人生フルーツ上映会の感想~涙が止まらなくなる優しい映画

人生フルール、会場の案内写真
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人生フルーツ』を見てきました。

建築家の修一さんと、奥さんの英子さんの日常を描いてるドキュメンタリー映画です。

二人合わせて177歳という高齢でありながら、信念があり、夢があり、自然を愛されているお二人の暮らしぶり、ほのぼのとした日常生活が描かれていました。

どうしても見たかった映画です。

その理由は、以前『ひでこさんのたからもの』『あしたも、こはるびより』の2冊を読んで、とても感動した私。

「ひでこさんのたからもの」「あしたも、こはるびより」は、手元に置いておきたい本

いつかそんな暮らしをしたいな~

上映会がやっていて、やっと見る事が出来ましたよ。
思った通りの素敵な修一さんと英子さんを伺えました。良かった!

そして最後は涙がとまらなくなるお話しでした。

人生フルーツは、どんな映画? 感想や見どころ

人生フルーツの感動した言葉

人生フルーツの詳細

人生フルーツ』は、90歳の建築家・津端修一(つばた しゅういち)氏と、87歳の妻・英子(ひでこ)さん夫妻の日常を綴っています。

愛知県の高蔵寺ニュータウンで、山を削った造成地に丸太小屋を建てて、そこに木を植え、土を耕し、野菜や果物を育てながらの生活。

穏やかに丁寧に営む日常が描かれているドキュメンタリー映画です。

津端修一さん
1925年1月3日生まれ。東京大学を卒業後、建築設計事務所を経て、日本住宅公団へ。数々の都市計画を手がける。広島大学教授などを歴任し、自由時間評論家として活動。

津端英子さん
1928年1月18日生まれ。愛知県半田市の老舗の造り酒屋で育つ。27歳で修一さんと結婚し、娘2人を育てる。畑、料理、編み物、機織りなど、手間ひまかけた手仕事が大好き。

人生フルーツ公式サイトより

東海テレビの番組『人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり』を経て、映画化されました。
ナレーションを務めるのは女優の樹木希林さん。監督は伏原健之さん。

 

自主映画上映会でみました。

この映画は、ポレポレ東中野ほか全国順次公開とのことです。

私は、自主上映会でみることが出来ました。
近くで上映があってとてもラッキーでした。
隣りまちの文化会館で見ましたよ。客席は、満席でした。

全国の上映会はこちらでも確認ができます。

人生フルーツ』上映会

映画の感想

歳を重ねることの美しさや夫婦愛、信念や願い、人や自然を見つめる優しさが描かれている作品です。

二人で作り上げた小さな森の中で果樹や野菜を育て、
なかむつまじく過ごされる姿がとても印象的な映画で、

笑顔が似合うご夫妻の穏やかな毎日、ユーモア溢れる知的な生活、
そして修一さんの建築に対する思いが伝わる内容でした。

まっすぐな修一さんの生き方や、
修一さんを支える英子さんの愛情あふれる手作りお料理の数々、

とてもすがすがしいの一言。

 

高齢になっての庭仕事やお料理、手間ひまを惜しまない姿には圧倒されます。
体力的にもキツイ事ですよね。

でもそこには、
がむしゃらとか、やらなきゃいけないって言う感じではなくて、
淡々と・・・楽しみながらだから凄いんです。

お手本にしなくちゃな・・・・
そう思う事の連続(笑)

お庭には、イラスト入りの立て札があったり、小鳥さんの水飲み場があったり、
時には空に向かって旗がずら~り飾られたり・・・いろんな工夫が。

小鳥のイラスト

愛溢れるユーモアたっぷりな修一さんの創意工夫の演出には、歓声が・・・
思わずニッコリ笑顔になってしまいます。

「ケンカしたことがないのよ」って本にも書かれていたのだけど、
本当にそうなんだろうなぁ~と思いました。

そんな素敵な生活ができる秘訣は何だろう??

お二人を見ていると、お互いを尊重したり優しくしあったり・・・
そして、コツコツと自分のしたい事を、言い訳をしないで淡々とおこなっていく行動力にもあるのではないかと思いました。

映画でも「コツコツ」と言う言葉が何度も聞こえてきましたが、

小さなことをコツコツやっていれば、
いつか形になるよ!って教えてもらった感じがします。

コツコツの先の夢は、人それぞれ違うのかもしれないけど、
あきらめないで自分らしく生きる事の大切さを感じた次第です。

がとっても良かったので、どうしても見てみたかった映画でした。
本当に見れてよかったです!

少しずつでも、修一さんや英子さんに近づけたら良いな~と思います。
あんな風に暮らしたい~

 

両親にも子供にも見てもらいたい映画、ナンバーワンかなかな。
かなです。
若い人も年配の人にも見てもらいたい映画ですね。☆

DVDは、まだ出ていないみたいですね。テレビでも放送しないかなぁ・・

コルビュジエの言葉

 

コルビュジエの言葉

この言葉も、映画のなかで何度もでてくる言葉でした。
建築家の修一さんが求めていた家のあり方なのでしょうか。

家は暮らしの宝石箱でなくてはならない。
この言葉は、スイス生まれの建築家、ル・コルビュジェの名言です。

 

お二人の暮らしそのものが宝石箱だったような・・・

キラキラとした毎日、
慈しみがある生活、人に対する優しさ、
おっそわけをしてもらった気持ちで、上映中涙が止まらなくなりました。

今こうやって書いてても胸がキュンとします。

英子さんの今後

英子さんの料理のレシピ本の写真

実は、この映画のなかで、修一さんは残念ながら亡くなってしまいます。

修一さんは、朝から草取りをしてお昼寝をしたまんま天国へ旅立たれていきました。
そのお顔はとても安らかでした。

そんな中でも、気丈に振舞っていらした英子さん。

笑顔の中にも寂しそうなご様子が、今でもとても気になってしまいます。
亡くなった修一さんのご飯も用意されてましたね。

お料理が上手な英子さん、ひとりで食べるのは少し寂しいですね。

 

英子さんがご無理をされないでお元気でお幸せでありますように。

今、思い出しても涙がポトポトとこぼれてしまう映画です。

是非とも見て欲しい映画です。