ヤナギバルイラソウ(柳葉ライラ草)ってどんな植物? 特徴や育て方

川辺に咲いてるヤナギバルイラソウ
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夏になると、道路脇や川辺に青紫の花は咲かせてるヤナギバルイラソウをよく見かけます。
雑草のように育っていますが、爽やかな色とシンプルな花の形が綺麗です。

ヤナギバルイラソウは一日花で、夕方になるとポトリと地面に落ちますが、翌朝にはまた次々と開花します。

タネを勢いよくはじきとばして、あちこちで芽を出す植物で、我が家でも知らない間にはびこっています。

ヤナギバルイラソウ(柳葉ライラ草)の特徴や様子 育て方

川辺に咲いているヤナギバルイラソウの写真

キツネノマゴ科ルイラソウ属の半耐寒性の宿根草、半耐寒性常緑小低木。

ヤナギバルイラソウの特徴

ヤナギバルイラソウは、メキシコ原産の外来植物で帰化植物。
繁殖力が強く野生化しているものをよく見かけます。コンクリートの隙間などからも生えています。

ヤナギのような細長い葉の脇から伸びた花柄の先に、先が5つに裂けた漏斗形の薄い青紫色の花を咲かせます。

一日花で、夕方になるとめしべを残して、花がするりと落ちます。

園芸品種もあり、「ルエリア・サザンスター」は、ピンクや白の花を咲かせます。

とても似てる花には、「ムラサキルエリア」があります。
葉が細くなく、楕円形の葉なので見分けがつきます。

名前の由来は、葉がヤナギ(柳)の葉のように細長いルイラソウ(ルイラ草)で、ルイラはフランスの植物学者Jean de la Ruelleにちなんでつけられた属名のRuelliaが転訛したものです。

 

学名:Ruelllia brittoniana Leonard
科・属名:キツネノマゴ科・ルイラソウ属
別名:ムラサキイセハナビ(紫伊勢花火)、ヤナギバスズムシソウ、ルエリア・スクアローサ 、コモン・ルエリア
原産地:メキシコ
草丈:60cm~90cm
花期:4~11月
花言葉:「正直」「勇気と力」「愛らしさ」「魅惑」

 

ヤナギバルイラソウの様子(花・葉・蕾・果実)

ヤナギバルイラソウが咲いてる様子の写真

葉腋(葉のつけ根)から花茎を出して、その先に紫色の花を咲かせます。

ヤナギバルイラソウの花、アップ写真

花径は5cmほどで、花冠は、5つに深く切れています。

花弁に多数の皺が見られます。
雄しべや雌しべが花に隠れて見えないので、とてもシンプルな形に見えます。

ヤナギバルイラソウの花の中、雌しべや雄しべの写真

花の奥を覗いてみると、中央に雌しべが1本。
長い雄しべ2本があり、その下には短い雄しべ2本があります。

夕方、ぽとりと落ちたヤナギバルイラソウの写真

夕方になると、萼と雌しべを残して、花冠がそのままぽとりと落ちます。

きれいに咲いてるヤナギバルイラソウを数本摘んで花瓶に挿していると、夕方には葉だけの状態になっていてびっくりします。

ヤナギバルイラソウの蕾と果実の写真

蕾と果実。

薄紫のものは、ヤナギバルイラソウの蕾。(明日咲かせる花のようです)

先が尖った細長い緑は莢で、中には種子が沢山入っています。
ヤナギバルイラソウの果実は蒴果で、種が熟すと裂けて種が周囲に飛散します。

ヤナギバルイラソウの茎の様子の写真

茎は固く、所々紫がかっています。
草の名が付くが、常緑小低木で木の仲間だそうです。

ヤナギバルイラソウの葉の写真

葉は柳の葉に似て細長く線形。
長さ6~20㎝、幅1~2㎝で、縁がゆるく波打ちます。

川で見かけたヤナギバルイラソウの群生

川で見かけたヤナギバルイラソウは、群生のようになっていました。

 

ヤナギバルイラソウの育て方

ヤナギバルイラソウが咲いてる様子に写真

関東地方以西の霜が下りない地域であれば戸外越冬可能な植物。
こぼれダネでもよく増えます。

とても丈夫な植物なので、地植えの場合は放任でも、育ち毎年きれいな花を咲かせます。
しかし株は年々大きくなっていくので、植える場所には注意が必要です。
茂って背丈が高くなってきたら短く切ってしまいます。

 

  • 栽培環境
    日当たりと水はけのよい場所であれば土質を選ばない。
  • 水やり
    地植えの場合は降雨にまかせます。
    鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
  • 肥料
    特に必要ありません。
  • 増やし方
    株分けで増やす。
  • 病虫害
    特にありません。

 

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