富山県五箇山地方に位置する「菅沼合掌造り集落( すがぬまがっしょうづくりしゅうらく)」へ行ってきました。
そこには、大自然の中に佇むステキな合掌造りの集落がありました。
そして、深い山ならではの大自然に抱かれるゆたかな景観が望めます。
ほのぼのとした素朴な山村の原風景が心にしみるひと時でした。
どこかタイムスリップしたような~
目次
菅沼合掌造り集落へ行ってきました。
「菅沼合掌造り集落」には、江戸末期から明治初期までに建てられた9戸の合掌造り家屋があります。
山間に佇む美しい集落です。
1995年にユネスコの世界遺産に登録されています。
資料館やお土産屋さん、食事処もありますよ。
合掌造りは、厳しい豪雪地帯に耐える住まいとして、また、養蚕や塩硝作りという生活の糧となる仕事の場として、知恵が詰まった建築様式になっています。
アクセス
住所:富山県南砺市菅沼578
🚗五箇山ICより国道156号線を砺波方面へ約1分
🚌世界遺産バス「菅沼」下車、徒歩1分
菅沼合掌造りめぐり
菅沼合掌造り集落は、国道156号から見下ろす山間にあります。
国道側の展望台駐車場からエレベーターで降りて行くことが出来ます。
(歩いてもいけます。帰りは歩いてみました。ちょっと傾斜がキツイかったです。)
エレベーターを降りると、トンネルがあり、トンネルを抜けると昔ばなしに出てくるような原風景へトリップします。
集落はこじんまりとまとまっています。
豊かな山を背景に田んぼと合掌造りの家がありますよ。
写真の合掌造りの家は、優しい音楽が流れてる雑貨屋さんでした。
手作り? ほのぼのとした可愛い小物が置いてあるお店もありましたよ。
のどかな気分・・・
お食事処
お蕎麦やうどん、お土産物などがあります。
きれいな水が流れてる小さい小川がありました。心を癒してくれますよー
そうそう、水を張った田んぼには、オタマジャクシがたくさんいました。
辺りは、カエルの合唱も賑やかなんです。
新緑が美しくのどかなひと時。
日本昔ばなしを思い出してしまうような・・・
ちょっと童心に戻ります。
茅葺き屋根が凄い!
合掌造りを見るのは初めてです。近くでみるとかなりの迫力があります。
合掌造りは、屋根に傾斜があり家自体も大きいです。
少しでも屋根から雪が落ちるよう考慮されているそうですよ。
三角形の屋根裏の部分は、養蚕やわら仕事の作業場。
当時、養蚕は、「換金」という重要な役割をもっていたそうです。
茅葺き屋根が特徴的。
屋根には、たくさんの茅が使われていて凄いですね。
葺きかえには、人手が多くかかるそうですよ。
合掌造りの屋根は、30~40年に一度ふき替えが必要なんだそう。
五箇山民俗館
集落の中ほどに『五箇山民俗館』があります。
合掌造りの中の体験ができたり、昔の生活用具や資料が見学できます。
営業時間:9:00~16:00
料金:大人300円、小中学生150円
塩硝の館
『塩硝の館(えんしょうのやかた)』では、塩硝製造工程が展示しています。
塩硝は、火薬の原料。
当時年貢米の代わりに納めていた塩硝は、加賀藩の貴重な財源だったそうです。
塩硝の原料はウドやヨモギなど五箇山でとれる植物と、蚕の糞など。
国道からの菅沼合掌造り集落
国道156号から見下ろした菅沼合掌造り集落。
田んぼに水がはられていました。
田んぼの奥は、庄川です。
菅沼合掌造り集落へ行ってみた感想
ゴールデンウイークにの真っ最中、砺波市で開催される「となみのチューリップフェア」の後に行ってみました。
新緑が美しい季節で、菅沼合掌造り集落は童話の世界みたいな感じでした。
ゴールデンウイークということで心配だったのですが、途中の渋滞もなく、駐車場の混雑もなく無事到着。
小さい集落なので、ゆっくりのんびり散策できました。
この後、「白川郷」へも行きたかったのですが白川ICからの大渋滞で断念しました。
白川郷とは規模が違うのかもしれませんが、合掌造りの集落を望めてほんとに良かった!
一度は見てみたい光景でした。