ハマユウ(ハマオモト)の種(球根)

ハマユウ(ハマオモト)の種
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ハマユウ(ハマオモト)は、夏に白い花で海辺を彩る大型の植物。

「ハマユウ(浜木綿)」は、花が神道神事で用いられる白い布、木綿(ゆう)のように白く垂れることからきている名前。

別名の「ハマオモト(浜万年青)」は、種子が海流によって運ばれ、海岸で育ち、 葉がユリ科のオモト(万年青)に似ていることからの名のようです。

ハマユウ(ハマオモト)の種子は、大きくコルク質に包まれてます。
水分を通さず軽いので、海水の波に漂いながら未知の砂浜に漂着して発芽するそうです。

ハマユウ(ハマオモト)の種子(球根)のようす・花や葉

ハマユウ(ハマオモト)が咲いてる様子の写真

ヒガンバナ科、ハマオモト属の大型の常緑多年草。

ハマユウ(ハマオモト)の特徴

アジアに分布し、日本では本州、関東地方以西から、四国、九州に分布する在来種。
海岸の砂地などに生育してます。

草丈は50~80センチほど。
帯状の大きな葉を広げ、7月から9月ごろ、太い花茎を伸ばして、白い花を咲かせます。夜中に開花して芳香を放ちます。

葉の下部は偽茎と言われ、アルカロイドを多く含み有毒植物。

 

学名:Crinum asiaticum L.
科・属名:ヒガンバナ科・ハマオモト属
花期:7月~9月
花言葉:「どこか遠くへ」「あなたを信じます」「汚れがない」

 

ハマユウ(ハマオモト)の種ってどんなの?

ハマユウ(ハマオモト)の種子

ハマユウの種子は、海綿質の種皮に包まれた径2~3cmの球形。

ハマユウの種子は、生きたまま海に浮かんで漂流し、流された先の地域に分布を広げるそうです。

種子は海上を何ヶ月も生きたまま漂流する能力があり、海流によって現在の分布域に広がったと考えられている。種子は水がなくても発芽し、机の上などに放置した状態で発芽するのを観察できる。自然状態では海岸に漂着してから潮上帯の砂や砂礫の上で発芽し、雨が降って周囲に水が供給されたときに速やかに根を伸ばすものと考えられている。引用:ウィキペディア(Wikipedia)

 

浜に落ちてるハマユウ(ハマオモト)の種子

海岸にハマユウ(ハマオモト)がたくさんある様子の写真

海岸に、ハマユウ(ハマオモト)の種がたくさん種が落ちていました。

ハマユウ(ハマオモト)種から芽をだしている様子の写真

芽を出してるハマユウ(ハマオモト)。

ハマユウの種は、たどり着いた浜辺で発芽して、自生したハマユウの種はまた漂流して、その繰り返しで広がっているようです。

 

ハマオモト(ハマユウ)の果実

ハマユウ(ハマオモト)丸い果実の写真

丸く膨らむ果実。

直径2cm~2.5cmの球形のさく果。
成熟すると花茎が倒れ、果実は地面につきます。

ハマユウ(ハマオモト)果実が地に落ちた写真

落ちた果実。

ハマユウ(ハマオモト)の果実を手に持った写真

ちょっとニンニクのような感じです。

 

ハマユウ(ハマオモト)の花・葉

ハマユウ(ハマオモト)の花 咲き始め

花期は7月から9月。

太い花茎を長く伸ばして、その先端に10数輪の白い花を咲かせます。
花びらは白で細長くて基本は6枚、付け根の部分でくっついています。

ハマユウ(ハマオモト)の花 一部枯れた花

長さ7~9cmほどの外側に反り返る花びら。

雄しべは6本で花冠から長く突き出します。
紫色を帯びた線形の花糸先端に葯をT字状につけます。

ハマユウ(ハマオモト)の蕾

蕾の様子。

ハマユウ(ハマオモト)の花後

花後。

ハマユウ(ハマオモト)の葉

葉は厚く先端の尖った帯状で、表面には光沢があります。

葉は長さ30~70㎝、幅4~10㎝の広線形。

秋に終わり、海岸でみかけてハマユウ(ハマオモト)秋の終わりにみかけたハマユウ(ハマオモト)の葉。
青々として綺麗です。海に似合う植物。

 

 

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