長崎のオランダ坂は、石畳が続く情緒がある坂道です。
グラバー園にも近く、洋館が建ち並ぶ異国情緒あふれる東山手に位置しています。
長崎らしさを感じられる場所のひとつで、人気の観光スポット。
私は、何年も長崎に住んでいますが、
ここを通ると、いつもしっとりとしたノスタルジックな気分に浸れます。
オランダ坂ってどんなとこ?
オランダ坂周辺の観光スポットをゆっくり観察してみました。
オランダ坂をゆっくり散策してみました♪
オランダ坂の名の由来
かつての長崎の人々は、出島に住むオランダ人の影響から開国後も東洋人以外の外国人を「オランダさん」と呼び、「オランダさんが通る坂」という意味で『オランダ坂』と呼ぶようになったそうです。
昔は、西洋人が歩く石畳の坂道はすべてオランダ坂と呼ばれていたとも言われていますよ。
現在は、主に活水学院下の坂、活水坂、誠孝院(じょうこういん)前の坂がオランダ坂と呼ばれています。
オランダ坂のアクセス
住所:長崎県長崎市東山手町
アクセス:JR長崎駅前から路面電車(崇福寺行乗車、「新地中華街」電停乗換え、石橋行乗車)、「メディカルセンター」電停下車 徒歩4分
オランダ坂の入り口へ
オランダ坂へは、「ホテルニュータンダ」の前にある坂道から入っていきました。
坂なので、他にも入り口がありますがここが定番だと思います。
ゆっくり上っていきます♪
普通の道 ⇒ 石畳になるとなんだかオランダ坂っぽいって思ってしまう・・
情緒たっぷりな石畳が続いています。
湊会所跡
坂を上りはじめたすぐ右手には、湊会所跡の石碑。
江戸時代末期に貿易や外交などの事務処理と担当していた長崎会所の一部が「湊会所 」として設置されたとのことです。 長崎税関の前身。
小さな公園
坂を少し上っていくと、休憩所があります。
ひと休みできるベンチがあって、地図やオランダ坂についての案内が書かれている石碑や看板があります。
東山手甲十三番館
小さな公園の近くには、東山手甲十三番館(ヒガシヤマテコウジュウサンバンカン)。
素敵な水色の洋館があり、オシャレな空間が広がっています。
ここは、明治中期に建てられ、昭和初期から中期までフランス領事館として使われていたそうです。
1階には、ギャラリーとカフェ。
2階に古写真や調度品が展示されています。無料で休憩することも出来ます。
庭の紫陽花がとても綺麗でしたよ。
東山手十二番館
もう少し上がると、白い建物、東山手十二番館があります。
ここは、東山手地区では現存最も古い遺構だそうで、ロシア領事館・アメリカ領事館、宣教師の住宅として使われたものです。
今は、旧居留地私学歴史資料館となっています。
庭には、バラの花がたくさん咲いてました。
活水女子大学
東山手十二番館の前(道路を挟んだ反対側)には、活水女子大学があります。
ゴシック様式の造りと赤い屋根に特徴がある建物です。
創立者はアメリカから派遣された女性宣教師エリザベス・ラッセル。
プロテスタントの女子大です。
さらに上に上って、坂の様子を見てみました。
坂はかなり勾配があるのでキツイです。
この辺りがオランダ坂の一番上なので、あとは下っていくばかり?
でもレンガの壁がなんともいい感じ。
東山手洋風住宅群
薄い水色の洋館が建ち並んでる景色へと・・
ここは、東山手洋風住宅群 (7棟)
社宅または賃貸住宅として使われてたのではないかと言われています。
町並み保存センター、下段が有料の考古写真や埋蔵物資料館として公開されています。
国際交流の場としている「ワールドカフェ&レストラン」もありますよ。
建物の2階からは、異国情緒の長崎の街並みが味わえます。
孔子廟もすぐ側に見下ろせます。
急な下り坂を降りて行きます。
ここで、オランダ坂をさくっと一回りした感じです。
こちらから上って行く人は、急な上り坂になりますが、こちらからオランダ坂も味わえます。
中華街や浜の町のアーケード方面へ行く人は、こちらから上がるのがよさそうです。
この日は、これから紫陽花を見にグラバー園へ行くことに。
ここらかグラバー園までは、10分程で行くことが出来ます
グラバー園は、「ながさき紫陽花まつり」の会場のひとつで、可愛いな紫陽花がたくさんありました。