コキアの鉢植え 苗の購入から枯れるまでの様子

鉢植えのコキア
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コキアの苗を、ホームセンターで2株購入して、鉢植えで育ててみました。
別名:ホウキグサ。

コキアは、繊細な葉がこんもりと茂った草姿が美しいリーフプランツ。
花は小さく目立ちませんが、葉茎の緑から赤への色の移り変わりがとても素敵です。

鉢植えのコキア 7月から10月までの様子

コキアは、緑から赤、茶色へと変化していきます。

コキアの特徴

コキアは、ユーラシア大陸に広く分布する植物です。
日本へは、古くに中国より食用として渡来したと言われます。

春に発芽すると晩秋には枯れる、非耐寒性の一年草。

はじめは繊細で柔らかいライムグリーンの葉で、秋になると紅葉し鮮やかで美しい赤に変化します。

花は夏頃、あまり目立たない淡黄緑色の小さな花をつけます。

枯れると、枝はホウキの材料に使用されてきました。和名の「箒木(ホウキギ)」は、ホウキとして利用していたことに由来しています。コキアの名前の由来は学名(Kochia scoparia)からで、ドイツの植物学者Koch氏の名前にちなみます。

学名:Bassia scoparia(Kochia scoparia)
科・属名:ヒユ科(アカザ科)・ホウキギ属(バッシア属)
別名:箒木(ホウキギ)、箒草(ホウキグサ)、スコーピア
原産地:西アジア、中央アジア
開花期:8月上旬~9月上旬
花言葉:「恵まれた生活」「夫婦円満」「私はあなたに打ち明けます」

 

7月のコキアの様子

7月13日
ホームセンターで買ってきた2株のコキアの苗を、鉢植えにしてみました。
土もホームセンターで買った「花と野菜の土」。

柔らかいコニファーのような感じで可愛らしいです。

葉は細長い披針形で、茎に互生します。

8月のコキアの様子

8月6日

葉がふさふさ。
少しまるびも帯びて、全体的にしっかりしてきました。
二回りほど大きくなった感じです。

8月28日

大きさはあまり変わらない様子。
青々とした葉がきれいです。

買った頃の苗と比べると、葉も枝も若干固く密になっています。

9月のコキアの様子

9月9日

少しばかり赤味を帯びてきました。
まん丸くなるのを期待していましたが、この形で終了するようです。

赤く色づく茎、葉。

葉先が赤く紅葉しています。
赤紫できれいです。

9月30日

9月の終わりになると一辺。
全体的に赤くなりました。

茎の赤味が目立ちます。
葉は赤や茶色になり、小さくなってチルチルと乾燥気味。

花や花後の様子。

コキアは花びらはなく、雄蕊5本めしべ1本があり、めしべの中に種ができます。

10月のコキアの様子

10月3日

コキアは、紅葉真っ盛り?
少し枯れかけてるような様子もうかがえます。
ホウキのような形状。

植えたときは同じような2株でしたが、色づき方は違うようです。

真っ赤な茎がとても美しい。

葉もしっかり紅葉しています。

もう一方は、葉が茶色になっていますが、茎とのコントラストがきれいです。

10月5日の二株の違い。

10月18日

どちらも葉が枯れて、茶色の株となりました。

 

コキアの育て方

コキアは育て方が簡単で丈夫な植物といわれます。
コキアは土壌をあまり選ばず、比較的病害虫の被害も少ない丈夫な植物。

コキアは日当たり、水はけのよい場所を選んで育てるのがポイントだそうで、日陰だと枝が弱々しくなるだけでなく、葉の枚数が少なくなり紅葉の見栄えが悪くなるようです。

水やりは、土の表面が乾いてから、たっぷり与えます。
肥料は、6〜8月の間に1〜2度ほど緩効性肥料を与えます。

コキアを大きく育てるなら、地植え栽培の方が適しているそうです。

縦長のコキアも十分可愛らしいですが、もう少し丸く育ててみたかったというのが、本音です。

コキアを丸く育てる方法

丸く育てるためには、根の広がりが必要で、根をしっかりと伸ばすこと…根が広がるスペースを保持することが、まん丸な分かりやすいコキアを育てるコツとなるそうです。

鉢植えは根を伸ばす範囲に限界があるので、庭植えの方が丸くするには適しているようです。

次回は、丸いコキアをめざして、庭植えに挑戦してみたいと思います。

見かけたコキアの様です

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