オニノゲシ(鬼野芥子)は、道端や野原でよくみかけるたくましい外来種の雑草。
花は小さなタンポポのような黄色い花で、葉は、ギザギザしていて鋭く、トゲがあり触ると痛いです。
開花時期は、春~晩秋ですが、真冬でも開花が見られます。
オニノゲシの特徴や様子 ノゲシとの違い
2月の真冬に見かけたオニノゲシの花。
オニノゲシの特徴
オニノゲシ(鬼野芥子)は、キク科ノゲシ属の越年草。
ヨーロッパ原産で、世界中に外来種(帰化植物)として分布しています。
道端、畑地、野原や荒地など、場所を選ばずいろいろな場所に生えています。
色や形はタンポポに似ていますが、花は小さめで一本の茎から複数の花芽ができ、数輪の花をつけます。
草丈は50~100cm。
花は径2cm程、 舌状花のみからなり花冠は黄色、花後に白い冠毛をつけます。
葉には根出葉と茎葉があり、鋸歯を持ち、縁には先が刺になる歯牙があります。
名前の由来は、ノゲシ(野芥子)に似ていて、葉縁に刺があることから。
ノゲシは葉の形と、切り口から白い乳液を出すところがケシに似ているところからきています。名にケシが付きますが、ポピーなどのケシ科の植物とは全く別種です。
ノゲシと同じく、食べられる野草。
新芽、若葉、若い茎、つぼみを採取して食べることが出来るようです。
科・属名:キク科・ノゲシ属
別名:
草丈:50~100㎝
開花時期:4~10月
原産地:ヨーロッパ
花言葉:「毒舌」
オニノゲシの様子
花は小さなタンポポのようですが、
背丈が高く茎も太い、葉がわさわさ茂っています。
茎の上部で多数に分枝し、その先に花径2㎝程の黄色の頭状花をいくつもつけます。
タンポポは、1本の茎にひとつの頭状花をのせるので、ずいぶん様子が違います。
紅葉しているような、赤味を帯びる葉茎をもつオニノゲシもよく見かけます。
茎が真っ赤なオニノゲシ。
茎は直立して分枝し、中空で多数の稜があります。
荒々しいようすのオニノゲシ。
鬼の名がついてるのがわかるような風貌。
花や蕾のようす。
蕾は黒ずんだ緑で米俵形。
黄色い花、頭花は舌状花のみで構成される集合花で、たくさんの花の集まり。
細長い小さな花びらは、実は一つの花で雄しべと雌しべがあります。
蕾や花、花が終わった姿が一緒盛り。
花が終わると、総苞はしもぶくれになります。
冠毛(かんもう)の様子。
種が熟すと、綿帽子が開きます。
タンポポの綿毛のように大きくはありませんが、吹いて飛ばせます。
果実は長さ2.5mmほど。
冠毛:種の上についている綿毛のようなもので、がくの変形したもの。
オニノゲシの葉の様子。
オニノゲシの根出葉は、タンポポのロゼット葉とよく似ていて、長楕円形で羽状に切れ込みます。
寒い冬は根生葉で冬越しするようです。
茎の中部から上部に付く葉は、葉の下部は茎を抱き込んでいます。
アザミにも似た棘がある葉で、鋸歯の形状は棘状で硬い。
厚みがあり表面にツヤがあります。
ノゲシとの違い
春の道端に咲くノゲシ(野芥子)の花。
オニノゲシはヨーロッパ原産で、明治時代に渡来して各地に根付いている帰化植物。
ノゲシは、日本へは古くに中国から帰化したとされます。(別名:ハルノゲシ)
ノゲシとオニノゲシの花は似ていますが、葉の様子やトゲの固さ、茎へのつき方などで区別ができます。
ノゲシ葉は柔らかく艶がない、トゲも柔らかく、触ってもいたくありません。
またオニノゲシは葉の基部(つけ根)が丸く張りだしてますが、ノゲシは三角状に張り出して茎を抱きます。
オニノゲシの方が見た目も強そうで、繁殖力も旺盛のようです。
またノゲシとオニノゲシの雑種に「アイノゲシ(合い野芥子)」があります。
刺々しさはないものの、葉は鋭く裂け、ノゲシとオニノゲシの中間的といった感じです。学名:Sonchus oleaceo-aspe