ツツジの名所、白石平野の西端、杵島山の中腹に位置する「歌垣公園」へ行ってみました。
赤、ピンク、白など、色とりどりのツツジが咲き誇りとってもきれい!
ヤエザクラの花も見頃を迎えていました。
杵島山の中腹、歌垣公園のツツジのお花見へ
「歌垣公園(うたがきこうえん)」は、杵島山(きしまやま)の中腹にある公園。
この時期「歌垣春まつり」が開催されてるようです。
ツツジの本数は約7万本。
「杵島山(きしまやま)」は、奈良時代の「肥前国風土記」にも記されている場所で、日本三大歌垣(茨城県筑波山、大阪府歌垣山とともに)のひとつ。
「歌垣」とは古代、男女が春と秋の年2回、神の棲む山に登り、歌を詠み交わし、踊り、互いに求婚しあった行事のことだそうです。
住所: 佐賀県杵島郡白石町
お問い合わせ: 白石町商工観光課(0952-84-7123)
アクセス:
🚗長崎自動車道・武雄北方ICから20分
🚃JR長崎本線肥前白石駅からタクシーで10分
駐車場
あり 100台(無料)
HP:https://www.town.shiroishi.lg.jp/kanko/kanjiru/_4027.html
歌垣公園のツツジの様子
色とりどりのツツジが、お花のカーペットのよう。
展望所やロッジなどがあります。
展望所からは眺望がすばらしい。
ここは白石平野と有明海が一望に見渡せる景勝地。
山の緑もとてもきれいでした。
いよいよ新緑のシーズンの到来ですね。
可愛いツツジに癒されまくりでした。
歌垣についての説明がありました。
杵島山「歌垣」が行われていたことは、奈良時代初め(八世紀前半)に肥前国(佐賀・長崎)の古い言い伝え等をまとめた『肥前国風土記』にうかがえる。
その内容は、一孤山(杵島山)に三つの峰があり、南西から北東に向かって比古神・比売神・御子神(軍神)がいる。村人は毎年春と秋、酒を持ち琴を抱いて手を取り山に登り眺望し、酒を飲み歌い踊る。その時に歌われた歌が「杵島曲」と呼ばれている。
その歌の意味は、杵島山が険しいので、よじ登るのに草をつかみ得ないので、一緒に登る愛しい人の手をつかむよ、というものである。この記事からは、「歌垣」は毎年春には豊作を祈願し、秋には収穫を感謝する農耕祭祀であるとともに、若者が互いに歌を読みあい、結婚相手を探す場でもあったとかんがえられる。 (一部抜粋)
ヤエザクラも見頃
ヤエザクラとツツジのコラボもいいものでした。
どちらも見頃でとっても華やか。
桜餅のような可愛い八重桜。
緑色の花びらも見かけました。
御衣黄(ギョイコウ)桜でしょうか。
とてもきれいです。
肥前犬山城展望所
見あげた山頂には、「肥前犬山城展望所」。
標高342mの犬山岳に造られた、お城のような展望台。
山頂までは車道もありますが、歌垣公園の「登竜門」から木製階段で歩いて行くことも出来ます。健康坂という781段の階段があります。
「肥前犬山城展望所」からの眺望はさらに絶景でした。
ヤエザクラの木がたくさん植えられており花盛り、とてもきれいでしたよ。
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