佐賀市東与賀町(ひがしよかちょう)の「干潟よか公園」周辺、
有明海沿岸に群生するシチメンソウの紅葉を見に行ってきました!
「海の紅葉」とよばれるシチメンソウの群生は、赤いジュータンが広がっているみたい。ちょっと幻想的でとても綺麗でした。
気持ちがいい海も「ヤッホー」と、望めます。
潮が引いた干潟には、シオマネキやハゼなど、海の生き物も見かけることが出来ました。
目次
有明海沿岸に群生するシチメンソウの紅葉狩りへ
有明海沿岸に群生するシチメンソウ。
晩秋になると海岸線を鮮やかに紅葉させ、秋の風物詩となっています。(写真は10月24日の様子)
アクセス
・長崎自動車道の佐賀大和インターチェンジから車で約40分
・佐賀駅バスセンターから市営バス東与賀行きに乗り、東与賀支所前バス停で下車、タクシーで約10分
「干潟よか公園」の所にあります。
有明海を臨む東与賀海岸に設けられた公園(駐車場無料)
シチメンソウって?
「シチメンソウ(七面草)」は、アカザ科(ヒユ科)の一年草。(学名:Suaeda japonica)
色の変化がある塩生植物で、あたかも七面鳥の顔色のように色変わりすることからシチメンソウと呼ばれるそうです。
絶滅が危惧されている貴重な塩生植物。
満潮時には冠水し干潮時には潟地となるような限られた場所でしか生育しないそうです。
高さは30cm〜40cm程度で、葉は多肉でこん棒状に枝分かれして伸びた独特の形。
紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬。
シチメンソウの状況は、佐賀市のHPで見れます。
https://www.city.saga.lg.jp/main/34301.html
シチメンソウの紅葉のようす
公園側から海岸へ降りていくと、シチメンソウ畑が広がっていました。
有明海もキラキラしていて綺麗です。
近くでシチメンソウを観察してみました。
ちょっと多肉植物みたいにも見えます。海藻っぽっくもあったり・・
プチプチとした葉。
茎は真っ赤ですが、葉は緑やオレンジと色んな色があってグラデーションも楽しめる。
最後はやっぱり赤になるようですね。
赤紫にも近い不思議な感じの色です。
奥の干潟にも生えていました。
干潟の生きものも可愛い! シオマネキ・トビハゼ
「シオマネキ(潮招、望潮)」がいましたよ。
穴から出てきたり、もぐったり・・・
片方の大きなはさみがある2~3cmほどのカニ。イワガニの仲間だそうです。
泥干潟に巣穴を掘って生息してるようです。
干潟を飛び跳ねるハゼ「トビハゼ」(スズキ目ハゼ科)がたくさんいました。
ムツゴロウにもちょっと似てる。
トビハゼのオスは泥に穴を掘って縄張りを作り、メスを呼び込むために飛び跳ねて求愛行動を起こすそう。
展望台からの景色の素敵でした!(東よか干潟ビジターセンター)
展望所からもシチメンソウを一望できます。
干潟よか公園西側にある「東よか干潟ビジターセンター」。
通常、午前9時~午後5時開館、入館無料。月曜、年末年始休館。
センターには、有明海の生き物の模型や標本などがあり、
展望回廊からは、有明海や佐賀平野の田園風景をぐるりと360度を見渡せます。
干潟よか公園の様子。
川沿いには桜並木もありました。
佐賀平野の田園風景。
いつ見ても、海は気持ちいいです。
遠目に島原半島が見えました。
シチメンソウも赤く色づいて綺麗です。
まさに秋の風物詩! この時期しか見られない景色のようで行けてよかった!!