ふさふさと葉を茂らせる観葉植物のオリヅルラン(折鶴蘭)は、丈夫で育てやすい植物です。
原種には基本的に斑が無いそうですが、園芸においては斑入りのものが多く栽培されています。
葉の外側、縁に白い班が入る「ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)」と、葉の外側はグリーンで、中央部に白い斑が入る「ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)」は、よく見かける品種です。
目次
ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)・ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)
手前が「ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)」で、奥が「ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)」。
ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)・ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)の違い
- ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)
葉は柔らかく、中央部に白色の斑が入る品種。
葉の幅がソフトオリヅルランよりも広い。
ソフトで明るめ、柔らかい印象。
(ナカフオリヅルラン(中斑折鶴蘭)は、葉が硬く、緑色地に白色の覆輪斑が入る品種。)
- ソフトオリヅルラン(外斑折鶴蘭)
葉は細長く、鮮やかなグリーンに白い外斑が入る品種。
全体的に色も濃い目で、シャープな印象。
オリヅルランの特徴
オリヅルランは、熱帯アフリカから南アフリカを原産とするキジカクシ科オリヅルラン属の常緑多年草。
細長い葉を弓状に伸ばし、垂れ下がるように茂ります。
ランナーとよばれる、匍匐(ほふく)枝に子株をつける優美な姿をしています。
以前は丈夫なソトフオリヅルランが代表品種でしたが、最近は明るい印象で人気のナカフヒロハオリヅルランがよく見られます。
ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)の様子
地植えで育ててるナカフヒロハオリヅルラン。
ナカフヒロハオリヅルランは、中央部に大きく白色の斑が入ります。
葉も柔らかめで明るく爽やかな感じです。
地植えにしていると、ワサワサと茂ります。
学名:Chlorophytum comosum ‘Picturatum’
ナカフヒロハオリヅルランの子株の様子。
ランナーは、薄い茶色。肌色の近い。
鉢植えのナカフヒロハオリヅルラン。
(子株から育ててるもの)。
大きく育ったナカフヒロハオリヅルランには、子株がたくさん付きました。
春から秋にかけて花が咲きます。
小さな可憐な白い花。
黄色の豹が目立ちます。
花の様子はこちらにも書いています。
ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)の様子
地植えで育ててるソトフオリヅルラン。
ソトフオリヅルランは、外側が白く縁どられてる葉。
葉は細長くて、見た目もシャープです。
学名:Chlorophytum comosum ‘Variegatum’
ソトフオリヅルランの子株の様子。
みずみずしい印象がする子株。
ランナーは緑色で固い。
鉢植えのソトフオリヅルラン。
(子株から育てたもの。)
ナカフヒロハオリヅルランと同じような花をつけますが、数はあまり多くありませんでした。
ナカフヒロハオリヅルランは、ソフトで柔らかい雰囲気。
ソトフオリヅルランは、シャープでスタイリッシュな雰囲気。
見た目の印象が少し異なるオリズルランですが、どちらも丈夫で育てやいオリヅルランです。
ナカフヒロハオリヅルランの方が、最近主流となっています。
爽やかな葉がワサワサと茂り、ソトフオリヅルランより成長も若干早い感じがします。
ただ、葉の外側が白く葉も柔らかいので、日光不足や冬の寒さで葉が茶色になりやすいようです。