に出しておいた方がよさそうです。
- 日光不足だと花を咲かせるのに十分な栄養を、光合成で作り出せない。
一般に、テッポウユリ系やスカシユリ系、そのほかヒメユリなど葉の細いユリは日当たりを好み、オリエンタル系やヒメサユリなど葉の広いユリは明るい半日陰を好むといわれています。
※花を咲かせないユリ・・・・
晩秋になると枯れて、地上部なくなってしまいますが、地下で球根は生きています。
球根が肥大すれば、翌年は花が咲く可能性もあるようです。
※でも芽が出てこない時は、球根が腐ってなくなってしまったとか、ネズミなどに食べられた可能があるかもしれませんよね。
ユリが咲いた後にすることも大切
咲いたユリの花、
とても清々しくて感動ものです。
来年も美しく咲いてもらえる為に、
鑑賞した後に気を付ける事がありそうですよ!
『花後の管理の仕方』
- 花が咲き終わったらすぐに花がらを摘みましょう。
花首の所でぽきっと手で折ってください。
花がらを残しておくと、種子を作ろうとするため、栄養が分散してしまいます。
球根が痕せてしまい翌年花が咲かなくなる原因になります。
- 葉は残しておきます。
花がらは切りますが、葉は自然に枯れるまで放置しておきます。
茎や葉は光合成をし、球根を肥大させます。
- 花が咲き終わったらお礼肥を与えてください。
肥料は、市販の化成肥料、有機肥料、ハイボネックス(液体肥料)等で大丈夫。
- 11月頃になると葉は枯れてしまいます。
枯れた葉は、病気の原因とならないよう、地上部は刈り取ってしまいましょう。
翌年にきれいな花を咲かせるためには、花後の管理も大切みたいですね。
ユリの管理や育て方のポイント
地植えにする場合は、水はけがよく風通しの良い場所に植えるのがベストだそうです。
(土は水はけがよければその場にあった土で大丈夫だそう。)
水やりは、植える時にたっぷりと水やりをした後は天候任せにし、日照りが続くなど土が乾いた状態が続いたときだけ与えるようにします。
鉢植えの場合は、市販されている園芸用の土で大丈夫だそうです。
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと。
ユリは球根の乾燥を嫌うので、土の乾燥には注意が必要ですが、やりすぎると根腐れしてしまうそうです。
※ 肥料は元肥として、球根を植える時に、ゆっくりと効く緩効性の化成肥料を少量施しておくと良いそうです。
その後は、芽が出始めたときと花が咲き終わった後に株元に与えるか、芽が出始めてから2週間に1回ほど液体肥料などの即効性肥料を与える。
同じような環境で育ててるユリなんですが、
うちの場合は、2年目に2株だけ大きな花を咲かせてくれました。
もともとの球根の大きさになどにも、理由があるのかもしれませんね。
咲かなかったユリには、球根が大きくなることを期待して肥料を少し多めにしてみます。
ピンクのユリは、黄色のユリより1・5倍大きい花が咲きました。
かなりの感動でした(^o^)
最後に、
地植えの植え替えの間隔は3~5年に1度でかまいませんが、鉢植えの場合は毎年植え替えがベターみたいです。
植え替えをしないようであれば、株元に緩効性の化成肥料を軽く施すと良いようですよ。