京都観光下調べ~やっぱり見たい平等院とおいしい宇治茶!

平等院の写真
Pocket

京都の宇治、

平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)は、10円硬貨のデザインにもなっているので馴染みがある人も多いのではないでしょうか。
修学旅行でも定番コースだったりしませんか。

赤を基調とした鮮やかな色調、
池の中に浮かぶ華美なそのたたずまいは、一度みたら忘れられない印象が強い建物。世界遺産に登録されています。

本堂に配置されている阿弥陀如来坐像も世界遺産に登録されています。

また、宇治はお茶でも有名な地域、
宇治茶は、静岡茶、狭山茶と並んで日本三大茶のひとつです。
平等院へ行くならあわせて京都のお茶も飲んでみたいものですよね。
平等院表参道は、老舗の宇治茶のお店が幾つもあります。

京都観光、宇治の見所、美しい平等院鳳凰堂と宇治茶の楽しみ

平等院鳳凰堂

平等院鳳凰堂の写真

1052年に創建された平等院、藤原頼通による開基と伝えられています。
「源氏物語」の主人公である光源氏(ひかるげんじ)のモデルとなった人物の別荘跡に建立されています。

池の中島に建てられている鳳凰堂(ほうおうどう)、正式名称は平等院阿弥陀堂で、建物が翼を広げた霊鳥、鳳凰に似ている事や、屋根に設置された一対の鳳凰像で、江戸時代から鳳凰堂と呼ばれる様になったそうです。

内部には平安時代後期の仏師定朝(じょうちょう)の作、現存する唯一の作になる阿弥陀如来像が安置されています。
壁などに『九品来迎図』(くほんらいごうず)や『極楽浄土図』が描かれています。

平等院までのアクセス

京都駅からJR奈良線(みやこ路快速)17分で宇治駅到着、 徒歩10分。

みやこ路快速では、3つ目の駅になります。
普通列車で8つ目めの駅、29分かかりますが、京都駅からは、乗り換えなしなので案外近いですよね。

拝観時間や拝観料

拝観時間は、
庭園だと、8:30~17:30
鳳凰堂の内部は、9:30~16:10です。
鳳凰堂の内部拝観は、20分毎に定員が決められています。(時間券が必要になります。)

拝観料は、大人600円 中高生400円 小学生300円
内部を拝観する場合はプラス300円

※鳳凰堂の内部の拝観は、シーズンや曜日では、待ち時間が必要・・・かなり待つこともあるという事、
事前予約は出来なくて、当日分、現地受付のみの予約が出来ます。
時間券は、朝9時頃からの販売です。

平等院のおススメポイント

入場したら、鳳凰堂内部拝観で時間の予約をしてみましょう。

見所
 正門 ⇒ 鳳凰堂正面 ⇒ ミュージアム鳳凰堂 

鳳凰堂正面からは、色遣いが美しい鳳凰堂の姿が忍べます。
池の中島に建てられた見事な建築は、あたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のようと言われています。

鳳凰堂中堂の屋根の上には、 国宝「金銅鳳凰(こんどうほうおう)」があります。
一万円札のデザインに使われているのご存知でしたか。
金銅鳳凰は、ミュージアムの方でも見る事ができます。

ミュージアム鳳凰堂は、鳳凰や国宝の梵鐘(ぼんしょう)、重要文化財である「十一面観音立像」や、宇治市指定文化財である「帝釈天像」「地蔵菩薩像」などが安置されています。ショップもあります。

内部拝観では、
国宝・木造阿弥陀如来坐像と、国宝・木造雲中供養菩薩像52躯、国宝・鳳凰堂壁扉画14面がある部屋に通されます。
説明は、10分ほどで終わります。撮影は一切禁止です。

住 所:京都府宇治市宇治蓮華116
電 話:0774-21-2861
http://www.byodoin.or.jp

宇治平等院表参道でお茶を楽しむ

お茶の写真

宇治茶の歴史は、古くて鎌倉時代にさかのぼります。
栄西は宋(中国)より持ちかえったお茶の種を、京都栂尾高山寺の名僧、明恵上人に送りました。そして明恵上人が栂尾にお茶の種を蒔いたのが、京都の茶園の始まりとされています。

平等院表参道は、宇治茶の老舗が勢ぞろい?
お茶の香りと宇治の特産品も充実した歴史ある表参道、「かおり風景100選」に選ばれています。

老舗の美味しいお茶、抹茶スイーツ、
お茶の本場・宇治で食べてみたいですよね。

人気店はかなり並びそう・・・

取り合えず、抹茶を買って、抹茶ソフトは楽しみたいナ。
茶だんこも食べてみたいけど・・・

 

平等院表参道は、JR宇治駅からだと徒歩10分、
京阪宇治駅からだと宇治橋を渡ってからすぐ。

他にも見所たくさん

源氏物語ミュージアム

宇治市源氏物語ミュージアムは、源氏物語の専門博物館です。
源氏物語の魅力をさまざまな形で紹介しています。3000冊以上もの蔵書があるそうですよ。
特に、模型や映像により光源氏や「宇治十帖」の世界を分かりやすく展示してます。

「宇治十帖」とは、源氏物語54帖のうちの、最後の10帖の総称です。
光源氏の死後の物語で、宇治を舞台に薫(かおる)大将の半生を描いています。

宇治は、平安時代、貴族の別荘地であったそうですよ。

源氏物語に興味がある人は行ってみたい所ですよね!

【宇治市源氏物語ミュージアム】

・住所:宇治市宇治東内45-26
・電話: 0774-39-9300
・観覧時間:午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)
・休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)年末・年始
・観覧料:大人 500円  小中学生 250円
・交通:JR宇治駅下車 徒歩約15分

 

宇治上神社

うさぎのおみくじの写真

宇治の隠れた世界文化遺産と言われている宇治上神社
宇治川を挟んで平等院の対岸、宇都神社の隣にあります。
本殿(国宝)は日本最古と伝わる神社建築で平安時代の築。拝殿(国宝)は、鎌倉時代築で、こちらも現存する最古の拝殿です。

莵道、うさぎみち?   ウサギでも人気?🐇

宇治は、古式表記では、「莵道」と書くそうですよ。
応神天皇の皇子の菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が住んでいたところから生まれた地名。

手のひらサイズのうさぎみくじ(300円)が、カワイイと評判。
お盆にのった白、黄、ピンク、水色と4色の小さなうさぎたちに出会えますよ。

【宇治上神社】

・住所:京都府宇治市宇治山田59
・TEL:0774-21-4634
・拝観時間:9:00~16:30
・拝観料:無料
・交通:京阪宇治線宇治駅から徒歩10分、またはJR宇治駅から徒歩20分

 

※近くの見どころは他にも、
京阪宇治駅すぐにある日本三古橋のひとつ「宇治橋」や、宇治橋のたもとの「通圓茶屋」(つうえんちゃや)があります。
通圓茶屋は、平安時代の1160年創業だそう。すごいですね。お茶だけでなく茶そばや茶だんごも食べられますよ。http://www.tsuentea.com/