蓮(ハス)は、水の中からぐっと伸びてきた茎に、とてもきれいな花を咲かせ、暑くなってきた初夏に、爽やかな彩りを与えてくれます。
いろんな種類の美しいハスの花に癒されませんか。
目次
初夏に見かける綺麗なハスの花 特徴や様子
ハスの花は、品種によって早咲きの物や遅咲きのものがあり、一概には言えませんが、初夏からお盆を過ぎるころまでが開花時期になります。
花は、夜明け前の早朝に開花して、午後には花を閉じるものも多いです。
3日ほど開閉を繰り返して、4日目になると花弁を落とし花托を残します。
水生植物、多年草
学名:Nelumbo nucifera
和名:ハス(蓮)
科名 / 属名:ハス科 / ハス属
原産国:熱帯~温帯アジア、オーストラリア北部、北アメリカなど
ミセス・スローカム
「ミセス スローカム(Mrs. Perry D. Slocum)」
ペリースローカム(Perry D. Slocum)氏によって、黄花蓮(キバナハス)と中国産の八重赤色品種を交配して1965年に作出されました。
大型の黄紅色で八重咲き種。
大きな花弁は、豪華で見ごたえがあります。
色の変化が面白いハスです。
咲き始めは、淡い紅色で全体に黄色味を帯びています。
蕾(つぼみ)のようす。
先が薄っすら紅色。
2日目以降は、赤は花弁先に残るのみで中心部は淡い黄色になります。
とても華やかです。
誠蓮(まことはす)
「誠蓮(まことはす)」
在来園芸品種。福岡県の佐藤誠氏が食用蓮「備中」から作った品種。
大型の八重咲き種。花弁数が多く100枚を超えるとも。
色合いが華やかで、とても愛らしい花です。
お盆用の切り花としても栽培されています。
色づいてる蕾のようす。
きれいですね。
真如蓮(しんにょれん)
「真如蓮(しんにょれん)」
山口県のに西園寺に伝わる品種。
白、一重咲き
清楚でスッキリとした感じです。
凛として清々しい印象です。
蕾も白っぽい。
酔妃蓮(すいひれん)
「酔妃蓮(すいひれん)」
別名「孫文蓮(ソンブンレン)」
孫文により贈られた中国産ハスの種より育成。
爪紅の一重咲き 大きな花を咲かせます。
白の花弁の先にほんのりと紅がのり(爪紅)、酔ったお妃を連想させる事から命名されたそうです。
蕾は、先が薄いピンク色。
優しい雰囲気。
浄台蓮(じょうだいれん)
「浄台蓮(じょうだいれん)」
在来園芸種。
江戸時代には観賞されており、当時上野不忍池に植えられていた記録あり。
中型の紅蓮系一重咲。
花弁に入る細い線、輪郭が濃いピンクが特徴的です。
つぼみには、濃いピンク、線もがはっきりしています。
白万々(しろまんまん/はくまんまん)
「白万々(しろまんまん/はくまんまん)」
江戸時代より今日まで伝わっている伝統園芸品種。
大型の白、八重咲品種。花弁が多く100枚を超えるとのこと。
華麗で上品な印象の蓮の花。
花びらの数が多くて、とてもきれいです。
「紅万々(こうまんまん)」という名の赤い花もありますよ。
薄っすら緑がかってる白くておおきな蕾。
ふっくらと膨らんで、もうすぐ咲きそう・・
日本古代蓮(にほんこだいはす)
「日本古代蓮(にほんこだいはす)」
埼玉県にあるゴミ処理所建設予定地を整地した場所に池ができ、そこから発芽した蓮。
別名は、「行田蓮」
紅蓮系一重咲。
蕾もしっかり色づいています。
三色蓮(さんしょくれん)
「三色蓮(さんしょくれん)」
色合いがとても綺麗です。
つぼみはバラのようですね。
黄色がかった花びらと、優しいピンクの蕾がきれいです。
とてもステキ。
いつまでも見ていたい・・
茶碗蓮(ちゃわんはす)
「茶碗蓮(ちゃわんはす)」は、ハスの園芸品種のなかでも小型の品種の総称です。
いくつもの系統があり、鉢栽培や切り花に用いられます。
色も淡紅色から白色の花、また一重咲きや八重咲があります。
名前の由来は、お茶碗のなかでも育てられるということからだそう。
全体的にコンパクトサイズ、
蕾もピンクでとても綺麗ですね。
食用ハス
「食用ハス」
食用に栽培されてる レンコンのハスは、背丈が高く花も葉も大きいです。
鑑賞用のハスとは、少し違った雰囲気を持っています。
食用ハスの花も、優しい感じがしてとても綺麗です。
大きな葉は傘になりそうなほどで、近寄ると生命力を感じますよ。
蕾も咲き始めもうっとり・・・・