鹿児島県の平川動物公園で見かけたトキイロコンドル。
ちょっとギョッとするようなインパクトのある鳥で見入ってしまいました。
黒、白、オレンジと派手な色使いが特徴的なコンドル。
好奇心が旺盛なのかな・・
しばらくすると、木の枝から下に降りて愛嬌たっぷりの顔の覗かせてくれましたよ。
独特な様相のトキイロコンドルは、ネイティブアメリカンの間では芸術品のモチーフとされたそうですよ。
トキイロコンドルってどんな鳥? 特徴やようす
トキイロコンドルは、タカ目コンドル科トキイロコンドル属に分類される鳥。
トキイロコンドルの特徴
学名:Cathartes papa
英名:King vulture
分類:タカ目 コンドル科
分布:メキシコからアルゼンチン北部の森林や草原
体長:70~80cm
寿命:50年以上
猛禽類で主に動物の死骸を食べますがが、は虫類やほ乳類の子を襲ったり果実を食べたりもするそうです。
樹洞に巣を作り卵を産む。雌雄とも抱卵する。雛の世話も雌雄で行う。
幼鳥のころはほぼ全身黒色で、成長するにつれて白く変わるそうです。
ちなみに 「ハゲタカ」というのは、鳥類のハゲワシ類またはコンドル類の俗称です。
ハゲタカという名前の鳥はいませんよ。
トキイロコンドルのようす
平川動物公園のトキイロコンドルはメスで名前サラ。
昭和51年に来園したそうです。
頭部には羽毛が無く鮮やかな赤で目立ちます。
トキイロコンドルを含むハゲタカ達が、ハゲてる理由はちゃんとあるんだそうですよ。
頭部に毛が生えていないのは、頭を清潔に保つため。
死体に頭を突っ込んだ時に血液などで汚れないようにするため。
細菌が多い動物の死骸が羽毛に付着することは命取り、病気になる可能性もあるようです。
クチバシは赤く、基部を覆うようにオレンジ色の肉垂があります。
アクセサリーを付けてるみたいですね。
じっと見つめられてしまいましたよ。
ギョッとさせる様相。
でもなんだかお茶目な感じがします。
顔は派手だけど、羽は白と黒。
羽を広げるととても綺麗です。
トキイロコンドルが羽を広げ、雄大な円を描くように飛ぶ様は優雅でしょうね。
ダンスをしてるみたいにくるくると回ってくれました。
トキイロコンドルを見ることが出来る動物園
トキイロコンドルは、国内には2羽しかいない非常に貴重な鳥だそうです。
- 東山動植物園
名古屋市千種区東山元町3-70
1962年に来園してたトキイロコンドル。
猛禽舎の向かって一番右側で暮らしています。
- 平川動物公園
鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
1976年にペルー国立動物園からやって来たトキイロコンドル。
「ふしぎな動物ゾーン」で見ることができます。