ルドベキアの花の大きさは、品種により大小様々ですが、「ルドベキア・タカオ」は、小さなヒマワリみたいな花をたくさん咲かせ、株全体では非常に目立ち華やかです。
とても丈夫な植物で、真夏の猛暑でも元気に花を咲かせます。
別名は「ルドベキア・トリロバ」、「ミツバオオハンゴンソウ(三葉大反魂草)」、「 オオミツバハンゴンソウ(大三葉反魂草)」。
花の中心部を瞳にみたて、英名では「Brown-eyed Susan(茶色い瞳のスーザン)」と呼ばれています。
小さなひまわりみたいなルドベキア・タカオ 特徴や様子・育て方
「ルドベキア・タカオ」は、ルドベキアの園芸品種、流通名。
キク科 オオハンゴンソウ属の二年草、または短命の多年草。
ルドベキア・タカオの特徴
北アメリカ原産の帰化植物で、道端・荒地・草原などにも生育しています。
ルドベキア・タカオはルドベキアの仲間で、小輪多花性で高性品種。
花の中心(筒状花)が褐色で、花びら(舌状花)が黄色の花を咲かせます。
「ルドベキア Rudbeckia」は、オオハンゴンソウ属の園芸品種を呼ぶようで、多くの園芸品種が作り出されています。
花期が長く、丈夫で育てやすい植物です。
学名:Rudbeckia triloba var. sericea ‘Takao’
別名:ルドベキア・トリロバ、ミツバオオハンゴンソウ(三つ葉大反魂草)、オオミツバハンゴンソウ(大三葉反魂草)
花期:夏〜秋
草丈:50-150cm
ルドベキアの花言葉:「正義」「公平」「あなたを見つめる」。
ルドベキア・タカオの花の様子
茎は高さ50-150cm。
茎の頂がよく分岐して、直径4cmほどの頭状花を多数つけます。
全体が細毛に被われてます。
頭花を構成する花は、黄色い舌状花(花びら)と褐色の筒状花(花中央で円錐形に盛り上がった部分)。
キク科の植物は、多数の花が集合して、花としての機能を分担しあっています。
筒状花には、雄しべと雌しべがあります。
葯の先端に、黄色の花粉が付いています。
葉は、先の尖った楕円形で、長さ4-12cm、疎らな鋸歯があるか全縁で、互生。
茎の下部につく葉は3裂します。
茎の下部にある葉が3裂していることから「三つ葉大反魂草(ミツバオオハンゴンソウ)」という名が付けられています。
果実は、冠毛のない痩果。
花が枯れた後に、黒い芯が残ります。
乾いたら切り取って、さらに乾燥させると黒い小さな種が採取できます。
正面から見たルドベキア・タカオの花。
横から見たルドベキア・タカオの花。
丸い茶色の筒状花が目立ちます。
ルドベキア・タカオの育て方
鉢植えでも地植えでも栽培することができます。
一度植えると環境が合っていれば毎年開花します。
強健で育てやすい植物で、我が家では放任で育っています。
寒さにもそこそこ強いので、地上部がなくなっても根が枯れていなければ春には芽吹きます。
こぼれ種からもあちこち芽を出してきます。
種まき時期は、春の3月~4月の間。秋の9月~10月の間。
プランターに種をまきます。
秋まきの場合は凍結しないように管理します。
繁殖力が強いので、苗を地植えにする場合は、ほかの植物の生育の邪魔にならないようにする必要があります。
- 栽培環境
日当たりと風通しのよい場所を好みます。 - 用土
水はけがよく肥沃な土で育てます。 - 水やり
乾燥には強いですが、多湿に弱い面があります。
地植えの場合は、雨天に任せる。乾燥が続いたときには水やりをする。
鉢植えの場合は、表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。 - 肥料
地植えの場合は、特に必要ありません。
鉢植えの場合は、開花期間中に緩効性化成肥料を与えます。 - 剪定
終わった花をこまめに花茎を剪定しておくと、次の花にエネルギーが回ります。背丈が高くなりすぎる場合は切り戻しをすると整います。 - 増やし方
株分け、種まき。 - 病虫害
アブラムシやハモグリバエ。