「ベロニカジョージアブルー」の花は、オオイヌノフグリの園芸品種みたいな花。
オオイヌノフグリより少し大きめの青い花で、早春になる開花します。
「ベロニカオックスフォードブルー」の名でも呼ばれてもいます。
オオイヌノフグリと同じく、草丈が低く横に広がる植物ですが、蕾や葉の様子は随分違います。
ベロニカジョージアブルーの特徴や様子
「ベロニカジョージアブルー」は、ゴマノハグサ科(オオバコ科)ベロニカ属の宿根草(耐寒性多年草)半常緑種。
ベロニカジョージアブルーの特徴
「ベロニカジョージアブルー」は、ベロニカの仲間ですが、定番の伸びる花穂タイプではなく、ほうふく性で地面を這うタイプのベロニカ。
(オオイヌノフグリもベロニカの仲間です。)
春になると、濃いブルーに白目が入る小さな可愛らしい花を咲かせます。
緑の葉は、秋冬になるとブロンズ色に紅葉します。
暑さ、寒さに強く、強健でグランドカバーにも利用されています。
名前の由来は、原種がジョージア国(グルジア)に分布していることに由来しています。
また濃いブルーがオックスフォード大学のスクールカラーになっていることから。
科・属名:ゴマノハグサ科(オオバコ科)・ベロニカ属
別名:ベロニカオックスフォードブルー・グルジアブルー・ジョージアブルースピードウェル ・ベロニカペドゥンクラリス
原産地:ヨーロッパ
開花期:3~5月
花言葉:「忠実」「忠誠心」「名誉」「女性の貞節」「人の好さ」
ベロニカジョージアブルーの様子
花径は1.5cmほど。
オオイヌノフグリより大きい花弁。
茎の上部の葉の付け根から短い花序を出し、小さな花をたくさん咲かせます。
オオイヌノフグリより、赤味が入った感じの色合いです。
青~濃い青紫~赤紫の花。
基部は白。
葉は、卵形もしくは披針形で鋸歯があり対生葉序。
茎は、赤味を帯びています。
花びらが4弁に分かれているように見えますが、実は花冠に切れ込みが深くあるためで、基部では1つに繋がっています。
花の中央にある1本の雌しべ、ひゅんと飛び出しているのは、やく(花粉)を付けた2本の雄しべ。
オオイヌノフグリとの違いは?
地面を這うように成長するベロニカジョージアブルー。
雑草と一緒に生えてると、一見オオイヌノフグリかと思ってしまいそうです。
「オオイヌノフグリ」と「ベロニカジョージアブルー」の違い
- 葉や蕾の形が異なるので見分けがつきます。
- 花の大きさは、ベロニカジョージアブルーが一回り大きい。
- 空色に近いオオイヌノフグリの花とは、見比べると色が随分違う。
オオイヌノフグリの特徴
「 オオイヌノフグリ (大犬陰嚢)」は、ゴマノハグサ科(オオバコ科)・クワガタソウ属の一年生冬雑草(越年草)。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、春になると田んぼの畦道や野原、道端などで見かけます。
早春になると直径5mm~1㎝ほどの、小さくも鮮やかなコバルトブルーの可憐な花を咲かせます。
日本には元々同属の「イヌフグリ」が自生していましたが、これに対して花姿が大きいことから、と名付けられました。
和名では、瑠璃唐草(ルリカラクサ)。
小さな青い瞳が覗いているように見える事からも別名「星の瞳」と言われています。
学名はベロニカ(Veronica)。
花冠は4深裂、雄しべ2、雌しべ1。
葉は、茎の下部では対生、上部では互生。
卵状広楕円形で、 粗い鋸歯がある。
科・属名:ゴマノハグサ科(オオバコ科)・クワガタソウ属
別名:瓢箪草(ヒョウタングサ)、天人唐草(テンニンカラクサ)・瑠璃唐草・星の瞳
原産地:ヨーロッパ
開花期:2~5月
花言葉:「信頼」「神聖」「清らか」「忠実」
オオイヌノフグリの名のもとになった「イヌノフグリ(犬の陰嚢)」は、花は3~4mmで小さく、ピンク色に紅紫色のスジがはいります。
また、「タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)」は、茎が直立していています。花は4mmほどで青紫。オオイヌノフグリによく似た小さな花。