イベリスの花がたくさん咲きました。
昨年の秋に買ったイベリスの苗。
花のない見切り品の「イベリス・センペルヴィレンス」でしたが、しっかり冬も越してくれて、春になると可憐な花を咲かせてくれました。
イベリス・センペルヴィレンスは、小さな花が沢山咲いて1つの大きな花みたいになります。小さな花が少しずつポツポツと咲いていく様子が面白いです。
別名は、「マガリバナ(屈曲花)」「キャンディタフト( Candytuft)」。
「イベリス」という名は、イベリア半島に多く自生していることから名づけられたようです。
イベリスの花のようす 特徴や育て方
「イベリス・センペルヴィレンス」は、常緑の多年草又は亜低木。
見切り品の花のない小さな株を、少し大きめの鉢に植え替えてほぼ放置していましたが、しっかり育ってくれました。丈夫で育てやすい植物のようです。
イベリス・センペルヴィレンスの特徴
春になると枝先に花径1cm程度の小さな花が半球状に集まって多数咲きます。花付きがよく開花期も長い。
満開になるとふんわりと丸みを帯びた花になり、小さな花をたくさん付ける様子はランタナの花とも少し似ています。
花びらは4枚で、内側に小さいのが2枚、外側に大きいのが2枚なのも特徴です。
春になると、花壇や寄せ植えでもよく見かける植物です。
緩やかに横へと広がるのでグランドカバーにも利用されています。
イベリスの種類には、白・赤・ピンク・薄紫色の花を咲かせる「イベリス・ウンベラータ」や白い小さな花を咲かせる一年草の「イベリス・オドラータ」などがあります。
【イベリス】
科・属名:アブラナ科・マガリバナ属(イベリス属)
学名:Iberis
英名:Candy tuft
別名:キャンディタフト 屈曲花(マガリバナ) 常盤薺(トキワナズナ)
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ
開花時期:3月~6月
花言葉は、「心をひきつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」
「イベリス・センペルヴィレンス」花の咲き方が面白い
たくさんある蕾の中、1つだけ開花が始まりました。
2つの蕾が開花。
3つ開花したようす。
4枚の花びらは、大きいのが2枚と小さいのが2枚でちょっとユニークです。下部の花びらが長く大きいです。
4つ開花しました。
アンバランスな開花の仕方も可愛らしいですね!
見ていると飽きないイベリス。
不思議な魅力がある花です。
次ぎ次ぎと開花していく様子が面白い。
花っぽくなってきましたね・・
小花がたくさん開いていくと、ひとつの大きな花みたくなりました。
蕾は若緑、純白の花びらの中に雄しべの黄色い豹がキラキラして綺麗です。
- 花:雌しべ1本、雄しべが6本。
- 葉:細い線形、ヘラ型の葉を互生。
- 茎:光の方向に茎がまがりやすい。
- 種:幅広で軍配形の短角果ができる。
イベリス・センペルヴィレンスの育て方
「イベリス・センペルウィレンス」は、地面を覆うように横に広がります。
常緑性の植物で耐寒性が強い。
丈夫な植物ですが、過湿が苦手で水を多くやりすぎると根腐れや蒸れによって枯れてしまう原因となるようです。
- 栽培環境:日当たりがよく、風通しのよい場所。
- 用土:水はけのよい土が適している。(草花用の培養土でOK)
- 水やり:渇いたらたっぷりと水やり。
- 肥料:やや少なめ。
- 増やし方:株分け、挿し芽。
- 剪定:花後と株が乱れた時、冬前などにバッサリと刈り込んでおく。
(刈り込みをしないと株元が蒸れやすい。徒長枝が伸びてるタイプ)
花が終わったら刈り込みをするのがベストのようです。
挿し木のタイミングにも適しているようですよ。