ノキシノブ(軒忍)と丸っこい葉が可愛いマメヅタが一緒に場所に生えていたので、ふたつを使って簡単な盆栽を作ってみました。
石に貼ろうかと迷いましたが、似合いそうな流木があったので活用してみました。
山で見つけた苔も合わせてみましたよ。
あり合わせの簡単な盆栽ですが、出来上がって見るととっても嬉しいです。
小さな自然の世界に感動しています。
目次
ノキシノブとマメヅタで盆栽を作りました
ノキシノブもマメヅタも、樹木や岩などに貼り付いてる着生植物です。
山間部や公園などでもよく見かけられるます。
- マメヅタ:ウラボシ科マメヅタ属のシダ植物
長さは1-2cmの丸い葉(栄養葉)と、長さ2-5cmのへら型の葉(胞子葉)を這わせる。 - ノキシノブ:ウラボシ科ノキシノブ属
長さが12~30cmくらいの線型の葉をなびかせる。
どちらも、シダ植物門に含まれる科のひとつであるウラボオシ科。
花は付けず胞子で増えます。
植物の特徴や様子は
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盆栽に必要な物(材料)と作り方
材料
- ノキシノブとマメヅタ
- 苔
- 流木
- けと土
けと土は、粘り気があるので手袋があった方がよいです。
けと土が固い場合は、水が必要。
ノキシノブとマメヅタ
ノキシノブとマメヅタが一緒に生えてるものを使ってみました。
同じウラボオシ科なので、相性も良いのかな。
苔
山で見かけた苔をストックしていたもの。
植木鉢の受け皿の上に苔を置いておくと、長い間元気だったりしますよ。
この苔は、半年以上ここで育っています。
流木
以前拾ってきた流木。
けと土
けと土は、盆栽には必需品。
苔などの植物を張り付けていくのにとても役立ちます。
粘土のような粘り気のある土なので、石や流木にもぴったりと付いてくれます。
乾燥してぱらぱらとしていたら、水を含ませてこねれば大丈夫です。
けと土:水辺植物が水底に長期にわたって堆積し泥炭化した粘土状の土。
植物が完全に分解されていないので、繊維質や栄養分も多い。
流木に、けと土を塗りました。
けと土は、手袋をはめて指で塗ると塗りやすいです。
素手で触ると、爪の中が真っ黒になってなかなか取れなかったりもします。
けと土を塗った後は、植物を好みにレイアウトしていくだけです。
これからが、とても楽しい時間です!
ノキシノブとマメヅタの盆栽の完成
いろいろ考えながら、植物をけと土の上に貼っていきました。
粘り気のある土なので、軽く押さえるだけで案外すんなりと固定されます。
小さな自然の世界は、癒しの効果が抜群ですよね。
いつまでも見ていたくなったり・・・
同じ緑でも、いろんな緑色がありますよ~
苔の中に混じってる草があったりもして楽しい。
ちょっと背丈があるノキシノブもちゃんと付いてくれました。
ノキシノブもマメヅタも、とても丈夫な植物なので、育てやすそうです。
直射日光の当たらない、風通しのよい木陰に置いて置いておきます。
盆栽は、基本的に屋外管理がよさそうです。
石の上に小さな盆栽もつくってみた!
けと土が少し余ってしまったので、石の上に塗った後、苔やシダを貼ってみました。
シダは、冬になって少し紅葉しています。
石にけと土を塗って苔を育ててる、盆栽池のようなものも作っています。
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