佐世保市鹿子前パールシーリゾートの対岸に見える小さな半島は「長尾半島」。
前から気になってきましたが、今回ゆっくり散策して来ました。
長尾半島は約400メートルある細長い半島で、 九十九島の美しい自然や景観を気軽に体験できる場所になっています。
散策ルートが整っていて車椅子にも配慮されています。
圧巻の景色を楽しめましたよ。
長尾半島をゆっくり散策してきました!
島が多い西海国立公園の中でも、陸路から楽しむことができる公園です。
長尾半島ってどんなとこ?
【西海国立公園・長尾半島】
西海国立公園九十九島地区は、内湾性の波静かな海とリアス式の自然海岸に囲まれた大小208の島々が浮かぶ風光明媚な場所で、西海国立公園を代表する景勝地です。
長尾半島は、西海国立公園九十九島地区の南部に位置し、シイ・カシ類などの照葉樹の二次林に覆われた約400mある細長い半島で、九十九島の豊かな自然や環境を手軽に体験できる場所です。(環境省)
入口から一番端の「南展望地」までは400mほど。
行って帰って来ても1キロほど、景色を楽しみながらのほどよいお散歩が出来ます。
他にも「西展望地」、「芝生広場」、「海浜広場」、海岸へ降りれる道もあります。
【開園時間】
3月~10月 9時~18時
11月~2月 9時~17時
※ 駐車場はありません。
(パールシーの第5駐車場を利用しました。3時間無料)
長尾半島の散策開始🎵
歩きやすい散策道が用意されています。
しばらくすると海が見えてきました。
左側にはハマボウがたくさん植えられていました。
「ハマボウ」は、塩生植物で夏になるとハイビスカスに似た黄色くて優雅な花をたくさん咲かせる植物。
大きなバーゴラ(日陰棚)には、「九十九島のトビカズラ」。
「トビカズラ(飛蔓)」は中国原産のマメ科の常緑ツル性植物。
周りの樹木にからんで育ち4月下旬から5月中旬に、紫色の房状の花をツルから直接咲かせます。
貴重な植物で、長尾半島では人工授粉により実らせた種子を蒔いて大切に生育しているそうです。
しばらく進むと芝生広場があり、その先に南展望地があります。
南展望地からの眺め
南展望台からはとても気持ちがよい景色が広がります。
遊覧船も見えました。
島にある美しい白いビーチが気になりました。
海に浮かんでいるのは養殖のイカダでしょうか。
西展望地からの眺め
西展望地は中央の道から西へ80mほどすすみます。
途中階段があります。
西展望所からは自然が織りなす景観がたんと楽しめました。
九十九島のリアス式海岸はとても素晴らしいです。
エメラルドグリーンのような美しい海。
ちょっと下の方へ(海岸)も降りてみたくなりました。
ちょっと歩きにくい道が続きますが、
そこには静かで神秘的な世界が広がっていました。
人気もなく時間が止まっているような感じがしました。
波打ち際には削り取られた波食台(ベンチ)。
波に削り取られて滑らかになっている岩。
美しい海の色。
砂岩層は佐世保層群とよばれる約2000万年前のものだそうです。
【長尾半島公園 】
住所:長崎県佐世保市鹿子前町