ショウジョウトキは、全身がオレンジがかった赤い鳥。
愛嬌のある姿で、一目みると「わ~なんて可愛いんでしょう!」と童話の世界にでも出て来そうな鳥のよう。
でも幼鳥の頃は、外側は黒く胸から腹部にかけては白色なんだそうです。
一見、フラミンゴとも間違えそうですが、よく見ると色だけが似てるようです。
フラミンゴと比べてる写真も掲載しています。
目次
ショウジョウトキってどんな鳥?
ショウジョウトキの生息地は、南アメリカのベネズエラからブラジル南部。
淡水の湿地や沼地、海岸や川岸のマングローブ林のなかにコロニー(集団営巣地)をつくって生息しています。
ショウジョウトキの特徴
ショウジョウトキのクチバシは細長く下に向かってカーブしています。
この長いくちばしを使って獲物を探すそうですよ。
干潟ではカニや貝などを主に食べ、湿地では小魚や昆虫、カエルなどの両生類を主に食べるとされています。
鮮やかな赤い色は、食べ物の色素(アスタキチン)によるものだそうです。
雄が巣材(木の小枝等)を集めて、雌が水辺の樹上などに巣作りをするそうです。
学名:Eudocimus ruber
英名:Scarlet Ibisl
目/科:ペリカン目 / トキ科
分布:中央~南アメリカ
体長:60cm (くちばしの先から尾の先端まで)
平川動物公園のショウジョウトキ
鹿児島県の平川動物公園、フライングケージで見かけたショウジョウトキ。
まるで森の中に住む赤い鳥と言った感じでした。
緑の植物のなかでは、ひときわ目立ちます。
松江フォーゲルパークのショウジョウトキ
島根県の松江フォーゲルパーク、ウォーターフォールエイビアリー(水鳥温室)で見かけたショウジョウトキ。
ショウジョウトキは、すごく人懐こくて歩いてると近寄ってきました。
ペリカンやフラミンゴと一緒でとても賑やか。
ショウジョウトキが見れる動物公園
他にもショウジョウトキが見れる動物園はたくさんあります。
- 札幌市円山動物園(北海道)
- 野毛山動物園(神奈川県)
- 東武動物公園(埼玉県)
- 江戸川区自然動物園(東京都)
- 静岡市立日本平動物園(静岡県)
- 浜松市動物公園(静岡県)
- 京都市動物園(京都府)
- 福岡市動物園(福岡県)
シロトキとショウジョウトキの違い
シロトキ(白朱鷺)は、ペリカン目トキ科。
北アメリカ南部から南アメリカ北部の海岸やマングローブ林に生息。
ショウジョウトキとは体形、習性が同じだそうですよ。
体形がそっくりで見た目も色違いって感じです。
フラミンゴとショウジョウトキの違い
フラミンゴは、フラミンゴ目フラミンゴ科
アフリカ、南ヨーロッパ、中南米の塩湖や干潟に生息。
生まれたばかりの雛の体色は白く、プランクトンや藻類(スピルリナ)を摂取することで体色が赤くなるそうです。
色素を摂取しない状態が続くと、徐々に体色が色褪せ、最終的には白色に戻るそうです。
片足で立ってる姿も良く見かけますが、これは羽毛の生えていない足から体温が奪われないようにするためなんだそうです。
首の長さや足の長さも、ショウジョウトキとは随分と違いますよね。