千石山のサザンカの自生~山が綿雪が積もったようで美しかった!

千石山の白い山茶花の写真
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佐賀県の吉野ケ里町、千石山に自生するサザンカを見に行って来ました。

千石山のサザンカは、自生北限地帯として国の天然記念物に指定されています。
(約2.9haの山の斜面に2208本のサザンカが自生)

うーーーん。行って本当に良かった!
今までに見た事もないような、サザンカの群生がそこにはありました。
山が綿雪が積もったように白くなると聞きましたが、本当にそんな感じでした。

周囲には、サザンカの優しい香りが漂って、とっても癒される~

千石山のサザンカ自生北限地帯へ

千石山のサザンカの見頃は、10月の中旬から11月下旬とあります。
11月の初旬に行きましたが、きれいなサザンカを見る事ができました。

アクセス

住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈1710-11

東脊振ICから国道385号を北に約6kmほど。
くねくねとした道を山へ山へと上っていきます。

サザンカの自生北限地帯は、
福岡県との県境、国道385号沿いにの『道の駅 吉野ケ里』のすぐ近くにあります。
『道の駅 吉野ケ里』をナビに入れるとわかりやすいです。

吉野ケ里公園からだと約20分ほどの場所。

千石山サザンカ自生北限地へ

道の駅から歩いて行けるようになっています。遊歩道になっています。

看板には、「さざんか園」まで徒歩3分と書かれています。
遠かったらどうしよう~と思ったけど、3分という文字に一安心。

あれれ、遊歩道にはピンクのサザンカが咲いていました。
お出迎えしてくれたのかなぁ・・・きれいです。

自生しているのは、白いサザンカです。
サザンカの野生種は、白色五弁花。白のひと重咲きです。

今では改良されて、いろんな園芸品種がありますよね。

ここの純林は、「千石山サザンカ自生北限地帯」として国指定天然記念物。
楽しみです。

「さざんか遊歩道」をどんどん上っていきます。

結構な坂でもあります。
ちょっと息切れしちゃいました。 でも3分ほど!

散策して見つけましたが、
道の駅の先から左折する道路。車で行く方法もあるようです。
広い道ではないけど、十分離合が出来る道です。

歩くのが苦手な人はこちらからの方が楽かもしれません。

さざんか園へ到着

遊歩道を上りきると、

大きな木に白い山茶花の花がたくさん・・・

思ってた以上の大きな木がたくさんあってちょっと驚きです。

サザンカの密林になっています。

原種のサザンカ?

派手さはないけど、なんとも愛しい感じ。

可愛らしいですね。

お茶の花に良く似ています。
お茶もサザンカもツバキ科ツバキ(カメリア)属です。

近くで見るとこんな感じです。

それにしても綺麗ですね。
花びらが薄くて可憐です。優しい香りがしますよ。

野生のサザンカは、日本のみで見られるそうですよ。

蕾もまだまだあったので、しばらくは見頃が続きそうです。

 

案内の看板がありました。

サザンカは、九州・四国及び本州西端の暖地に自生するそうです。

東脊振村付近は自生の北限。
2・9ヘクタールの面積に2,208本ものサザンカで純林を形成しているそう。
約4~5メートル間隔で、高さ10メートル前後の巨木の林。

推定100年以上のものあるそうです。

案内看板を読んでると、ここは自然に茶樹が生えて茶園化するお茶やサザンカの生育にとても適している場所のようです。
(近くには、日本最初のお茶の栽培地もあります。)

こんなにたくさんのサザンカが自生しているなんて、不思議でたまらなかったけど、読んでるうちに謎がとけそう。

 

雪を思わせるサザンカの白い花たち

白い雪がうっすら積もったみたいな・・・・

すばらしい自然に出会えた喜びいっぱい。

帰り道もトコトコと林の中の遊歩道を下りました。

下りは上りよりもやっぱり楽ですね~

 

周辺の観光地

『道の駅 吉野ケ里』には、『さざんか千坊館』という物産館があります。

地元で採れた野菜や加工品、パン屋さん、レストラン、休憩所があって充実しています。
高台にあるので景色も最高!

展望所からは耳納連山、雲仙普賢岳、佐賀平野を一望できます。

道の駅吉野ヶ里 さざんか千坊館
住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈1710-11
お問い合わせ:0952-55-6175
定休日:毎月第3水曜日(12月は除く),12/31~1/3
営業時間:9:00~18:00 12月30日は16:00まで
  • 蛤水道
    福岡市へ流れる水を佐賀県に流すために造られた全長1,260メートルの人工水路。
    九州自然遊歩道の一部として四季折々の風情が楽しめます。
  • トムソーヤの森
    権現山の一角につくられた総合公園です。アスレチック広場や眺望抜群の展望トリデなど自然を満喫できる施設。
  • 日本最初の茶の栽培地
    1191年、臨済宗の栄西禅師が宋から持ち帰ったお茶の種子を霊仙寺にまき日本で初めて茶の栽培が始まったそうです。
  • 脊振神社
    弁財天がご神体として祀られている。古の神事を今に再現した「採燈護摩供(さいとうおおごまく)」が行われます。

 

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