柏(カシワ)のドングリ~もじゃもじゃ帽子で丸く包まれてます

カシワの木に実ってるドングリの様子の写真
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秋に実る柏(カシワ)の木の実、柏(カシワ)のドングリはモジャモジャした深い帽子に包まれている丸っこいドングリ。

クヌギやアベマキもモジャモジャの殻の丸いドングリですが、柏(カシワ)は、カシワ餅を包んでるな葉っぱ、手のひらみたいな形の大きい葉なので見分けがつきます。

クヌギやアベマキ葉の形は、クリに似ている細長い葉です。

柏(カシワ)のドングリの特徴やようす

柏(カシワ)は、ブナ科コナラ属の落葉高木で日本全国に分布しています。
樹高は10~15mの高さまで生長します

落葉性の木ですが、紅葉後に茶色い葉が枯れても落葉せずに春まで残るため「子孫繁栄」の縁起樹とされてます。

4月~6月頃に花が咲き、秋になると丸い果実、どんぐりをつけます。
カシワの花言葉「愛は永遠に」「勇敢」「独立」「愛想のよさ」「歓待」。

 

柏(カシワ)のドングリの特徴

柏(カシワ)のドングリはやや長めの球形で皮はとても堅くつやがあります。(1.5~2cm)。
もさもさしている突起がついた帽子が特徴的で、長くて反り返った鱗片が密生しています。

ドングリは、植物学的には、ブナ科(とくにコナラ属)植物の果実(堅果)の総称で、ドングリの種類は、日本固有種で22種あるそうです。(交雑種や変種、亜種などを含めるとさらにある)。

ドングリの種類を見分けるのはなかなか難しいので、木や葉っぱを見て判断するほうがわかりやすいようですよ。

 

たくさんの突起がついた帽子のようなものは、葉が変形したもので殻斗果(かくとか)、ドングリと呼ばれる果実は、堅果(けんか)と言います。

 

  • 殻斗果(かくとか)
    「ぼうし」や「はかま」と呼ばれたり。

 

  • 堅果(けんか)
    堅く乾燥した果実、またはその皮のこと。

 

柏(カシワ)の木の実(ドングリ)・葉・幹の様子

柏(カシワ)の花は4月~6月頃、新葉と同じ頃に花が咲きます。
雌雄同株で、雄花は垂れ下がり、葉の中央や脇に小さな雌花を咲かせます。

実は9~10月に成熟。はじめは緑色で後に褐色になります。

9月に見かけた柏(カシワ)のドングリ。
モサモサとした殻斗果(かくとか)に大切に包まれています。

カシワの葉は大きくうねうねと縁が波状になっているのが特徴。ブナ科の仲間では最大級。

大きさは15cm~30cmで、先にいくほど大きく広がり先が丸い。
縁は深い切れ込みが入ったギザギザの鋸歯(きょし)で、葉の裏には細かい毛が生えています。

木の肌は、灰褐色~黒褐色で、縦に深い割れ目が多く見られゴツゴツしています。

樹皮にはタンニンを多量に含み、かつては皮なめしや漁網の染料に使っていたそうです。

手にとると、芸術品みたいに綺麗なドングリです。
もじゃもじゃに大切に包まれていて、大きさも大きい。

カシワのドングリはネズミや烏などが食べる他、クマなども食べるそうです。

小動物の食べ残しや食べ忘れが芽を出し生長することも多く、分布を広げることにも役立っているそうです。

人間が食べれるドングリも色々ありますが、カシワのドングリは、アクの多いドングリのようです。
渋みがつよく私たちの食用にはあまり向かないようですよ。

 

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