セイヨウニンジンボクが大きくなってびっくり!特徴や育て方

大きく育ったセイヨウニンジンボクに薄紫のきれいな花が咲いた様子の写真
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暑い夏でも、爽やかな薄紫の花をたくさん咲かせてくれるセイヨウニンジンボク。
近づくと、ふんわり~としたこれまた爽やかな香りがします。

優しい色合いがとても素敵ですよ。

園芸店で買った小さなセイヨウニンジンボクが、あっと言う間に大きくなってびっくりしています。

手間いらずで丈夫な育てやすい花木みたいです。

セイヨウニンジンボクを植えてみた。特徴や育て方

庭に咲いてるセイヨウニンジンボクの花の写真

セイヨウニンジンボク(西洋人参木)』 はシソ科ハマゴウ属の植物。落葉低木。
花が少なくなる初夏から秋にかけて、淡紫色の小花を穂状につけます。

原産地は南ヨーロッパから中央アジア。
明治時代に日本へ渡来。

学名:Vitex agnus-castus
別名:別名:ヴィテックス(Vitex)、Chaste tree

 

セイヨウニンジンボクとの出会い

家にあるセイヨウニンジンボクは、近くのホームセンターで苗を購入したものです。

実は、ディスカウントしてるコーナーにあった見切り品で、お店のすみっこに並べられてあった小さな苗。

まだ花も咲いてなく、名札もなかったので、「どんな花が咲くのかな~」って、「育ってくれれば良いな~」っと思って買ったもの。
良く覚えていないのですが、200円位でした。

こんなに大きくなるとも思わず花壇のひとコーナーに植えてみた所、
みるみる内に大きく育って、1年目には1メートル越え、2年目には2メートル越えとなりました。

大きくなりすぎ!

うれしいを通り越して、びっくりです。

 

セイヨウニンジンボクの特徴

庭に咲いてるセイヨウニンジンボクの花・蕾・葉のようすの写真

梅雨の頃~ すみれ色の唇形をした小さな花を次ぎ次ぎと咲かせます。
シソの花みたいな穂状の花で、夏場まで咲いています。

枝が細めなので、風にゆらゆら揺れてる様子がとても爽やかです。

花にも葉にも、木にも香りがあります。

近寄ると、爽やかなきりっとした香りがします。
甘い香りではなくてスッキリしたクリアー、スパイシーな香りです。

手で葉を触ると、手に香りがいつまでも残ってるような感じです。

乾燥した実は、コショウの代用として使われたり、女性のホルモンバランスを改善するハーブとしても利用されてます。

ニンジンボクという名は、葉がヤクヨウニンジン(薬用人参)に似ていることから名づけられたもの。

乾燥や暑さにも強く、生育旺盛。

樹高、2m~6m。  耐寒性/強い・耐熱性/強い

 

セイヨウニンジンボクの花

セイヨウニンジンボクの花のアップ写真 雌しべや雄しべの様子

小さな花は筒状花で、5裂の唇形。
花びらは、外側にカーブしています。

雄しべと雌しべが花弁の外側に長く突き出てる。
(雄しべ4本、雌しべ1本)

 

セイヨウニンジンボクの蕾

セイヨウニンジンボクの蕾の写真

若緑の丸いつぼみがたくさんつきます。
下の方から円錐ぽく、次々花が咲いていきます。

 

セイヨウニンジンボクの葉

セイヨウニンジンボクの葉の写真

葉は披針形の小葉が5~7枚程度集まった手のひらの形の掌状(しょうじょう)。
葉が向かい合ってつく対生です。

葉っぱは、花が終わって結実した後に落葉していきますよ~

葉が落ちた冬になると、少しボウボウした感じの枝が残ります。

 

セイヨウニンジンボクの種

セイヨウニンジンボクの花が枯れて種になった様子の写真

花が終わったら種もいっぱい~
種は小さい球状の核果です。

ちょっとシソの実みたいな感じです。種からも良い香りがします。

 

セイヨウニンジンボクの育て方

満開のセイヨウニンジンボクと蕾のセイヨウニンジンボクの写真

日当たりと水はけのよい場所に植えれば、まず大丈夫だと思います。

私の場合、買ってきて植え付けした後は、ほぼほぼ放置気味でした。
暑い日の水やりと、液体肥料を他の植物に与える時に同時に与えたりしています。

 

セイヨウニンジンボクの一般的な育て方

  • 栽培環境 

日当たりと水はけのよい場所、ジメジメし過ぎず、乾きすぎない土壌が適します。
午前中に日が当たるような場所から日なたで、冬に乾燥した寒風が当たらない場所。
寒さの厳しい地域では防寒対策が必要になります。(関東以西の暖地であればまず問題ない。)

  • 水やり

乾燥気味な環境を好むので地植えの場合は特に必要ありません。
極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりします。

  • 肥料

春先に緩効性肥料を与えます。

  • 剪定

花は翌年の春以降に伸びた枝につくため、花の後であれば時期を気にせず剪定できます。
適期は2月下旬~3月です。
剪定に強く新芽を出す力も強いので、好きな高さ、樹形に育てやすい植物です。

花後に切り戻すと、秋に再び花を付けます。

※放置しているとどんどん大きくなる植物です。あまり大きくしたくない場合は、冬の休眠期に新芽を残しつつ、短めに切っても大丈夫みたいです。

pino
あまり大きく育ったので、3分の1位に思い切って剪定してみました。

なんともなかったかのように、初夏になると前年と同じ位になり花を咲かせてくれました。

 

  • 増やし方

春と秋に挿し木で殖やすことができます。

適期は3月、9月で、枝を2~3節で切り取り、節の下1㎝程度のところを斜めにカットします。
付いている葉は1/2~1/3程度の大きさに切り、水揚げをします。
挿し木用土に挿して、水を切らさないように明るい日陰で管理します。
発根には2~3ヶ月程度かかります。

※病害虫の発生はほとんどありません。

庭にセイヨウニンジンボクが咲いてる様子の写真

セイヨウニンジンボクの涼しげに咲くようすに癒されています。

優しい色合いで、他の植物の相性も良いです。
ハーブガーデンにも似合いそうな花だと思います。

 

pino
とっても丈夫で手間いらず!
ちょっと大きくなりすぎるのがビックリ(@_@)

少しずつではなくて、あっと言う間に成長する花木ですね😊

 

セイヨウニンジンボクは薄紫の花がメジャーですが、ピンクの花や白の花もあります。紫がかった葉をもつ品種(プルプレア)という種類もあります。

花言葉「純愛」「思慕」「才能」です。