インコとオウム、どっちがどっち? わからなくなったりすることありませんか。
また、インコは小さい、オウムは大きいなんて思ったりしませんか。
でもたまに大きなインコがいたりもして・・・
カラフルだったりハデハデなのは、インコ?と思いきや
カラフルなオウムもいたりします。
なぜかオカメインコは、インコと名が付くけど、実はオウムだったりもします。
見分けるポイントや特徴と、インコと名が付くけど実はオウムなどの紹介をしています。
目次
インコとオウム、どっちがどっち? 見分け方と特徴
写真は、「オウム」と「インコ」。
概ねオウムは、インコよりも大型であると言われていますが、大型のインコもいたりします。
写真のインコはオウムより大きい。
そして、オウムは冠羽(かんう)と呼ばれる飾り羽が頭に持っています。
冠羽(かんう)があるかどうかで見分けることができます。
冠羽がある ⇒ オウム
オウムなどの羽冠は、自由に上げたり下げたりして仲間とコミュニケーションするほか、敵に対して体を大きく見せかける防御手段に使われる。
オウムの特徴
「オウム」はオウム目オウム科の鳥21種の鳥の総称。
オウム科はオーストラレーシアに分布。
食性は種子、塊茎、球茎、果実、花や昆虫など、群れで採食することが多く、とりわけ地上で採食する場合に大きな群れをつくる。
インコの特徴
「インコ」はオウム目インコ科の鳥約330種の総称。
インコはオウムよりも広く分布しており、アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリアとポリネシアに至る太平洋東方まで生息している種がある。
基本的に種子食で果実、ナッツ、葉そして昆虫や、時には他の動物を捕食するものも種類によって存在する。
大きなインコと小さなインコ
よく見かける「セキセイインコ」と、動物園などで見かける大型の「ルリコンゴウインコ」
インコの中でもチャンピオン級のサイズの「ルリコンゴウインコ」
体長は80㎝前後、体重も1キロ前後。寿命は50年と言われています。
セキセイインコは、体長は約20cm、体重は30~40g程度。
カラフルなオウムとカラフルなインコ
概ね地味なのがオウム、カラフルなのがインコだったりしますが、カラフルなオウムもいます。
写真のオウムは、「アカサカオウム」
オウムの特徴でもある冠羽は、真っ赤でハデハデ。
ただし、メスは頭部も冠羽も灰色です。
赤いインコは、大型の「ベニコンゴウインコ 」
こんな真っ黒なオウムもいます。
頬の部分は赤い羽。
ニューギニア島周辺とオーストラリア北部に生息する「ヤシオウム」
全長55~60cm。
見た目もユニークな大型なオウムですが、特別な能力を持ってるオウムです。
棒切れなどスティックのようなものを握り、木の幹をたたいたりとするそうですよ。
人間以外で唯一、自作の道具を使って楽器のようにものをたたく動物。
ちゃんとしたリズムになってるんだそう。
配偶者を見つけるために、音楽を奏でてるようです。
インコと呼ばれてるけど、実はオウム
「インコ」と名前が付けられてはいますが、実は「オウムの仲間」だったりする鳥もいます。
オカメインコ
「オカメインコ」は、「冠羽」があるけど・・・・
でも、名前はインコって・・・??
こちらは、冠羽を持つオウムです。
オカメインコは、オウム目・オウム科に属するオウムの仲間では一番小さな種類。
英名は「Cockatiel」(コッカテイル)
体長:30~33cm
野生のオカメインコは、オーストラリア大陸の内陸部にのみ分布し、樹木が散開した草原や森や低木地になどに生息しています。
チークパッチと呼ばれる、丸くて赤い模様が可愛いチャームポイント!
オカメインコはおとなしく人に慣れやすい性質。
簡単な単語や短い言葉を真似する学習能力も優れているようです。
飼育しにくいとも言われるオウムのなかでは、飼育しやすい種のようです。
臆病な性質から「オカメパニック」を引き起こすこともあるんだとか。
モモイロインコ
見た目も名前も可愛らしい「モモイロインコ」
こちらも名前はインコですがオウムです。 頭部には冠羽があります。
モモイロインコも、オウム目・オウム科に属するオウムの仲間。
英名はGalah(ガラー)
体長:35-38cm
オーストラリア大陸全域の都市近郊の公園、農場、内陸部の砂漠地帯などに群れをつくって生息しています。
オスは目(虹彩)が黒く、メスは赤茶色。
性格は、おしゃべりが上手で人なつこい。
エネルギッシュで好奇心旺盛。
オウムによくある雄叫びはあまりしないが、大きな声で鳴くこともあるそうです。
まとめ
「オウム」と「インコ」の違いは、冠羽(かんう)と呼ばれる飾り羽が頭に持っているかいないかで見分けられる。
オカメインコやモモイロインコは、インコという名が付いていても、実はオウムの仲間。
また、インコやオウムがお話ししたり、人まねが上手のなのは、舌やのどのしくみが少し人間と似ているからだそうです。
でも人間の言葉を理解している訳ではなさそうですよ。
何の意味もわからないまま、ただ声だけをまねているようです。