原種の山茶花(サザンカ) 自生種の花のようす

原種の山茶花(サザンカ)の写真
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原種の山茶花は、白い花びらの一重咲きで、素朴で優しい雰囲気が漂う花を咲かせます。お茶の花にも少し似ています。

山茶花(サザンカ)はツバキ科の常緑小高木で、日本固有種。
山口県から沖縄県にかけての山林では、野生の自生種を見ることができるようです。

佐賀県神埼郡吉野ヶ里町の千石山には、自生している山茶花(サザンカ)の群生があり、辺り一面甘い香りに包まれていました。

自生している原種の山茶花(サザンカ)は、素朴で美しくよい香り

佐賀県神埼郡吉野ヶ里町の千石山に自生している山茶花(サザンカ)

佐賀県神埼郡吉野ヶ里町の千石山に自生している山茶花(サザンカ)。
透明感のある白い花がたくさん咲き誇り、薄っすらと積もった雪のようでした。

 

原種の山茶花(サザンカ)の特徴

中国で山茶花とはツバキ類の花のことで、同じツバキ属のチャノキ(茶の木)に対して山に生える茶という意味だそうです。

ツバキの中国名「山茶花(さんさか)」が誤記により「茶山花(ささんか)」になり、それが訛って「さざんか」なったとも言われています。

江戸時代初期の園芸書には、山と茶が逆さになった「茶山花」と記されてるそうで、「ササンクワ」と呼ばれたものが途中で変わった説もあります。

「椿(ツバキ)」と「山茶花(サザンカ)」は、同じ科のよく似てた花ですが、椿(ツバキ)は、花ごと枝からポトリと落ちますが、山茶花(サザンカ)はパラパラと花びらを散らします。

 

原種の山茶花は、一重咲きの白花。
10~12月にかけて開花します。
花径6~7センチほど。
花弁数は5~7弁。

 

原種の山茶花が見られるところ

サザンカの自生種は、沖縄県の西表島を南限とした南西諸島から、福岡県の北部を除いた九州のほぼ全域、四国南西部および山口県の萩市に分布する。

自生北限地は、かっては佐賀県神埼郡東背振村の千石山(背振山系、北緯33度23分)とされ、1924年に国の天然記念物に指定されたが、その後、長崎県壱岐島(北緯33度50分)にも自生がみつかり、さらに最近では山口県萩市の指月山(北緯34度37分)が北限地とされている。引用:東京農工大学のサザンカ

 

原種の山茶花(サザンカ)のようす

山茶花の古木にたくさんの白花が咲いてる様子の写真

吉野ヶ里町の千石山には、約2.9haの山の斜面に2208本のサザンカが自生しているそうです。

原種の山茶花がたくさん咲いている様子の写真

白い花をたくさん咲かせていました。
原種の山茶花は、普段みかける山茶花に比べるとかなり小ぶりです。

原種の山茶花の花の写真

花は一重咲き。
花びらは白一色で、黄色い雄しべが多数あります。

原種の山茶花の花のアップ写真

透明感のある花びらで、近くで見るとうっとりするほど綺麗でした。

原種の山茶花が咲いてる様子の写真 透明感がある原種の山茶花の花の写真 原種の山茶花がたくさん咲いてる写真

白い山茶花の花言葉は、「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」。

 

園芸種の山茶花の花

ピンクの山茶花の写真

同じ時期に咲いていたピンクの山茶花。

山茶花の園芸種の花色は、赤、ピンク、ぼかしなど濃淡もさまざまです。
花形や大きさも多様で、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種もあるようです。

 

お茶の花

お茶の花の写真

茶の木も山茶花と同じくツバキ科ツバキ属。
原産地は中国。
秋~冬に白い花を咲かせます。(開花時期:10月~11月下旬ごろ)
原種の山茶花の花にくらべると小さいです。

花径3~5センチほど。
花弁数は5弁。

たくさんの黄色の雄しべを囲い込むように小さな白い花を、やや下向きに咲かせます。

お茶の花の花言葉は「追憶」「純愛」。

 

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