赤花のネムノキのようなオオベニゴウカン(大紅合歓)

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「オオベニゴウカン(大紅合歓)」は、化粧パフにも似たブラシ状の赤い花を鮮やかに咲かせるマメ科の常緑樹です。

近縁の「ネムノキ(合歓木)」に花姿がよく似ていて、「ヒネム(緋合歓)」という名前がついています。

学名から「カリアンドラ」、他にも「アカバナブラシマメ(赤花ブラシ豆)」と呼ばれます。

オオベニゴウカン(大紅合歓) 特徴や様子

フワフワとした赤い花を咲かせるオオベニゴウカン(大紅合歓)。
枝はよく分枝し、横に広がります。

オオベニゴウカン(大紅合歓)の特徴

ボリビア原産のマメ科・ベニゴウカン属の熱帯性常緑低木。

高さは2~5m程。
葉は偶数羽状複葉で対生、小葉は長楕円形、先が尖り、縁は全縁。

花期は、12〜5月。
直径7~10cm程の、赤い化粧パフのような半球形の花を咲かせます。
花弁は無く、花のように見えるのは雄蕊の集合体です。

名前の由来は、ネムノキ(合歓木)の花に似ていて、大型の紅色の花姿に由来します。

園芸品種に白花を咲かせるシロバナオオベニゴウカン(白花大紅合歓:Calliandra haematocephala cv. Albiflora)があります。

 

学名:Calliandra haematocephala
科・属名:マメ科・ベニゴウカン属
原産地:ボリビア
別名:カリアンドラ・ハエマトケファラ、カリアンドラ、
ベニゴウカ(紅合歓花)、アカバナブラシマメ(赤花ブラシ豆)
花期:12〜5月
栽培適地:九州南部以南
花言葉:「高潔」「澄んだ心」「情熱」

 

オオベニゴウカン(大紅合歓)の様子

蕾から開花へ。

小さな丸いつぼみ大きくなり、ほぐれたように雄しべが飛び出します。

蕾のアップ写真。

真っ赤な花に見えるのは、房のように多数ある雄しべ。

花のつくりは、小花が集合したもの。
1つの花(小花)に、約25本もの雄しべがあり、雌しべは花の中心部にあります。

糸状の長い雄しべが数多く集まる刷毛のような赤い花は、英名で「レッド・パウダーパフ(red powederpuff)」。

属名の Calliandra 、はギリシャ語の「kallos (美しい) + andros ( 雄しべ)」からきています。

果実は長さ4~6cmの扁平な豆果で、灰茶色に熟して裂開します。

葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、革質、裏面に軟毛があります。

葉柄の先端部で二股に分かれ、互生してます。

小葉形:楕円形で先尖る。

 

ネムノキ(合歓木、合歓の木) 特徴や様子

ネムノキの花・葉・実の様子。

ネムノキ(合歓木、合歓の木)は、マメ科ネムノキ属。
東北から東南アジアまでの暖帯から亜熱帯に分布する落葉高木です。
日当たりの良い雑木林や河原、平原などに自生が見られます。

ネムノキの開花は6月後半~7月頃。

枝先に10~20個の花が集まった頭状花序を総状につけ、淡い紅白色の花を夕方、開花させます。
ブラシの毛を広げたような花のほとんどは雄しべの花糸。
毛の根元は白く、下部が合着します。

葉は小葉をたくさんつけた羽片が並ぶ、2回偶数羽状複葉。
夕方になると葉が合わさって閉じてしまう様子(就眠運動)から名前がついています。

別名、ネム、ネブ、ネブタノキ、シルクフラワー。
地方名が数多くあり、「眠り」に関する名前が多いようです。

 

学名:Albizia julibrissin
科・属名:マメ科・ネムノキ属
原産地:日本、中央アジア~東アジア
別名:ネム、ネブタノキ
樹高:5~10m
花期:6月~7月
花言葉の「歓喜」「胸のときめき」

 

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