長崎県東彼杵郡波佐見町にある「稗ノ尾河川公園(へのおかせんこうえん)」へ出かけてみました。
川沿いを列をなしてヒガンバナ彩っています。
そして色づき始めた田んぼを、赤く縁取るようも咲いていました。
とても綺麗な光景です。
のどかな景色と相まって、癒しの空間が広がっていました。
稗ノ尾河川公園周辺に咲くステキな彼岸花
「稗ノ尾河川公園」は、佐賀県の嬉野へ続く長崎県道1号(佐世保嬉野線)の道路沿いにあります。
「はさみ温泉」の大きな看板が目印で、「稗ノ尾河川公園入口」の案内があります。
公園には明治41年築の石造アーチ橋が小樽郷に移築保存され、一帯が稗ノ尾河川公園として整備されています。
明治41年築の石造アーチ橋の「稗の尾の眼鏡橋(ひのおのめがねばし)」。
波佐見町内で唯一残る眼鏡橋で、町有形文化財に指定されてます。
陶石・焼物荷などの重量物を馬車で運搬するために架橋された石造の眼鏡橋。
稗の尾の眼鏡橋は、川棚川に架る「石造り双円アーチ橋」。
周辺には桜も多く植栽されています。
稗ノ尾河川公園のまわりには田んぼがあり、川があり、畦(あぜ)道や川辺にはたくさんのヒガンバナが植えられています。
稗ノ尾河川公園周辺のヒガンバナの様子
稗の尾の眼鏡橋ちかくのヒガンバナ。
ヒガンバナは、決まってお彼岸の頃に咲く赤い花。
田んぼの脇には、赤いヒガンバナがが列をなしてます。
土手に咲いてるヒガンバナ。
地面からすっと伸びた葉のない茎先に咲く、炎を連想させるような大輪の赤い花。
少し不思議な感じな花を咲かせる植物です。
ヒガンバナは、「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」という別名も有名ですが、法華経の仏典に由来する言葉で、「紅色の花」を意味すると言われています。
他にも、仏具の天蓋に似ていることから「天蓋花(テンガイバナ)」などの名もあります。
近くで見るとしばし時間を忘れ、見とれてしまいます。
細い花びらが放射状に広がり、鮮やかに咲いています。
田んぼの畔道に咲いているヒガンバナ。
お米の穂も色づいてコントラストがきれいです。
彼岸花は毒があるため、田んぼを荒らすネズミやモグラ・虫などの被害を防ぐ役割もあるそうです。
秋の始まりを告げる花。
秋風に揺れる秋景色を楽しめる季節へ。
田んぼの周りの小道を1周すると、結構な距離でしたが気持ちのよい散歩。
川棚川の川辺に咲くヒガンバナも列をなしています。
川辺を赤く染めています。
ヒガンバナは、葉っぱがない茎の状態の時は、目立ただず存在感もありませんが、花が開くと、突然存在感を増し驚かせてくれます。
秋の彼岸の頃に開花することにちなんで名付けられた「ヒガンバナ(彼岸花)」。
のどかな風景と美しいヒガンバナに、とても癒されたひと時を味わえました。
ヒガンバナの葉は、花が終わった後に出てきます。
細くて光沢のある葉です。