丸山町にある梅園身代り天満宮へ、梅のお花見に出かけしてみました。
静かな佇まいの中、白や赤の可愛らしい梅が咲いていましたよ。
まだまだ寒い日が続きますが、もう春はすぐそこですね。
梅園身代り天満宮は、小説『長崎ぶらぶら節』の舞台にもなった場所。
丸山(まるやま)は、日本三大遊郭(三場所)の一つとして知られている長崎の花街です。
天満宮には、丸山遊女や芸者衆が多く参詣していたそうです。
坂の街長崎と歴史を感じさせる、風情溢れるひと時が味わえました。
目次
梅園身代り天満宮へ 梅のお花見へ行ってみました🌸
![身代わり天満宮の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0176.jpg)
「梅園身代り天満宮(ウメゾノミガワリテンマングウ)」は、元禄13年(1700)創建の丸山町の氏神様だそうです。
元禄6年(1693)、安田治右衛門が二重門にて梅野五郎左衛門に襲われ、自邸に担ぎ込まれましたが不思議なことにどこにも傷が無く、身代わりに庭の天神様が血を流され倒れていということ。
その後、この天神様を身代わり天神と呼ぶようになったそうです。
梅園身代り天満宮へのアクセス
![長崎検番所と身代わり天満宮への案内板の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0145.jpg)
梅園身代り天満宮は、坂の上にあって少しわかりにくい場所にあります。
私も道を聞きながら行きました。
『長崎検番』の角を曲がり、細い坂道と石段を真っ直ぐ上がっていくと行きやすいと思います。
長崎検番は、花柳界の芸者達が日常の稽古を行うとともに、芸者の手配および統括を行う場所だそう。
全盛期は二百数十人の芸妓、舞妓がいたそうです。
今でも十数名の芸子さんが所属し、今なお花街の伝統を守ってるそうですよ。
風情がある立派な建物なのでわかりやすいと思います。
![長崎検番所から身代わり天満宮の地図](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/3.png)
![身代わり天満宮まで行く小道 坂道の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0146.jpg)
長崎らしい坂道が続きます。
![天満宮の鳥居の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0148.jpg)
天満宮の鳥居が見えて来ました。
梅園身代り天満宮
![身代わり天満宮の案内看板の写真(全体象)](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0149.jpg)
到着すると・・
身代わり天満宮のありました。
お宮は梅の木にとり囲まれている感じです。
![梅園天満宮本殿の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0165.jpg)
『梅園天満宮本殿』
左右に狛犬がいましたよ。
「歯痛狛犬」は、口に水飴を含ませると、たちまち痛みを取ってくださるご利益があるそうなんです。
「撫で牛」や「ボケ封じの撫で牛」などもあります。
![七刀稲荷社の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0168.jpg)
『七刀稲荷社』
ここの傍らからは、長崎の街並みが見渡せました。
長崎ぶらぶら節の記念碑
![長崎ぶらぶら節の記念碑の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0151.jpg)
なかにし礼氏の書を刻んだ記念碑が建立されています。
『長崎ぶらぶら節』の主人公である丸山芸者・愛八がよく参拝していたゆかりの神社だそうです。
隣には、梅の木があります。
梅園身代り天満宮の梅の様子
![梅園身代り天満宮、白いしだれ梅の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0162.jpg)
白梅のしだれでしょうか。
枝いっぱいに花を咲かせて見事でした。
![梅園身代り天満宮、梅の木の並木写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0172.jpg)
古木もたくさんあります。
ちょっと時期が遅かったかな・・・
もう少し早くくれば良かったかなぁ・・・
![梅園身代り天満宮、古木から咲いた梅の花の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0174.jpg)
古木から次々枝を伸ばして咲いてる梅の花、
なんだかたくましさを感じさせますね。
![梅園身代り天満宮に咲いてた白梅の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0177.jpg)
小ぶりな花をたくさん咲かせている。
![梅園身代り天満宮に咲いてる紅梅のアップ写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0153.jpg)
紅梅もありました。
とても鮮やかです。
![梅園身代り天満宮に咲いてた白梅のアップ写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0156.jpg)
梅園では、数種の可愛らしい梅を堪能できました。
なんだかほんわかした感じ・・を味わえました。
![梅園身代り天満宮に咲いてたローズマリーの花の写真](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0157.jpg)
梅ではないけど・・・
ローズマリーの花が咲いていましたよ。
梅園身代り天満宮の感想
![梅園身代り天満宮周辺の観光名所の地図](https://pino330.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_0160.jpg)
梅園身代り天満宮は、派手さはないけどしっとりとした風情のある場所でした。
可愛い梅に出会えます。
訪れる人も少なくゆっくり鑑賞出来ましたよ。
周辺は、小さな道と坂が多くて迷子になりそう。
それがまた良くて、ちょっと不思議なショートトリップが出来そうな場所でした。
周辺には、見どころも色々あるので散策してると楽しいです。
時間を忘れそうになりました。
長崎ネコにも出会えました 🐱
思案橋バス停から徒歩8分。
路面電車/長崎駅前電停から崇福寺行きに乗車し、「思案橋」電停まで約10分
長崎バス/長崎駅前東口バス停から早坂・風頭方面行き、または長崎駅前南口バス停から田上・茂木方面行きに乗車し、思案橋バス停まで約15分。