10月の中頃、街中を歩いていると、ツツジが咲いている様子に遭遇しました。
赤いお花が可愛らしい。
でも、もう秋なのにどうして?
ツツジの種類は、春になると小ぶりな花をたくさん咲かせるキリシマツツジみたいです。
「あ、春が来た」と勘違いしてしまったのかな。
どうして秋に咲いてるのか調べてみました。
また、ツツジの種類のなかには、秋に咲く品種もあるようです。
ツツジは、秋に咲く? 理由や秋に咲く品種
10月に咲いていた「キリシマツツジ」。
ツツジは日本を代表する春の花木のひとつで、花の見ごろは4月から5月中旬となっています。
九州では、桜が終わってしばらくすると、ゴールデンウイーク前にツツジの季節がやって来ます。
ですが、
秋にもこんな様子で可愛らしく咲いているツツジを見かけました。
花が終わって枯れてるものや、蕾も多くあったりしてます。
【ツツジ(躑躅)】
ツツジ目ツツジ科ツツジ属の常緑/落葉低木
原産地は、日本・中国を中心としたアジア東部
開花時期は、4月~5月中旬
※
写真のツツジは、公園などでもよく見かける「キリシマツツジ」
キリシマツツジは、九州南部の霧島山中に自生するヤマツツジの中から選抜して改良された栽培品種。
ミヤマキリシマとヤマツツジの交配種とみられてるようです。
ツツジが秋に咲く理由
ツツジが秋に咲いてるのは、季節外れの開花「不時(ふじ)現象」と、秋にも咲く品種「二季咲きツツジ」の場合があるようです。
ツツジの場合は、夏の終わりを告げる涼しさを冬だと思い、再び暖かくなると春だと思うような勘違いも多くみられるようです。
不時(ふじ)現象とは?
不時現象は、台風の後や異常気象の年に発生しやすいとも言われています。
そういえば、今年は風の強い台風がやってきて家の植物もダメージを受けました。
このツツジの開花にも、影響があったのかもしれません。
秋にさくらが咲いたり、真冬にもんしろちょうが飛んだりすることがあります。このように生物季節現象がその平年の起日と著しくかけ離れた時期に起きる場合に、これを「不時現象」といいます。開花に関する不時現象は目につきやすいため「狂い咲き」という表現をされることもあります。
引用元:大分地方気象台ホームページ
二季咲きツツジ
二季咲きとは、春と秋など、年に2回花が咲くこと。
春と秋に開花する二季咲きの品種のツツジのこと。
- 「元の助(モトノスケ)」
ミツバツツジとカラフネつつじとの交配種。
3~4月と10月の二季咲き。
- 「ロージー」
小さなピンクの八重サツキ。
5月頃と10月頃の二季咲き。
秋では、ありませんが冬に咲いてるツツジもあります。
鹿児島県の奄美では、「サクラツツジ」が早いところだと12月頃から咲き始めたりするようです。