ヒメツルソバ(ポリゴナム)は、コンペイ糖のような小さな花も可愛いのですが、秋になると葉が赤く色づき、とてもきれいです。
しかもヒメツルソバ(ポリゴナム)の秋は、花盛りの最中。
たくさんのピンクの小花と、葉の紅葉の彩りを同時に楽しめます。
ヒメツルソバ(ポリゴナム)の特徴や紅葉の様子
秋になると、葉を色づかせ多くの花を咲かせるヒメツルソバ(ポリゴナム)。
ヒメツルソバ(ポリゴナム)の特徴
ヒメツルソバ(ポリゴナム)は、ヒマラヤからロックガーデン用に日本に導入された、タデ科の多年草。
草丈が低く、ほふく性で地を這うように広がる植物です。
花は春から秋にかけて、ソバの花によく似た小花が多数集まった直径1cmほどのピンク色の花を咲かせます。
葉は4cmほどの卵型で、表面には暗紫色のV字の斑紋が入っています。
秋になり寒くなってくると色付き紅葉します。
丈夫で繁殖力が強く、河原の堤防や路地の隙間で野生化している株もよく見かけます。
科・属名:タデ科・イヌタデ属(ペルシカリア属)
別名:ポリゴナム
原産地:ヒマラヤ
開花時期:4月~11月
草丈:5~10㎝
花言葉:「愛らしい」「気が利く」「思いがけない出会い」
ヒメツルソバ(ポリゴナム)の10月と11月の様子
10月になったばかりの頃は、緑の葉を茂らしていたヒメツルソバ(ポリゴナム)。
花もたくさん咲いています。
11月になると、紅葉がはじまり葉が色づきはじめました。
たくさんの花をつけながらの葉の彩り。
この時期のヒメツルソバ(ポリゴナム)はとても綺麗です。
葉色は緑のものあれば、朱色から紫がかったワインレッドまで。
葉の表面にはV字の模様がついています。
ヒメツルソバ(ポリゴナム)の紅葉の様子
11月の終わりになると、赤く紅葉したヒメツルソバ(ポリゴナム)をあちこちで見かけます。
真っ赤に紅葉したヒメツルソバ(ポリゴナム)。
葉も茎も真っ赤です。
葉の特徴でもあるV字の模様はうっすら。
ヒメツルソバは、春から秋まで長期間よく咲いてくれますが、秋に一番多く花をつけます。
花は咲き始めはピンクで、徐々に色が抜けて白へと変化します。
花は集合花で、小さい花が球状に集まった金平糖のような形。
花弁はなくて小さな萼が5裂しているようです。
我が家には12月になっても紅葉しないヒメツルソバ(ポリゴナム)もあります。
紅葉は株によって個体差がありそうです。
またヒメツルソバ(ポリゴナム)は、とても丈夫で場所も地質も選ばないようです。
放置していても年々株が大きくなっていき、あちこちに繁殖します。
関東地方以西であれば、冬は地上部が枯れますが、根は残って冬越しし、春にまた芽吹いてくるようですよ。